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グローバルウィーク・ダイジェスト2020-1日目(11/10実施分)
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2020/12/23

グローバルウィーク・ダイジェスト2020-1日目(11/10実施分)

順天高等学校では、「立場を超えて互いに学びあう1週間」と銘打った順天中学高等学校のGlobal Week。今年で5回目を迎えますが、COVID-19の影響で例年と違う形での開催になっています。11月10日(火)、12日(木)、13日(金)の3日間、午後3時から4時半まで延べ49組の話題提供者が来校またはオンラインで登場し、同じ話題に関心を持つ延べ1050名を超える順天中学高校生、教員、保護者からなる参加者と交流しました。
オンラインシステムを同時並行でこれだけの多数講座を開講させる経験はなかったので、オンラインならではのいろいろなトラブルもありましたが、これも正解のない新しい問いに取り組む活動の一環であると、参加者にもとらえてもらえたようです。
一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。
今回は11月10日(火)に行われた1日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。(2021年2月19日、20日にも後半の2日間を実施する予定です。)

 ◆トピックコード 101
 「社会で役立つ発想力の鍛え方」
 KIT虎ノ門大学院 教授 三谷宏治先生 
 参加生徒数 36 名  報告者名 香西令菜  

 

トピック内容
「円柱の人工物はどのようなものがあるか」という問いについて一度頭で考えてアイデアを出し、その後席を立ち、実際に教室内外を見て回り円柱の形を探すというワークショップから、「頭で考えないで、実際に動くことが発想を助ける」という経験を共有した。また、「人工物がなぜその形なのか」と問いかけ、「なぜ」を繰り返すことが「探求」であることを実践してみせた。最後に、紙コップはなぜその形状(飲み口のふちが丸い、上げ底になっている)なのかを実際に紙コップと鋏を使い、実践で考え、共有した。生徒は3~4人のグループに分かれ、積極的に意見の共有をしていた。「六角形の人工物はどのようなものがあるか」という問いに「お菓子のパイの実」や「コアラのマーチの箱」「電車のドアの中身(ハニカム構造)」など、面白い意見もでた。

生徒の感想
・発想力を鍛えたいなと思い、今回のトピックを選びました。座って悩むな。動いて考えろ。という言葉が刺さりました。大人になるにつれて考えるということが難しくなっていくと言っていたので、今日言っていたことを意識してこれからは座って悩まずに動いて考えたいなと思います。
・ものを実際に扱うときに、どのような問題がいくつ発生するのかを推測してから、消費者のニーズに合わせて商品化することの大変さが大きく印象に残った。また、商品の用途意外にも、片付けるときや運ぶときなど、様々な視点から浮き上がる問題を潰し、商品を改良する点は容易にはできないもの、という印象を受けた。

◆トピックコード 102
「虐殺はなぜ起きるのか —ジェノ サイド(集団殺害)の要因を考える」
 東京大学大学院総合文化 研究科、助教 重松 尚先生

 参加生徒数 65名 報告者名丸山邦夫

 

トピック内容
ジェノサイドについて学際的に複数分野からの視点を提示し、ジェノサイドという用語の定義やその原因について理解を深めることのできる内容であった。まずは法学的な解釈からジェノサイドとはなにか、用語の定義を明確にした。大量虐殺と考えられがちであるが、集団という考え方が大切であるということは生徒にとっては新しい発見であったであろう。次にホロコーストを具体例として歴史学的視点からジェノサイドが説明された。ナチスによる例外的な事例ではなく、官僚機構が発達するといつどこででも起こりえるという気づきは大切である。最後にスタンフォード監獄実験などを事例に心理学的視点でジェノサイドを分析した。ここにおいてもジェノサイドは特異なものではなく、いつ誰においても起こりえる可能性があることであると確認できた。すべての分野が関連性を持って説明がなされ、現代における問題にもつながることが理解できた素晴らしい講義であった。

生徒の感想
・ジェノサイドについての話を聞き、ジェノサイドがそこまで特別な状況でなくても起こりうることを知りました。ジェノサイドが起こりうる条件は今の日本の社会にも十分あると感じました。私もジェノサイドは自分とは遠い存在だと思っていましたが、意外と身近にジェノサイドが起こる日が来るかもしれないと感じました。
・ジェノサイドが起こる理由は、ある権力者の歪んだ考えが大きな原因なのではなくヒエラルキーのある社会の構造が原因である事がわかった。立場の違いがあると誰でも、偉い人に従うようになってしまったり、逆に高圧的な態度を取ってしまったりする可能性がある事も知った。

◆トピックコード 103 
 「地質時代「チバニアン」について」
 昭千葉大学教育学部 助教 泉 賢太郎先生

 参加生徒数 13名 報告者名 神林絹枝

 

トピック内容
「千葉セクション」は、千葉県市原市田淵にある上総層群本層中に存在する、約79~77万年前に海底で堆積した地層である。更新世の前期と中期の境界を定義する国際的模式地として、2020年1月17日に国際地質科学連合により正式に承認された。それに伴い、これまで正式名称のなかった更新世中期の正式名称が「チバニアン」に決定した。この地層には、地磁気逆転の証拠が記録が残されている以外にも、多様な生痕化石の産出することがわかった。それにより、この地層は、水深の深い大陸棚斜面環境において、海水中に浮遊する細粒粒子が連続的に海底に堆積して形成されたことがわかった。この地層は、国際標準地としての重要性以外にも、第四紀の環境変動を解明する上でも重要である。

生徒の感想
・地層を分析するときに普通の化石以外にも生痕化石というものが役に立つということを知ることができた。興味がある分野でもあるので一度千葉の複合セクションに行ってみたいなと思いました。
・化石といえどもティラノサウルスやアンモナイトなどのような有名でない化石が発掘されるだけでも地質時代の基準になることがあると知る事ができた。その地質がある県の県民として知っていて損でない事だと感じた。

 

◆トピックコード 104 
「笑顔、プラス発想、ほめるコミュニケーションスキル を磨こう -「自己表現・評価トレーニング」を体感しよう-」
 一般社団法人大学自慢 米田敬子先生 高橋真義先生
 参加生徒数 18名 報告者名 Ryan Jude

 

トピック内容
参加者はワークショップに来る前に、自分の夢について2分間のスピーチを準備していました。ワークショップの最初に「丹田」の使い方の説明がありました。その後、グループメンバーは3~4人、全員が順番に発表、評価、振り返りを時間を管理しながらおこないました。2分間の発表は、自信たっぷり堂々とワクワク感を伝えます。評価時間はプラス発想で発表者のいいところを書きます。3分間の振り返りは全員で、発表者を心からほめます。グループは初対面のメンバーで形成されていましたが、ワークショップを通して、誰もが臆することなく話すことができる安全でフレンドリーな雰囲気になりました。最後には、参加者が気持ちよくスピーチをすることができ、参加者同士のつながりも強くなりました。

生徒の感想
・今までの自分だったら、発表することに対して恥を持ち、声が裏返るという経験を何度もしてきました。しかし、今回の授業では、相手が笑顔で聞いてくれるとわかっていたので、自信もって発表することが出来ました。また、私たちの班はとても面白く盛り上がり、最高に楽しめました。このような楽しんで勉強できることが、とても素晴らしいと思えました。
・人を褒めることで、周囲の人だけでなく自分の心も暖かくなることを改めて感じた。また、丹田を意識することで姿勢が良くなり、より大きな声を出すことが出来るということを知った。

◆トピックコード 105
「福田理軒のスゴイところー研究に役立つ五つの秘策」
 武庫川女子大学教授・情報教育研究センター長  丸山 健夫先生
 参加生徒数7名  報告者名 浅輪 旬

 

トピック内容
 本校の創始者である福田理軒の業績などから、生徒たちの探究活動における5つのポイントを学べる内容であった。講師の丸山先生がお持ちの実際の資料(測量集成など)を見ながら、生徒たちは黒船来航と福田理軒の関係性などが学んできた歴史と関連付けることができた。①チャレンジすること ②時代にのること ③本質をみること ④外国語を習得すること ⑤「良い人」と付き合うこと の5点を研究に役立つ秘策を生徒たちは知ることができた講話であった。初めのgoogle meetによる自己紹介は緊張していた生徒たちも、youtube liveで講師の丸山先生にご紹介いただく資料に興味を持ち、入学時に配布された「ビジュアル福田理軒」をより深く読むことで、創始者の福田理軒と自分たちに繋がりを感じたようである。

生徒の感想
・「時代に乗る」ことが一番興味深かったです。自分が発表などをする際この点を注意したい。
・様々な計算式を深く学ぶことが出来ました。福田理軒の生き方が参考になった。
・人間をよく見ることと場数を踏むこと、本質が大切だとわかった。

◆トピックコード 106 
「ニューノーマル時代のグローバル人材に必要とされる力と英語力」
 中央大学 (国際情報学部)准教授 斎藤 裕紀恵先生

 参加生徒数15名  報告者名 小町浩一

 

トピック内容
Covid-19後の社会に必要とされるコミュニケーション力についてのトピック。covid-19の後はこれまでとは違う形のグローバル化が進んでいる。ZoomやGoogleなどのコミュニケーションツールをを利用して世界の人々と容易につながれるようになった。むしろ世界が広がっている。英語によるコミュニケーションがさらに重要になっている。積極的に世界とつながろう。世界の人々と積極的にコミュニケーションを取り合おう。生徒たちは興味をもって積極的に参加していた。ペアワークもしっかりできていた。中央大学の学生を参加させた形での進め方が良かったと思う。

生徒の感想
・今回はニューノーマル時代を生きていくために大切な事を学びました。新型コロナウイルスによりこれからの時代はインターネットがより普及してITに関係のない仕事がより多くなっていくと思われます。そこで今の私達に必要な事は、コンピューターなどの機械に強くなり英語力を向上させる事です。新型コロナウイルスが広まり、経済の混乱など大変な事もあるけれど、ZOOMなどを使って世界と繋がれる機会がより増えました。そこで今後は世界全体で話し合う英語力を高めるために、私はコンピュータースキルと英語力を高められるように頑張ろうと思います。
・これからの社会に必要とされる人材がどのような人材なのか話を参考にして自分の考えを持つことが出来た。

◆トピックコード 107
「SDGsとJTBが提供するプログラムのご紹介」
 株式会社JTB 社員  岡田 幸浩先生 
 参加生徒数 22名 報告者 芳村 桜子

 

トピック内容
 世界では様々な問題が起きているが、身近な問題を考えてみる」というテーマからスタートし、「日本では1日8600個のおにぎりが廃棄されている」等の事実をあげ、「フードロス」について言及した。生徒たちに、「自分にできる具体策」を考えさせ、それが「SDGs」のスタートであると話し、明日からどう生きるかについて話し合った。実際に自分が実行している事や、フードロスの解決策など、積極的に発言する姿が見られた。「地産地消」や「フェアトレード製品」などの単語も出てきて、生徒同士でもいい刺激になり、SDGsがより身近に感じられたようであった。

生徒の感想
・SDGSについて深く知ることができました。オーストラリアのコアラの現状、アフリカの子供の労働など、知らなかった世界の問題を知ることができました。自分たちにできることが沢山あるので意識して生活しようと思います。
・この講座を受けるまで、私はSDGsは基本的には日本政府や国連がやっているだけで、私たちの身の回りには実際にSDGsが実行されている感じはしませんでした。ですが、今回の講座を受け、実際私たちの生活の中にはたくさんのSDGs目標が実行されていることを知ることができました。最大の収穫はこれを発見できたことと、自分もSDGsに貢献できるようにしようと新たに決意ができたことだと思います。

◆トピックコード 108 
「SDGs と経済社会の関わりについて」
  昭和女子大学 グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科、専任講師 長屋真季子先生 
  参加生徒数 79名 報告者 塩谷昇平

 

トピック内容
SDGs(持続可能な開発目標)と経済社会がどのように関わっているのか。私たちと身近なところで、どんな活動が行われているのか。Meetによる講話は、終始リラックスした良い雰囲気で進みました。SDGsについて事前課題として調べてきたことを話すところから始まり、Meetのチャット機能、マイクで質疑応答を交えながら、SDGsという言葉の意味、SDGsの17の目標についての細かな説明などをしていただきました。17の目標のなかから、生徒が関心を持っている部分を聞き、SDGsの話を広げていくなかで、サンゴ礁減少などの環境問題(14.海の豊かさを守ろう)やESG投資(12.つくる責任 つかう責任)は、特に生徒の印象に強く残ったようでした。生徒たちの経済・社会への関心が、より広がるきっかけとなる講話でした。

生徒の感想
・マイクロプラスチック問題や、投資の話など少し難しいことを丁寧に説明してくださったので理解することができました。
・SDGsについての大枠を知ることができたとともに、一番心に響いた言葉は「SDGsに対して今何ができるかを考えることも大切ですが、社会を変える人材になってください」です。今自分ができることをしっかり考えたいと思いました。

◆トピックコード 109 
 「深層ニューラルネットワーク入門  -AIをささえるもの-」
 法政大学 教授 若原 徹 先生
 参加生徒数 27名  報告者名 三井田真由美 

 

トピック内容
今や様々なものに応用されるAI。そもそも、ニューラルネットワークはどのようなものであり、どのように生まれたのか。1980年代から1990年代にかけて、どのように期待され、どのように研究されていったのか。200年代に入りってからの深層ニューラルネットワークの飛躍的発展とその構造について。そして、画像解析、画像診断の仕組み、その能力がどのように発揮されるのか。TensorFlow GitHubなどのソフトエア・プログラミングの紹介などがなされた。歴史的な解説と数式等の説明が続いたので、知ってる生徒には興味がある内容ではあるが、予備知識がない生徒には少々難しい内容となっていた。

生徒の感想
・インターネットを通じて、世界の最先端の研究の意識を高めることができる。プログラミングは、積み重ねによってできていくので、すぐにあきらめず、続けることが大事。
・AIの機能は飛躍的に伸びていて、写真をいろいろな部門に分類したりすることができることがすごいと思った。その機能を活用してほかにどんなことができるのか調べてみたいなと思った。
・AIを支えるものがどのようにして誕生し、今役立っているのか分かった。

◆トピックコード 113   
「学生にもできる国際協力」
 麗澤大学 国際協力団体 Plas+、大学 3 年生 須藤 大介先生
 参加生徒数 20名 報告者名 栗原好典

 

トピック内容
2部制で構成され、1部では麗澤大学の学生が毎年訪問しているカンボジア全般や実際に行われているボランティアについて講義形式で行われた。2部ではZoomの機能で20名を4人ずつの5グループに分けカンボジアの村や学校に学生としてできる内容を話し合った。そして、各グループの代表者がまとめを発表した。

生徒の感想
・カンボジアの現状を教わったり自分たちにできる対策を考えたりを楽しく学ばせてもらうことができたが、1番の収穫は数個しか歳が変わらない学生に誰かのために自分たちの知識や時間を最大限に駆使して行動に移している方々がいるということを知れたこと。
・私たちより5年ほど先輩の大学生達は自分達でゼミの内容を考え、現地訪問(カンボジア、フィリピンなど)の活動方法やプランも自分達で組み立てていて驚きました。また積極的なメンバーが集まることであれだけ素晴らしい活動が実施できるのだと知れて良かったです。また、現地の活動を見てやはりコミュニーケーションは一番大切なのだと改めて気付かされました。オンラインでも対面と変わらなく凄く充実した時間が過ごせて良かったです。

◆トピックコード 114   
「中高生と大人の対話の会」
 順天教員 尾近裕明先生
 参加生徒数31名 保護者18名、教員5名、その他6名  報告者名 松本遼

 

トピック内容
本校教員尾近によるトピックで、4人1組のグループに分かれて、25分ずつ2回、計50分ざっくばらんに話をする機会が設けられたないようであった。参加者はみな事前に用意した「思い出して気づくモチベーショングラフ」をもとに、自身についての話をした。それに対し、グループのメンバーが質問をし、更にそれに答える形で話が進んでいった。生徒たちも普段は触れ合うことのない大学生の話や、同世代の子を持つ他の保護者と触れ合うことで、一見楽しく見える大人の人たちがそれぞれにいろいろなことを乗り越えてきているのだと知って、自分たちがこれからぶつかるであろう壁をどう乗り越えていくのか、何をモチベーションにしてこれからの困難に立ち向かっていくのかなどを考えている様子が見受けられた。終始穏やかな雰囲気の中会が進められ、最後は尾近により締めくくられた。

生徒の感想
・人生、常に気負わなくても、たくさん失敗しても、どんなに辛くてもなんとかなるもんだなと分かりました。楽しんで生きていきたいです。
・「人生のサンプル」数をたくさん増やすことができました。今、大学進学について悩んでいますが、どんなことも自分次第で良い方向にも悪い方向にもなるのだと痛感しました。何が将来の役に立つのかはわからないので、今目の前にある課題に一生懸命取り組み、より良い将来を自分の手で作っていきたいです。本当に楽しく取り組むことができました。
・先生、生徒、卒業生、父兄がこの様な形で、しかもネガティブな体験に対して話し合えたことはとても貴重な体験であり、何か人生の困難にぶち当たった時、プラスのストロークになってくれたらと思います。

◆トピックコード 115 
 「国家と国際協力ー感染症対策の観点から」
 東京女子大学 国際社会 学科 国際関係専攻、講師 西村 もも子先生
 参加生徒数 23名 報告者名 増田 三華

 

トピック内容

■ 主権国家と国際社会
国際社会に、世界政府や攻撃を受けた国を守る世界的組織・機関は存在せず、原則として貧困・虐待など国内の問題に対し他国が介入し救い出すことは認められない。→国際関係の基本的な仕組みは、中央政府のいない無政府状態(アナーキー)。主な主体は国家(主権国家体制)。国家は対外主権・対内主権を有する(内政不干渉が原則)。

■ 感染症対策と国際協力NHK、CNN、日経、Gaviの情報も踏まえ、感染症問題の観点から望ましい国際協力のあり方と、その実現が困難な背景について。

■自由討論
【COVAXファシリティーに関する生徒の意見】
①採択賛成:高中所得国がCOVAXなどの組織を通さず低所得国へ支援をした場合、領土問題など他のことで圧力が生じ、途上国がより弱い立場になるのではないか(格差拡大の懸念)。
②採択反対:各国に公平にワクチンを供給するということは、出資した分の益がなかった場合、出資国が経済的に損をする可能性がある。また(ワクチンを共同購入し)一度1つの組織に入れてから分配すると、労働力、時間、コストが生じる。

【西村先生の解説】
COVAXを通したワクチン供給のメリットとデメリット(コストベネフィットの考え方を含め)と、ワクチンや新薬供給にも共通する国際協力のあり方として見失ってはいけない点→①公平性(資金格差をなくし、平等/フェアに分配)、②効率性(経済的な)、③安全性(保健衛生・保障)。

生徒の感想
・感染症対策という観点から国際協力についてこれからどういう在り方が望ましいかポイントを学ぶことができたこと。
・COVAXファシリティについて学ぶことができました。ニュースで何度か聞いたことはありましたが、基本的には良い面に関する報道しかなかったので、実際に専門家から良い面と悪い面の両方を学ぶことができました。

◆トピックコード 116
 「量子ってなんだ」
 東京大学理学系研究科 教授   湯本 潤司 先生
 参加生徒数 28 名  報告者名  高野幸子

 

トピック内容
「大学」とは大学院の研究科が複数あって、その研究科の元に学部が所属しており、研究するために存在しているというお話しから始まりました。また、湯本先生の経歴もお話しくださり、「研究」に取り組む一面と「経営」に取り組む一面があり、どちらも心から楽しいと感じていることを話してくださいました。生徒には、これからを考える良い材料を提供して下さいました。
 「量子とはなんだ」という題目ですが、光が波と粒子の両面を持つことから始まり、どのようなことでそれが証明されているか、また「干渉」とはどのような現象で、私たちの生活のどこで見ることができるかなど、実際の生活の中で見ることができる現象を取り上げながら、丁寧に楽しく、かつ楽しそうにお話をして下さいました。量子コンピューターを使った今後や、まだ、未知の部分があることがたくさんあること等を話して下さり、分かっていないことがあることに、生徒は驚いたようです。「人の倍やりなさい。そうしたら、倍の失敗をしたっていい。それらすべてが自分の経験になる。」というメッセージがとても印象的でした。
 生徒には難しく感じるところまあったと思いますが、物理の難しい現象をクイズ形式で出題し、生徒自身が色々と考え参加する場面があり、生活の中に潜む「物理」も知ることが出来て、楽しかったようです。
トピック後に、個人で物理の研究の事や大学の事を質問する生徒もおり、生徒の将来選択の指針にもなったように思います。

生徒の感想
・光の波であるのと粒子仮説について、しっかりと学べました。また、それを踏まえての量子の話を少し触れられたので深く掘り下げたいです。
・量子の世界はわかるようでわからない、とても奥が深い世界であるとともに、こらからの技術の発展に大きくかかわってくる分野であること。
・元々そこまで得意ではなかった物理の内容でした。少し難しかったですが、すごく丁寧に説明してくださったので楽しく聞くことができました。来年の教科選択や大学についても参考になったのでよかったです。

◆トピックコード 117
 「リベラル・アーツで自ら考え、生きる力をつける」
 立命館大学 グローバル教養学部 教授 山岸 典子先生
 参加生徒数 4 名 報告者名 金子 哲也

 

トピック内容
ワークショップの中で、立命館大学グローバル教養学部(リベラル・アーツ)での授業の様子を紹 介し、ものごとを多面的に考える力、人として正しい生き方を考える力、 自ら考え行動し、これからの社会を創っていく人を育てること目的として展開されている授業の一部を体験する。

【生徒の様子】
生徒は実際に折り紙を折り、折り紙の持つ意味について深く考えることができた。折り紙が持つ伝統文化や祈りといった特徴のみならず、今日ではグローバル社会の中で科学的、幾何学的に新しい技術としても認識され、宇宙開発にも応用されている事例を説明され、多面的に考えることの重要性について理解することができたようである。また、先生からは、コロナ禍の現在において、我々はどのように毎日を過ごしていけば良いのか、「感謝することが与える効果の研究」、「笑顔と学習モチベーションの関連の実験」を通じて得た結果をもとにした提案があり、生徒たちもこれからの指標を得た感じがした。

生徒の感想
・一つ一つのものに色々な側面がある事を知れた
・折り紙という一つの事象を捉えるのに芸術としての面や技術としての面など多くの見方ができるという事

◆トピックコード 118 「環境化学への誘い:地球表層を循環するプラスチック問題を考えよう」
 早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 教授 大河内 博 先生
 参加生徒数 10 名  報告者名 名取 慶

 ※トピック118の詳しい内容は非公開となります。

 

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