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2025年 青少年赤十字 東京・ジャカルタ交流プログラム

2025/11/13

7月27日(日)~8月2日(土)、高校1年生の八重樫花恋さんが、2025年(第1回) 青少年赤十字 東京・ジャカルタ交流プログラムでインドネシアのジャカルタに派遣されました。

このプログラムは、日本赤十字社東京都支部が、青少年赤十字メンバー同士の交流を深め、それぞれの文化を理解して共通する社会課題に取り組むことを目的とし、本年度から新たに始めた国際交流事業です。八重樫さんは、70名以上の応募者の中から選考を経て代表12名に選ばれて参加しました。

【 八重樫さんのレポート 】

このプログラムでは、現地の中高生と赤十字の活動を通して交流することと、自分がこれまで学んできた英語を生かして交流に貢献することも目標の一つでした。現地での活動は多くの発見や出会いにあふれ、楽しく充実した時間となりました。

午前中はジャカルタにある赤十字の各支部を訪問し、レスキューの見学や介護施設を訪問、マングローブ林の防災減災などについてお話を聞きました。午後は市内の中学や高校を訪問し、彼らが日常的に学んでいるレスキュー活動を見学しました。

彼らは災害に備え、担架を一から手際よく作り上げ、圧迫止血法を実演し、避難訓練も演技を交えて行っていました。倒れている人を本物さながらに演じる学生もいて、その迫真の演技に圧倒されました。このような体験を学校全体で行ったことがないので、インドネシアの生徒の防災への意識の高さを実感しました。

4日目に行った文化交流の場では、日本とインドネシアの学生が互いに自国の文化を紹介し合いました。私は折り紙や遊びを紹介し、インドネシアの学生は伝統舞踊を披露してくれました。互いの文化を紹介する中で、‘それいいね!’‘日本ではこうなんだ!’と共感し合い、驚きや笑いを共有できる時間となりました。言語や文化の違いを越えて交流できる楽しさを実感しました。

 

このプログラムを通して多くの学びを得ました。交流の中や日常会話の中にも文化の違いを発見し、参加した仲間とそれを共有し、共感し合う経験が、最も魅力的であり大切な学びとなりました。

異文化理解の重要性や、文化や価値観の違いを尊重することの大切さを改めて実感しました。今後もこの経験を基に、積極的に国際交流に参加し、自分の視野を広げていきたいです。