内容紹介

3つのワーク(WORK)で取り組む研究開発

グローバル社会で主体的に活躍する人材を育成するために
- 海外の交流校と共同作業をするネットワーク(network)
- 校内のワークショップによるスクールワーク(schoolwork)
- 海外の生徒たちと実施するフィールドワーク(fieldwork)
の3つのワークを学校の研究開発ユニットとして進めます。具体的には、海外連携校との共同の事前学習や、校内での総合的学習などを経て、英語生活圏であるフィリピンでの海外フィールドワークの実施を計画しています。
生徒が探究する研究課題(テーマ)

グローバルな社会課題として、経済的格差による貧困問題等がありますが、その根本的解決には一般に教育水準の向上が期待されていることを背景に「アジア・太平洋地域における教育的支援プロジェクトの実践的研究」として取り組みます。具体的な研究テーマとして、以下の様な事項が想定されます。
- 就学意識の向上改善に資する教育的支援活動
- 公衆衛生の改善啓発に関する教育的支援活動
- 自然災害や環境保全に対する教育的支援活動
JUNTENの生徒に関する主な達成目標 2013年→2018年

- 国内での社会貢献型活動に自主的に選択して取り組む生徒数を50名→100名にする。
- 海外での社会貢献型活動に自主的に参加する生徒数を20名→50名にする。
- 卒業時における生徒の英語力として、英検2級以上の生徒数を35%→70%にする。
- 遠隔地にある国際系大学や海外大学への進学者数を
5名→10名にする。 - 海外の高校生や大学生、国内外のNPO、企業関係者等と協力して、課題解決のための提案ができる生徒の割合を20%以上にする。
GLAP(Global Leaders Action Project )
GLAPの年次推移
(SGH対象生徒は年次進行で拡充)

- *凡例
-
E+は英語系(英語選抜類型)クラスの
生徒+希望生徒S+は科学系(特進選抜類型サイエンス)クラスの生徒+希望生徒
GLAP-他はその他のクラス生徒による
3~4グループ
本校でSGHの対象生徒として、課題研究をすることになるのは、GLAP(グローバルリーダーズ・アクションプロジェクト)のグループです。このGLAPメンバーが土曜日等のワークショップで具体的な課題研究をしていきます。また3つのワークを通して、グローバル社会で主体的に活躍する資質を高めていきます。
* 初年度2014年のGLAPは、1学年の英語選抜Eクラスと希望者による計40名が対象ですが、その後順次拡大します。
スーパーグローバルハイスクールについて 文部科学省のHPより
- ◆目的 :
- 急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、社会課題に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成する。
- ◆事業概要:
- 国際化を進める国内の大学を中心に、企業、国際機関等と連携を図り、グローバルな社会課題を発見・解決できる人材や、グローバルなビジネスで活躍できる人材の育成に取り組む高等学校等を「スーパーグローバルハイスクール」に指定し、質の高いカリキュラムの開発・実践やその体制整備を進める。
- 指定期間:
- 平成26年度より5年間
- 対象学校:
- 国公私立高等学校及び中高一貫教育校(中等教育学校、併設型及び連携型中学校・高等学校)
- 指定校数:
- 56校

スーパーグローバルハイスクール(SGH)
【主な取組】
- グローバル・リーダー育成に資する課題研究(例:国際的に関心が高い社会課題)を中心とした教育課程の研究開発・実践(教育課程の特例の活用を想定)
- グループワーク、ディスカッション、論文作成、プレゼンテーション、プロジェクト型学習等の実施(英語によるものも含む)
- 海外の高校・大学等( ESDを通じたユネスコスクールを含む。)と連携した課題研究に関するフィールドワーク、成果発表等のための海外研修
- 帰国・外国人生徒の積極的受入れ、大学との連携を通じた外国人留学生とのアカデミックなワークショップ
- 大学との連携を通じた、課題研究内容に関する専門性を有する帰国・外国人教員の活用
【大学との連携】
- 課題研究に関する指導を行う帰国・外国人教員等の派遣や、大学生によるサポート
- 国際展開を担当する部署との連携を通じた海外研修等の企画・立案に関するノウハウの伝授
- 入試の改善による生徒の学習内容の適切な評価
- 単位認定を含む高大連携プログラムの提供
グローバルな社会課題を発見・解決できる人材や、グローバルなビジネスで活躍できる人材(国際機関職員、社会起業家、グローバル企業の経営者、政治家、研究者等)の輩出
21世紀型の新しい学習施設「理軒館」(Rikenkan)の新設計画
創立180周年記念事業の一環で、順天学園では新たな施設「理軒館」の新設を計画しています。その名称は本校創立者である福田理軒に由来し、王子キャンパス本館校庭の地下部に設けることにしています。2016年の完成を予定していますが、諸般の事情によっては大幅に遅れる場合があります。


サイエンスラボ+ラーニングコモンズによる協働的学習環境が充実します
~科学実験やグループ学習、ワークショップ活動等のための施設です~