2023年8月4日、7名の理数選抜類型(Sクラス)の生徒が、大学の実験実習に参加しました。
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参加した7名の生徒 |
2年生2名と1年生5名の計7名。9時から17時半まで、どっぷりと実験に浸ってきました。日本薬科大学で行われた「高校生 遺伝子解析実習」で、コロナ感染によって有名になったPCR法を応用した人のRNAに関する解析実験です。
一班2名~4名で1つの実験を行います。他の高校からの参加者と班になるように設定されており、手順や仕組みの説明を受けながら、実験書を読んで実施していきます。アシスタントスチューデント(以下、AS)と呼ばれる大学生が一班に1名付き、手助けしてもらいながら、慣れない器具の操作を行っていきます。
知らない生徒と班なので、最初はみんな緊張して、静かでした。1時間も過ぎると、班内で自然な会話と笑顔が見られ、ASの学生さんともよく話をし、楽しそうに実験を進めていました。RNAの抽出やPCRによる増幅、電気泳動を用いた確認など、高校ではなかなか行えない操作・使用できない器具などに、ドキドキワクワク。教員は、実験を行えませんが、生徒のワクワクが伝わってきて、心からうらやましくなるほどです。
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教えてもらいながら… | 班で協力して… | 操作は慎重に… |
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電気泳動 | みんなで結果の確認 |
実験の細かい操作の意味や原理は、生徒たちにとってとても難しいもので、どの程度習得できているのか不明ではありますが、この経験が、理数選抜での自分の探究活動の刺激になればと思いますし、かれらが将来を考える時の1つの糧になればと考えています。
何事も経験!経験して「楽しい!」と思うか「違うな・・・」と思うかが大切なことと考えています。
これかからも、このような機会を生徒にプレゼントしていきたいと心から思いました。
次回は、冬に有機合成実験実習がありますので、理数選抜の生徒に声をかけていく予定です。
記:高野幸子