北里大学には、研究者が各部門の垣根を越えて連携、交流することを目的とし、一堂に会して研究発表や討議を行い、相互理解交流を深める「北里大学研究者サミット」という行事があります。今年度から附属高校になった本校もそれにならって、高校生と研究者が年齢も分野も超えて探究内容について意見交換する「北里順天探究ジュニアサミット」を企画し、6月23日(火)16時半から、北里大学白金キャンパスにおいて第1回を実施しました。
25名の高等部2年生が15枚のポスターを掲示し、自分の探究を発表するとともに、現在の課題や問題点を提示して、北里研究所の研究者にコメントを求めました。白金キャンパスの薬学部・大村智記念研究所の研究者と大学院生のほかに、相模原キャンパスの海洋生命科学部・理学部・医療衛生学部、新潟キャンパスの健康科学部の研究者、さらに系列校担当の浜﨑浩子副学長も加わって、16名の研究者がポスターの前で生徒にコメントを述べ、探究内容について議論をしました。
高校生が、研究者とたっぷり時間をとって議論をする機会は、めったに得られません。研究発表会などの場では、展示ポスターの数が多く、研究者が1枚のポスターに滞在する時間は数分が限度です。ジュニアサミットでは生徒と研究者が10分、20分にわたって議論する姿が数多く見られました。40分を予定していた発表時間内には議論が終わらず、一度閉会した後さらに25分、時間を延長して議論を続けました。
オンラインのコメントフォームにも、研究者の方々からの多数のアドバイスが寄せられました。終了後参考文献を調査したうえで、翌日ご回答くださった先生もいらっしゃいました。高校生も同じ研究者と認めてくださって真剣にご対応いただいたことがとても印象的でした。
高校生と研究者が、共通の話題をもって濃密な議論の時間を共に過ごしました。順天高等学校が、北里大学附属順天高等学校になった真の意義を実感できる1時間余りでした。生徒も、長時間緊張の中、頭を振り絞って議論したと思います。お疲れさまでした。研究者の方々は生徒の探究に正面から向き合ってお付き合いいただきました。どうもありがとうございました。