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トビタテ留学JAPAN第8期生の壮行会で本校生徒が決意表明をしました

2023/6/16

文科省が民間から資金を募って留学支援金を支給するトビタテ留学JAPAN。高校部門第8期生の選考が終わり、採択された生徒の壮行会が行われました。

第8期には2238名が応募し、708名が採択されました。順天高校からは

高等部2年5組  塩澤 楓佳    ニュージーランド マイ探求コース

高等部1年2組  小川 茉穂    アメリカ     芸術コース 

高等部1年4組  杉江 寿子    マレーシア    社会探求コース

の3名が採択されました。

壮行会は東京で2回、大阪で1回開催されましたが、6月11日(日)に文部科学省で行われた壮行会に本校の3名の生徒が参加し、その中で高等部2年生の塩澤さんが全国の採択者を代表する3名のプレゼンターの一人に選ばれ、満場の参加者の前で決意表明をしました。

決意表明をする塩澤さん

塩沢さんの決意表明

皆さんこんにちは。今回マイ探究コースに応募しました、順天高校二年の塩沢楓佳です。
私は将来、保育士になり、どんな国籍の子供も共に通い成長できる保育園を作りたいと思っています。

保育士になりたい理由は子供が大好きで、子供には人を笑顔にする力があり、そんな子供たちのためになる仕事を将来したいと思ったからです。自分で保育園を作ろうと思ったきっかけは、日本で行った保育のボランティアです。そのボランティアの中でいくつか日本の保育現場に見直すべき点があると感じました。例えば、教育方法として日本でよくあるのは〝〇才までに○○ができるように′′と先生や親が子供に教える教育で、その結果子供たちは受動的に育つようになります。また、最近話題にもなっていますが、保育士と、園児の人数比の差も大きな課題です。園児数の多さから保育士一人の負担が大きくなり、子供たちに十分に寄り添うことができない状態です。

このような保育制度を調べるうちにいくつか海外の制度や政策を目にしました。その中でわたしが一番興味持ったのが、ニュージーランドで行われている幼児教育のテファリキです。ニュージーランドでは子供たちの「やりたい」という意思を大切にし、自主性を高める教育を行っています。また、あえて危険なものを排除しないなど、日本と大きく異なる教育を行っていて、とても面白いです。この教育を学ぶために、私はニュージーランドに行き、現地で保育のインターンを行います。

私は帰国後に文化祭や母校で自分の留学活動についての発表を行い、私と同じように保育について興味や疑問を持つ人を増やしていきます。それと同時に同世代の留学も後押ししていきます。そうした活動を行いながら自分の活動を一緒に行ってくれる仲間を探し、将来、自分の夢である多国籍の子供たちが通う保育園を作ります。

これまで私の留学について話してきましたが、私たちが留学することができるのは、私たちの留学を応援し、支援してくださる支援企業の方々のおかげです。この場を借りて感謝申し上げます。私たちはこの貴重な機会を大切にし、それぞれの夢のために留学に挑みます。

記念品授与

また、トビタテ!留学JAPANプロジェクトディレクターの荒畦悟氏から派遣者代表として記念品を受け取りました。

 

なお、トビタテ留学!JAPANには、順天高校は第1期生から応募していて、今回の3名を含めて延べ18名が採択されています。これは、全国約5000の高校の中で32番目に多い採択数です。