文部科学省の架け橋プログラムで来日した国費留学生、ミリエル・ビクトリアさんが順天での最後の日を迎えました。感染症の影響で来日が遅れ、3か月余りの短い留学になってしまいました。もっと居たかった思いを込めて最後の日を過ごしました。
今日はテスト返却の日。返却が終わった後、校長室を訪れてお別れの挨拶をします。学校長からは留学が完了したことを示す修了証が送られます。
ミリエルさんはミニチュアのギターをプレゼント。自分で塗装してサインを入れたものだそうです。
お昼には学校のホールで学年の皆に向けてお別れのスピーチをしました。短い滞在の間に、日本語は目覚ましく上達していて、素敵なスピーチになりました。仲間に向けて、自作の歌も披露して大きな拍手が送られていました。
ミリエルさんのお別れのスピーチ
皆さんこんにちわ。初めに私のことをもう一度紹介しておきます。私の名前はデラ・ヴィクトリア・ミリエルと申します。フィリピンのダバオから来ました。日本の滞在はとても短かったのですがたくさん新しいことを経験しました。そして私の人生に影響を与えたたくさんの素晴らしい人に会いました。私は、ここに来た時から、コミュニケーションは言葉だけではないと思っていましたが、その通りでした。どんなに違っていても、私たちはつながりあうことができます。もし誰かが『日本の一番いいところは何』と聞いたら、たぶん、場所でなくて人だと答えます。
毎日学校に行くのが楽しみで、クラスメートが笑ったりジョークを言ったりするのを聞くのが好きでした。もちろん完全には分からないですけど、私も一緒に笑いました。もっとしゃべりたかったけれど、会話が時々わかりませんでした。けれど、気持ちはよくわかりました。
順天の皆さん、ありがとうございました。みんなのために作った歌を歌ってもいいですか。
ありがとう わたしはうれしいよ きっときっとみんなみんな
ありがとう いつもあいたくて きっとみんないつかあうだろう
4か月間楽しかったです。ありがとうございました。