7月30日・31日の2日間、夏の探究活動として、社会福祉法人 東京都手をつなぐ育成会の皆さまとともに「課外活動 Week」を実施しました。中等部2学年の12名、英語選抜クラスの4名、さらに卒業生1名が参加し、“共生社会”をテーマにした学びと実践に取り組みました。
【 DAY1 】気持ちを理解し合い、共生社会を考える
初日は、自分や相手の気持ちを理解するグループワークからスタートしました。カードゲーム「こまった課」を体験。目に見えない障害や、多様な人々が共に暮らす社会について、楽しみながら理解を深めました。この活動を通じて、生徒たちは「共生社会」を想像し、考え、意見を出し合い、これまでの探究活動で培った視点をさらに広げることができました。
【 DAY2 】 2つのグループに分かれて実践的な取組を行いました。
①「支え合うまちの滝野川にんじんチャレンジ」
あすなろ福祉園の利用者さんと協力し、滝野川にんじんの種まきを行いました。看板やプランターづくり、土ふるいなどを一緒に行い、最後に種をまきました。プランターには本校文化祭で使用したプラ段ボールを再利用しています。地元の野菜を育てながら、地域の人々と繋がり、今後どのように活用していくかを午後のミーティングで話し合いました。今後の発展が楽しみな活動です。
②「デザインのアプローチで探る共生のまちづくり」
あすなろ福祉園を見学した後、北区の文化芸術施設「ココキタ」と「豊島5丁目団地」でフィールドワークを実施。地域の共生の取り組みや不足している点を発見し、施設利用者やアーティストへのインタビューにも挑戦する生徒もいて、非常に意欲的でした。学校に戻ってからは、地域の共生社会の取り組みを紹介し、あすなろ福祉園の利用者さんが参加できるアイデアについて発表を行いました。
今回の経験は、2学期以降の共生社会探究の分科活動に直結します。参加した生徒たちが今後リーダーシップを発揮し、学校と地域をつなぐ活動をさらに広げてくれることを期待しています。