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神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞 努力賞受賞!

2022/12/21

神奈川大学全国高校生理科・科学論文大賞」において、順天高校から応募した研究が、努力賞(14編)に選ばれました。

 この賞は、高等学校における学習・研究に新たな目標を与え、広く理科教育を支援する試みとして神奈川大学が2002年から実施しているもので、今年で第21回を迎えます。2022年12月1日(木)に開かれた審査委員会において、本校のミドリムシチームが行った研究「ミドリムシによる大腸菌滅菌作用」が、努力賞を受賞しました。ミドリムシチームの久保田夏帆さんと堤田葉月さんはともに理数選抜クラスの3年生。ミドリムシは身近な生物とは言え、生き物を対象にした研究は様々な苦労があったと思います。

 動物と植物の両方の性質を備えているミドリムシは、近年様々な研究がなされています。久保田さんらは、ミドリムシが微生物を食べる食作用に注目しました。大腸菌が含まれる培養液にミドリムシを加えると、ミドリムシの食作用により大腸菌を減らすことができるのではないか、という仮説を立てました。夏休みや冬休みもコツコツと実験を重ねてデータを集め、ミドリムシを加えると実際に大腸菌が減ることを確かめました。

 久保田さんはさらにA4で10枚分の論文を書き上げ、その内容が今回高く評価されました。ミドリムシを育てる所から自分たちで試行錯誤し、自らのアイデアを諦めずに最後まで実験をやり切ったところが素晴らしいと思います!今後もこうした研究を続けて欲しいと思います。