5月31日(土)午後に、留学説明会を実施しました。午前中の「父母の集い」(保護者会)の後、留学に興味のある生徒保護者200名あまりが集まりました。当説明会では、高等学校在学時の留学と、卒業後の海外大学進学について概要を説明しました。
国際部から、高等学校在学時の長期(10か月から1年)留学について、交換留学と私費留学という2種類の留学があること、目的や費用に差があることなどを紹介しました。また、現アメリカ政権の留学生制限の政策が、高校生留学にどのような影響を与えうるかということに関して解説しました。
次に進路部から、海外大学進学への説明をしました。アメリカとイギリス系(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア等)の理念や制度の違いを説明しました。アメリカの大学は教養科目(リベラルアーツ)を重視し、専門科目がその上に乗る形で4年間かけて学ぶこと、イギリス系では、高校段階で教養課程に当たる学習を終えて大学では専門科目を履修し、3年間で修了することを紹介。そのためイギリス系の大学に日本の高校から進学する場合、1年間のファウンデーションコースで教養科目を補充する必要があります。本校には、在学中に中期留学の形でファウンデーションコースを終える制度があることなどに触れました。
続いて、留学を経験したり、海外大学進学準備をしている3名の本校生徒卒業生が発表しました。まず、トビタテ留学JAPANでアメリカニューメキシコ州のラングミュア大気科学研究所に1か月留学した生徒が、次に東京都私学財団の支援金を利用してオーストラリア・ブリスベン市の公立高校(クリーブランド地区州立高校)に1年間留学(本校の指定校留学)した生徒が、最後に順天高校在学中に留学を経験したことにより海外留学を志しオーストラリアの大学への進学準備中の卒業生が、自分の経験をもとに留学によって世界が開けていく様子を紹介しました。
説明会の終了後、本校の指定校留学に応募を考えている高等部1年生を対象にガイダンスが行われました。この留学はオーストラリアクイーンズランド州教育省との連携に基づきブリスベンの公立高校に1年間私費留学をする制度です。校内選考に合格した5名の生徒には東京都私学財団から155万円の支援金が支給されます。