2025年8月7・8日の2日間、順天高校理研館3階ラーニングコモンズにて、順天高校と岡山学芸館高校による「高等部探究学校交流会」を開催しました。今年は順天高校の1~3年生13名、岡山学芸館高校2年生16名に加え、本校卒業生約6名をはじめとする多様な伴走者が参加し、生徒たちの探究活動に寄り添い、壁打ち相手として積極的に関わりました。
【 交流会の目的 】
探究活動の活発な複数の学校が集まり、探究課題について意見を交わすことで、
を目指しています。
テーマは 「途中経過の共有&他者の探究も自分事化し、一緒に発展し、気づき合う」 です。
【 活動の流れ 】
まず、参加生徒全員が自分の探究テーマや進捗を発表。
その後、「ほぎワア!」(褒める/疑問をぶつける/私だったらこうする/アドバイスを伝える)の4視点や「視点カード」を活用し、他校生・卒業生・教員から多角的なフィードバックを受けました。異なる地域・背景を持つ仲間の意見は、自分では気づけなかった課題や可能性を浮き彫りにしました。
続いて行われた未来設計ワークでは、2日間で得た学びをもとに、
行うのかをToDoレベルまで具体化。最後にペア宣言タイムとして、新しいペアと互いの計画を共有し、今後も継続的に進捗を報告し合う関係を築きました。10月以降にペアで中間報告を行うことを想定しています。
【 生徒の声(一部抜粋) 】
この2日間で、自分の探究の良いところや足りないところを、客観的に見てもらうことができました。発表や話し合いの中で何度も口にした「みんなを笑顔に」「笑顔共生社会」という言葉が、自分の新しい探究テーマとして浮かび上がってきたのは大きな発見でした。みんなからの質問や突っ込みがきっかけで、考えてみたいことがたくさん増え、自分の興味の引き出しを開けてもらえた気がします。
他校の発表では、仮説を立てて検証していくという探究の流れがしっかり基礎にあり、私たちのやり方との違いから効率的な進め方のヒントを得ました。探究時間が限られていても深く思考し、しっかり言語化できる姿勢にも大きな刺激を受けました。
まだ1年生で探究の経験は浅いですが、先輩方や他校生の探究からたくさんの学びを得られたことが何よりの財産です。ここで得た知識や視点、そして刺激を最大限に活かし、これからの探究を楽しみながら深めていきたいです。
今回の交流会は、「自分の探究を深めること」と「他者の探究を応援すること」の両方の価値を実感できる場となりました。
今後も本校は、全国の仲間とともに探究の質を高め、社会に向けて成果を発信していきます。