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本校中等部では、内部進学した生徒が高等部の探究活動の中心として活躍する準備として、「共生社会探究」に取り組んでいます。

中等部2学年の共生社会探究は2学期以降、グループごとの活動（分科活動）になっていきます。グループの取り組むテーマは、高齢者支援、障がい者理解、まちづくり・農業、イノベーションによる社会課題解決の４つです。それぞれ実社会で活躍している団体や企業と協同し、探究を深めていきます。

今回は「イノベーションによる社会課題解決」のグループで協同する、Agx Inc の徳山さんに講演を行っていただきました。

Agx IncはAIを使ってシステム開発をし、さまざまな社会課題に取り組んできた企業です。 徳山さんは、社会課題を解決するとはどういうことか、特に「手段と目的」をわけて考えることの大切さを、これまでの事例を交えて話してくださいました。講演の最後にはワークショップを行い、社会課題解決のための思考の枠組みを学びました。

生徒たちは事前に「気になる社会課題」と「それに対するアイデア」を考えていたのですが、徳山さんに提示していただいた思考のフローにあてはめていくと、「誰のために何をするか」が抜け落ちていたり、「目的と手段」が分けられてなかったりなど、多くの気づきがあったようです。今後の探究やアクションを計画する際に、非常に重要なことを学ぶことができた講演でした。