7月15日(月・祝)本校の高校3年生・廣瀬邦侍さんと武士田洸也さんが、山形県にて開催された「第20回高校環境化学賞(松居記念賞)」の最終審査会に参加し、「奨励賞」及び当日のポスター発表の中で特に優れた発表に贈られる「優秀ポスター賞」を受賞しました。
この賞は、日本環境化学会が主催する、高校生の環境保全に関する優れた研究活動を顕彰するもので、部活動や探究活動などで環境問題に取り組む高校生から論文を募集し、審査のうえ表彰を行うものです。
2人は「日焼け止めの有害成分ベンゾフェノンを分解する微生物の探索」という研究テーマで応募し、見事、最終審査会への進出を果たしました。会場ではポスター発表形式で研究内容を説明し、環境分野の多くの研究者の方々に熱心に聞いていただきました。積極的に研究者に話しかけ、質疑応答でも落ち着いて的確に答え、研究者の方々からは「高価な実験機器がない中でも、理科室でできることを工夫して調べたいことに挑戦している点に好感が持てる」といった評価やアドバイスをいただきました。
行きの新幹線では発表練習に励み、帰りの車中では受験勉強に切り替えるなど、研究と学業の両立に真摯に取り組む姿勢も印象的でした。
環境化学の最前線に触れ、研究者との交流を通して得た経験は、今後の学びや進路においても大きな財産となることでしょう。