お知らせ

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高等部2年跡部蒼さんが欧州原子核研究機構(CERN)で実験を行います
欧州原子核研究機構(CERN)は、世界最大級の加速器を備えた研究施設で、1984年にはW,Z粒子、2012年にHiggs粒子が世界で初めて発見された場所です。CERNでは10年前からBeamlines for Schoolsという企画を続けています。これはCERNの加速器で作られる高エネルギー粒子線(Beam)を使って、高校生チームが実験できるというものです。世界中から、高校生チームが実験計画を提出して、優秀だったチームが選出されます。優秀チームはCERNの費用でスイスとフランスの国境にある加速器実験施設に招かれ、第一線の研究者の指導で自分たちの実験を執り行います。
2024年は461チームの応募の中から、アメリカのチームとエストニアのチーム、そして日本のチームの合計3チームが選ばれました。日本からチームが選出されるのは初めてです。日本から選ばれたSakura Particlesは高校生5人と大学院生のメンター一人からなるチームです。順天高校の2年生跡部蒼さんは、そのチームのメンバーとして9月にCERNに招待されることになりました。
Sakura Particlesは、中高生の素粒子研究をサポートする加速キッチンという団体に参加する高校生のチームで、加速キッチンや、それに賛同する大学の研究者が全面的に支援してくれています。
日本人初の快挙を成し遂げだグループが、CERNにおいて優れた結果を出してくれることを期待します。
詳細な内容と、研究計画はプレスリリースでご覧ください。(リンク先の写真で下の真ん中が跡部さんです。)
日本人初、女子高校生チームの国際素粒子実験がスイス・ジュネーブにて採択|加速キッチン合同会社のプレスリリース (atpress.ne.jp)
CERNの公式ページでも紹介されています。(写真左半分の6名の中で、右側の2番目が跡部さんです)
加速キッチンのホームページ