第1回エコチル全国フォーラムに参加しました
2025/12/9
2025年11月1・2日、環境省主催の「第1回エコチル全国フォーラム」が東京大学本郷キャンパスで開催され、本校から4つのグループが参加して研究発表を行いました。
エコチル全国フォーラムは、環境省が進める「エコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)」の理念をもとに、次世代を担う若者が、環境・健康・化学物質・生態学など幅広いテーマで自主研究を行い発表する全国規模の大会です。
本校からは、昆虫忌避作用を調べた「害虫斑」の研究が最優秀賞を受賞したほか、 酪酸菌を多く含むぬか漬けの開発に取り組んだ「ぬか漬け班」が環境リスク評価室長賞を受賞しました。さらに、池の底泥を肥料として活用する可能性を検証した「池泥班」と、雑草からのバイオエタノール生成を試みる「バイオエタノール斑」が優秀賞に選ばれるなど、生徒たちの探究活動が高く評価されました。
会場では、生徒たちが他校の生徒たちからの質問に真剣な表情で答え、研究の社会的意義を積極的に伝えようとする姿が見られました。高校1年生たちも研究発表を見学し、研究発表とはどのようなものかを実際に見るとともに、次は自分が発表したいと発奮していました。
フォーラムの合間には三四郎池や安田講堂の時計台をはじめ、東京大学の歴史あるキャンパスを散策する時間もあり、充実した学部施設に触れた生徒たちは「いつかここで学びたい」と目を輝かせていました。
今回の研究発表や質疑応答を通して、自分たちの研究の現状・問題点を再認識する良い機会となりました。この機会を糧にして、今後のさらなる発展が期待されます!