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グローバルウィーク・ダイジェスト2019-5日目(11/1実施分)
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お知らせ

2019/12/12

グローバルウィーク・ダイジェスト2019-5日目(11/1実施分)

順天高等学校では、10月28日(月)~11月1日(金)までのうちの5日間(28日、29日、30日、31日、1日日)に「Global Week 2019」を開催しました。Global Weekは、「立場を超えて互いに学びあう一週間」のスローガンのもと、研究者や実業家等の話題提供者がご自分の専門を紹介し、高校生とともに語り合う催しです。本年は78組の大学教員やNPO職員、社会人、保護者、大学院生、大学生、高校生などが話題を持ち寄り、延べ1400名あまりの参加者と共有しました。参加するトピックは生徒が主体的に選び、学校側では人数調整を行いませんでした。一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。今回は11月1日(金)に行われた5日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。

◆トピックコード 501
高校生からの国際協力

NPO法人 CFFジャパン 順天卒業生 CFF マレーシア現地プログラムインターン 鈴木 彩花先生
参加生徒数 14名 報告者名 髙橋 眞由美

 

トピック内容
『高校生からの国際協力』
・順天高校英語類型に入学して、帰国子女や留学生の多いクラスで、自分が得意であったはずの英語に自信がなくなり、高校生活に疑問を持ちながら過ごしていたところ、担任の「チャンスはいくらでも転がっている。自分はチャンスを拾ってきただけ。」というマラソン選手の言葉を聞いて、心に響いた。自分もチャンスを拾おう!と思い、順天がSGH校に認定され英語類型のみ対象としてのフィリピン派遣や第一回トビタテジャパンでカンボジアへ応募して選抜された。それをきっかけにして、CFFにて、フィリピン・マレーシア・ミャンマーへプログラムリーダーや現地インターンを経験した。その中で「人間は何でもできる。できないのは時間を増やすことだけ。」という言葉と出合い、本をたくさん読み、価値観を知ることや人との出会いの大切さを認識した。いろいろな人と関わるとコミュニティーも広がる。自分はたくさんの出会い(約1500人以上)の中から、新しい価値観を持ち、自己尊重と他者尊重の大切さ、自分と他者とを比較しない(=自分らしく)、国際交流につながった。
まとめ
・「チャンスを拾う」ために、失敗を恐れず、とりあえず、行動する。
・時間と出会い・・・持っているツールを使う。時間がたくさんある学生時代を有効に国内外に出ることをお勧め!
・自己尊重と他者尊重の大切さ、自分と他者とを比較しない。

生徒の感想
・さらなる哲学の世界を知れて、またより良い考え方ややり方を知ることができました。
・チャンスはそこら辺に落ちているのだから色々なことにもっと積極的に参加してみようと思えることが出来た
・今回一番印象に残っているのは鈴木さんの話です。国際協力とはなにかということや、私たちが持たなければいけない自己肯定感などを教えていただきました。日本人は自己肯定感が低い傾向にあるので私も高く持てるようにしてもっと視野を広げていきたいです。

◆トピックコード 502   
豊かな福祉と豊かなくらし -スウェーデンの社会システムと、それを支える主権者教育
明治大学 国際日本学部 学部長 鈴木 賢志 先生
参加生徒数 20名 報告者名 高谷 哲司

 

トピック内容
 本講座のテーマは「スウェーデンの社会システムと、それを支える主権者教育」というものだ。
 スウェーデンは国民の幸福度が高い国として有名である。本講座では、その背景を探りながらスウェーデンの社会システムの特質を明らかにし、それとともに、そのような社会システムの形成者となる国民の主権者教育のあり方について講義が行われた。
 まず、スウェーデン国民の幸福度が高い理由は何だろうか?意外にも「高福祉」という要素は、その理由にはなっていない。高い幸福度に最も関わるのは、「人生の選択における自由」に対する高い満足度である。それを最も如実に示す例が、スウェーデンの教育制度や勤務制度である。大学まで無料、誰でも学びたい時に学べる、自由かつ生産性の向上に寄与する勤務形態は、現在の日本に大きな示唆を与えるものである。
 そして、そのような社会制度を支えるものの一つが、スウェーデンの主権者教育である。スウェーデンの主権者教育は、小学校のときから「リアル」である。抽象的な概念以上に、自らが現実の政治にどのように働きかけられるのかが教えられる。選挙の前は、学校に各政党の代表が呼ばれ、質問時間がもうけられる、というから驚きだ。政治や経済の知識が、自らが社会の形成者となるための知識ではなく、単なる受験勉強の手段としてとらえられている我が国とは、本当に大きな差であると感じられた。

生徒の感想
・スウェーデンの教育に対する姿勢は、以前から、日本が学ぶべきことが多くあると思っていたので、今回、話題提供者の方の話を聞き、確信しました。スウェーデンの教育は、これから社会で活躍するために必要な能力を育てるものであり、自身の意見を持ち、考えを伝えるということに力を入れている。その点において、日本は特に学ぶべきだと感じました。また、同様に教育に対する政府の姿勢も良く、大学などの全ての教育機関の無償化を行っていて、いつでも人生をやり直せる仕組みになっていると感じました。

◆トピックコード 503 
真剣に真面目にセックスについて考える
聖隷浜松病院 泌尿器科医 今井 伸 先生
参加生徒数 28名 報告者名 熊木 幸司

 

トピック内容
 タイトルは「真剣に真面目にセックスについて考える」ということで、トピックの初めの方は参加生徒たちも少なからず、ちょっとした気恥ずかしさのようなものがあったように思えた。しかしながら、今井先生の日本における性教育に対する考えを聞いていくうちに、生徒たちもその気恥ずかしさのようなものは全く感じることなく、性に対する各々の知識や考えを今井先生に質問するなど、積極的な態度が見られるようになった。普段は、聞くに聞けないような内容も真面目に質問ができる機会として、大いに意義のあるトピックであると思う。

生徒の感想
・性というあまり発言、発信しにくい現代社会の中でこのような恵まれた機会を設けてもらい、いろいろな将来役に立つようなことを聞けたので、とても良い経験だった。
・一年前にも参加したため良い復習授業になったと思いました。性教育が日本はしっかり伝えきれてないと思いました。
・自分の、あるなと思っていたことがなかったり、意外と知っていると思っても、勘違いだったりしていてかなりびっくりした。

◆トピックコード 504 
異文化を学んで自分の世界を広げよう ~異文化に触れよう、考えよう、語ろう~
公益財団法人AFS日本協会 特命事項担当 中村 誠 先生
参加生徒数 18名 報告者名 金子 哲也

 

トピック内容
AFS を通して高校留学を体験した学生ボランティアが留学先で体験した異文化体験(食生活、学校生活、家庭生活など)について紹介し、来日している留学生が自国の文化や海外から見た日本のイメージについて紹介し、その内容について参加者と一緒に考え、語り合いながら楽しく異文化を学んだ。
体験談の後には参加者を3つのグループに分け、留学経験者の国々に対するイメージを自由に語り合ったり、日本文化についての対外的なイメージを率直に語ったりし、「カルチャーアイスバーグ」と呼ぶ文化を氷山に喩えたモデルをもとに、文化には、見たり触れたりできる部分(見える文化)と、その根底にある抽象的な部分(見えない文化)があるのだということを気づかせてくれた。異文化に対する自分自身の偏見と現実とのギャップを学ぶことのできる内容であった。

生徒の感想
・留学してわかったこと、学んだことをプレゼンという形で紹介してもらいました。私も大学生になったら留学がしたいのでその仕組みも知ることができました。実際にその国に行ってみないと分からないことがほとんどで、日本にいるだけでは知ることができないことがたくさんあるということを教えてくださいました。自分の目で確かめることが1番だと言っていて留学したい気持ちが高まりました。

◆トピックコード 505
歴史認識をめぐる国際政治
東京女子大学 国際社会学科 国際関係専攻 教授 茂木 敏夫 先生
参加生徒数 9名 報告者名 堀内 進

 

トピック内容
●歴史認識が国際政治の重要な課題になっていることを理解し、自分なりの考えを獲得する機会としたい。
●55年体制が長く続いてきたが、1990年に自民党の一党独裁が終わり、自民党・社会党・新党さきがけの3党連立政権が誕生して、自民党が社会党を支える形で村山首相を生んだ。その際の共同政権構想に「新政権は戦後50年を契機に、過去の戦争を反省し未来の平和への決意を表明する国会決議の採択などに積極的に取り組む」と明記した。1995年の衆議院で「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」を採択し、戦争による犠牲者に哀悼の誠を捧げ、他国民に与えた苦痛を認識して反省の念を表明した。過去の戦争についての歴史観の相違を超えて、歴史の教訓を謙虚に学び、平和な国際社会を築いていかなければならいという趣旨で、8月15日に村山総理大臣が閣議決定された談話を発表した。ただしそこに至るまでは、衆議院では与党3党からも70人の欠席者を出し、参議院は自民党有力議員の強硬な反対により上程されなかった。そのことによって、歴史をめぐって両極への分裂、認識の対立が表面化した。それ以降2005年には小泉首相が、2015年には安倍首相が談話を発表した。国内の認識の差異もそうであるが、国外の反応にも注視していかねばならなかった。
●人により認識の差異はあるが、対話によってお互いの考えを学び、自分の考えを修正していくことが大切である。それには、自分の頭で書を読み、考えていくことが大切である。

生徒の感想
・偉い人、権威を持っている人の言ってることを鵜呑みにするのではなく、自分で一回読んで調べてみることが大切だと思いました。
・国際政治の今までについて詳しく知れて良かった。
・知っていた部分がたくさんあり、聞いていてとても楽しかった。また、村山談話は日本がこれから各諸国と良い関係を築いていくのにとても重要な役割を果たしたように思った。

◆トピックコード 506 
グローバル社会はみんな同じ夢を見ているのか:「世界社会」とは何か
立命館大学 国際関係学部准教授 張 イクマン 先生
参加生徒数 11名 報告者名 矢口 雄翔

 

トピック内容
はじめは進学や就職などで日本の外へ出たいかという問い掛けから始まりました。日本人は現在の居心地の良さや、英語を話せないこと、自信がないことなどを理由に、国外に出たいと思う傾向が低いとのことでした。しかし海外では、チャンスがあれば積極的に国外で活躍したいと考える若者が多いということを知りました。
では日本の同じ学校に通う生徒同士ではどうなのか。「世界」、「自由」、「自我」などの言葉から連想する絵を描き、なぜそのように描いたのかを共有しました。私たちにとっての「世界」とは何なのか。宇宙は世界に含まれるのか。神は世界に含まれるのか。また、現在の私たちが考える「自由」が、かつて身分制度があった頃の日本とどのように異なっているのか。問答を交えながら認識を深めていきました。
最後に、これまでの話を踏まえながら、香港のデモについて考えました。香港では今、体を張り、逮捕も、死ぬことも恐れない中高生の姿が数多く見られています。一国二制度の下で、経済的に不安定な生活を強いられてきたうえに、政治的な自由も失っていく未来に耐えかね、香港の都会主義が若者の自由を守れないなら、自分の命と未来を犠牲にしてでも、自分たちの自由のために戦おうと決起しているのだと、張先生の熱の籠もった真剣なお話を伺い、深く考えさせられました。

生徒の感想
・ 同じ国に住んでいる人同士でも同じ考え方をしているわけではないと知った。
・ ひとつの単語に対して私たちは似たようなイメージを持つ。例えば「世界」。受けた生徒達の大半が丸い地球を書いた。
    世界は地球とは教えてられていないのに。何故かそのイメージを持っている。世界とは地球だけでなく宇宙も含まれている。
    様々なことを根本的に考えさせられる内容だった。「なぜ」と初歩の初歩に戻ることが必要だと感じた。

◆トピックコード 507 
世界地図を拡げて、未来を選ぼう
立命館アジア太平洋大学(APU) APU東京オフィス所長 伊藤 健志 先生
参加生徒数 12名 報告者名 丸山 邦夫

 

トピック内容
世界地図を拡げて、未来を選ぼう。
・日本国内の公的なグラフ(人口、観光、経済などの伸び率)から、日本の実態を推測してよいものかどうか。
・国内にあるものだけを、見るのではなく、他国の状況が比較できる、資料を読み解く力が必要である。
・グローバルな視点を養うには、同時に、様々な価値観をもっている多くのひとと同席して、意見をまとめる作業によって、本当の意味での力を養うことが必要である。
・国際舞台で活躍するには、英語で語るまえに、自分なりの意見や解決案をまとめる力が必要である。
・数学力が、国際舞台で説得力をもつ、最強のツールである。
・やはり異なる国々の人が、公平に語り合う場合は、英語が良いツールである。
まとめ
・グローバル化が叫ばれている今日、最優先するべき課題は、外からの視点が必須である。

生徒の感想
・”私たちが常識と思っている世界のことが、実はかなり前の世界のことである。
・”日本の中で生活している中で、思い込みだけで外国や世界のことを考えたり決めつけたりしてしまっているということが分かった。
・日本を客観的に見てから社会問題について考えたいと思いました。そのために、海外で日本の出来事どう報道されているかニュースなどをみるようにしたいです。

◆トピックコード 508 
民意が反映される(されない)選挙制度
東京大学 大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム・助教 重松 尚 先生
参加生徒数 15名 報告者名 小寺 博明

 

トピック内容
戦間期(第1次世界大戦から第2次世界大戦まで)の中東欧についての専門家の重松先生から、民意が反映される(されない)選挙制度についての講義をしていただきました。その時代の中東欧では新しく国が作られる動きが多く、その際に他国の選挙制度をどう扱っていくかを各国がかなり真剣に考えているという背景があり、その視点から、現在の日本の選挙制度を振り返ってみて、多数決が持っている問題点の洗い出し、代案の提案など多岐にわたる内容でした。「民意」を完全に反映しきれる制度は現状存在していないことや、単純な多数決の意外に多い問題点など、具体例を交えて学ぶ機会となりました。最後は、議員の抽選制についての是非を話し合いました。少なくとも容易に100%解決することはあり得ない問題に対して、実現不可能そうなことにまで思考の枠を広げていくことで現実に進められる提案ができることもあるのではないかというアプローチで取り組むことを学ぶ講義になりました。

生徒の感想
・一見現実とかけ離れた考えでもいろいろ考えて工夫をすれば導入できそうなものもあるということ。(抽選制について)
・自分の眼中にない所にまだまだたくさん興味が沸き、もっと深く調べてみたいと思えることがあるとわかったこと。
・民意を反映させるために、色々な方法で考え、その短所長所それぞれを考え、ベストな方法を探すことの重要さ。

◆トピックコード 509 
笑顔×丹田×プラス発想=コミュニケーション力アップ -「自己表現・評価トレーニング」を体感する-
一般社団法人 大学自慢 理事 桜美林大学名誉教授(高橋 真義)文教大学生活科学研究所(米田 敬子)高橋 真義 先生/ 米田 敬子 先生
参加生徒数 16名 報告者名 小林 優子

 

トピック内容
学年、男女関係なく3名1組のグループを作り、自己表現・評価トレーニングとして「わたしの夢」というテーマで発表者が2分間発表⇒聞いていた人が応援評価シートを記入⇒メンバー全員が発表者の良いところをほめ、応援評価シートを渡す、という流れで実施した。発表者はお腹の丹田を意識して座り、聞く人は笑顔をうなずきながら、そしてプラス発想でいいところをほめ、否定しないというルールで行った。トレーニング実施後はお互いに発表を否定せずに聞き、ほめ合う活動をしたためか、表情が豊かになり、自信にあふれた目をしているように感じた。実施後の感想でも、『発表することが苦手であったが、皆に肯定してもらえたおかげで、自信が持てるようになった』、『夢を応援してもらえて嬉しかった』『楽しく活動できた』との声があった。グループもクラスや学年が別々で最初は戸惑っているようであったが、トレーニング後は様々な話で盛り上がっており、親密度もアップしていた。グループディスカッションやクラスでの話合いでは互いの意見がぶつかり合い、否定されることもある。しかし今回の活動は否定せず聞き合い、ほめ合ったため、全員が教室の中が安全・安心な場であるとの認識となり、一人一人とても生き生きと過ごせていた。

生徒の感想
・コミュニケーションをとるときに丹田を意識すること。相手の悪いところではなく、いいところを見つけることが大事なことで、大変なこと。
・今まで自分の夢を語ることに抵抗があったり、恥を忍んで語ろうという姿勢のように障害となるものを全て払拭してくれました。
・人とコミュニケーションをするにあたって、相手を受け入れることがとても大切だなと感じました。
・知らない人と笑顔でコミュニケーションをとるということをあまりやったことがなかったのですが、たくさん発言することができました。

◆トピックコード 510   
企業で働くことと、起業すること。
情報経営イノベーション専門職大学(iU) 情報経営イノベー
ション専門職大学 設立準備室 室長 宮島 徹雄 先生
参加生徒数 19名 報告者名 阿部 邦宏

 

トピック内容
「企業で働くことと、起業すること。」
〇〈30年前の世界〉〈現在〉〈30年後の世界〉の比較。
 →10年後には職業のおよそ50%がなくなる。
 →society5.0の世界に対応できる人材の育成が急務。リモートワークが主流になる。
〇企業で働くために…コミュニケーション能力と個人スキルを磨く。
〇起業するために…どうすれば成功するということはない。自分の責任で、自分で判断することが大事。

生徒の感想
・企業で働くことや、起業することなど将来について考える良い機会になりました。
・日々の勉強こそが重要だということ。
・未来を見据えた仕事、大学選びのために沢山の有益な情報が得られたこと。
・未来求められる人材が知れた。

◆トピックコード 511   
書く仕事がしたい!海外取材経験談
文筆家 牧村 朝子 先生
参加生徒数 20名 報告者名 大河原 崇

 

トピック内容
まず牧村さんの自己紹介からはじまり、どのようにして書く仕事に就いたのか、取材をするときの方法、取材をするときに大事にしていることなどを、海外のLGBTsコミュニティや保健センターへの取材の例を挙げて説明して頂きました。
フリーランスの文筆家としての仕事が成り立つまでの経緯や、実際の仕事内容を聞いて、漠然としていた文章を書く仕事に対してのイメージが明確になり、フリーランスで活動していくことは自由な分、それだけ苦労もあることがよくわかりました。
牧村さんは文筆家という職業や、言葉に対して、その成り立ちと今の私たちに受け継がれている歴史を大事にされており、明治期の女性の文筆家が女性の名前や姿では活動を許されなかったことから和服の男装をしていらっしゃり、LGBTsという言葉を説明するときには、その言葉が生みだされた理由をアメリカでの抵抗運動の歴史をふまえて説明してくださいました。
生徒もトピック終了後にたくさん質問をさせていただき、牧村さんは真剣に熱量をもって生徒の話を聞いて、質問に答えてくださいました。(話題提供者紹介生徒:岡田愛佳 執筆)

生徒の感想
・言葉を言葉として受け取らない大切さや、書くことで生じるデメリットについて学ぶことができた。
・最も聞けてよかったことは、文章を書くときに良い流れが止まってしまったときの改善方法。書くお仕事の人はずっと座り込んで考えたり、あとは寝ることが非常に重要だったりという点を実際に普段活動している方から聞けたことはとても大きかった。講座の終了後に沢山会話することができ、とてもフレンドリーな方で話しやすく、私たちの英語探求の活動にも興味を持っていただいた。

◆トピックコード 512 
中高生と、色々あったけど今が一番楽しい大人との対話の会
株式会社ユニイク(任意団体名:壁を越えていくための対話の会) 代表取締役社長
永井 貴博 先生
参加生徒数 23名 報告者名 尾近 裕明

 

トピック内容
以下ワークショップの内容である。授業では学べないことを対話形式で学べたこと、自己開示の場数を踏めたこと、自分の人生を振り返ることができたことが主な収穫となった。「何が起こったかではなく、どうとらえるか」が大切だという感想もあり、これからの生活に活かせる要素も多くあった。

1.永井貴博氏(主催者)によるプレゼン(10分)
・楽天に就職、社長から表彰される。
・全国でのべ600人を動員したイベントを主催。
2.なぜ対話の会なのか?
・ものさしが増えると、世界の見方が変わる。
・ものさしを増やしたい。→対話
3.モチベーショングラフ記入(20分)
・過去の出来事について、自身のモチベーションの上下をグラフに表す
4.中高生と大人との対話(30分×2ターン)
ルール
・言いたくないことは言わない
・必ず相槌を打つ
・握手で始まり、握手で終わる
5.気づきと学びのワーク(10分)
・対話の中で気づいたことを共有しました。

生徒の感想
・自分の思っていることを口に出すと意外としっかりした意見になること、口に出すと誰かに伝えたいくらいの魅力的な考えに思えること
・自分の半生をプラスの出来事とマイナスの出来事に分けてモチベーショングラフを書いたことによって、何が自分の心を動かすのか、自分の性格や好きなことは何かなど、自分のことを客観的に見ることができた。さらに、色々な人と話したことにより、様々な考え方に触れることができ、自分の視野を広げることができた。”
・”自分は初めてファシリテータ(話題提供者側)として参加したが、保護者も交えて行えたことが一番良かったと思う。最後に、生徒の皆がすばらしい気づきをシェアしていて、永井さんを誘って本当に良かったと思った。来年も是非開催したい。

◆トピックコード 513   
ヒトの新たな臓器「マイクロバイオーム」はどんな方法で研究されているのか
1. 早稲田大学 2. 産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ(CBBD-OIL) 1. 先進理工学研究科 博士後期課程3年 2. リサーチアシスタント 木口 悠也 先生
参加生徒数 18名 報告者名 高野 幸子

 

トピック内容
 まず、マイクロバイオーム(≒腸内フローラ)のとは何かを説明してくださり、最近よく耳にする言葉をよく理解していなかったことを思い知らされました。私たちの体の細胞が37兆個。私たちの体の中に住み着いている細菌は38兆個。これらの細菌の種類とその割合は、国によって特徴があり、どのようなことで決まるのか、また、腸内フローラは肥満に関係するのかなど、現在の研究で分かっていること・分かっていないことを含めてお話しくださいました。また、ゲノム解析とはどのような作業なのか、生徒たちはゲーム形式で体験し、夢中になっていました。ゲーム終了(ゲノム配列完成)がとても速い生徒がいて、木口先生が驚かれる場面もありました。
現在、マイクロバイオームの研究では、個人の腸内にいる細菌の種類や割合によって、その人の行動・個性・好みなどが左右されているのではないかといわれているそうです。「つまり、人間は細胞37兆個+体内細菌38兆個、合わせて75兆個でできている」という言葉がとても印象的でした。
 まだまだ分からないことも多く、だからわくわくする。木口先生のお話頂いた内容も本当に興味深いものですが、お話しされる木口先生が何よりも楽しそうで、生徒も引き込まれていました。

生徒の感想
・体の中の細菌が私たちの生活に大きく関係していることは知っていましたが、まさか性格まで変わってしまうのには驚きました。その他にも色々な実験方法を聞けてとても良かったです。研究する上で大切なのは楽しむことなのだなと思った。
・マイクロバイオームやファージが今後研究されることで、病気の原因を発見したり、人間とは何かを科学的に理解を深められたりできること。

◆トピックコード 514   
江戸の水道事情について
外務省北米局 嘱託 作家 由井 哲治 先生
参加生徒数 14名 報告者名 田中 秀長

 

トピック内容
  江戸の水道事情について、当時の他国との比較をしながら、如何に優れていたものなのか、をお話された。ほんの僅かな高低差で長い距離を移動する水路が建設され、当時世界的な人口の江戸の水路網が設けられていた。特に短い距離で多くの給水所が設けられている点は例が無く、技術もさることながら、その給水所がまた、人と人の情報発信源となり、町の活性化に大きく貢献していたそうである。
  また、時間一杯まで食文化のお話もされ、日本食の良い点や、先生ご自身が体験された貴重な他国での食事情もお話頂いた。

生徒の感想
・その時代の他国と比較しても決して劣るものではなく、むしろ先んずる技術があったんだと感心しました。
・江戸時代の水道事情がすごいということがわかった。
・実際に経験することが大切だということ。
・昔の人が作った水道はすごい緻密で、使用するエネルギー量も少なくすごいと思った。

◆トピックコード 515 
食べ物と健康 〜免疫・アレルギーのお話〜
日本獣医生命科学大学 応用生命科学部 食品科学科・教授 戸塚 護 先生
参加生徒数 22名 報告者名 シェバ  マグノ

 

トピック内容
The lecture was all about food consumption and how our body reacts to it. The catching phrase of the lecture was “You are what you eat” which means that it is important to eat good food in order to be healthy and fit. The lecturer also mentioned the boundary between food and medicine. Drugs are meant to have medical and therapeutic effects, while foods act as fuel and materials. Food is not just fuel, but it is more than nutrient. We don’t consume it just to reduce our disease risk. Food has mainly three functions; supplies nutrients to keep our bodies function, provides a sense of taste and keeps the body in good working order. The lecturer also emphasized the foods that help prevent cold and fight allergies. These foods keep our body healthy by helping immune systems to prevent or fight diseases. Speaking of allergy, it occurs when the immune system reacts to a foreign substance. When some people come in contact with allergens, it inflames their skin, sinuses airways or digestive system. Moreover, hay fever is one of the biggest problems of Japan especially during spring season due to pollens from some tress like cedar. According to the data, the number of people who suffer from hay fever is increasing. The lecturer recommended some teas which are effective to prevent severe inflammation caused by hay fever such asめめはな茶 (Memehana tea). Furthermore, regular consumption of yogurt is an excellent source of calcium, protein and probiotics. Yogurt is also associated with better immune system function, weight management and reduced inflammation. Good nutrition is an important part of leading a healthy lifestyle. Combined with physical activity, diet can help reach and maintain a healthy weight, reduce your risk of chronic diseases, like heart disease and cancer, and promote your overall health.

生徒の感想
・栄養の関係についてやアレルギーの種類または原因など自分とは程遠いものだと思っていたけれどそれらが経済的に世界に影響を与える力は大きいのだということを知った。
・健康は食べ物で決まると改めて理解しました。衛生仮説である、免疫・アレルギー疾患が増えたのは微生物との接触が減少したからということが印象に残っています。それを解決する方法を探したいです。
・”自分の事前にやってきた課題が、どのように講座内で使われるのかを予想できるようにしておく必要があることを学びました。もし予想できていたならさらに充実したグローバルウィークとなったと思います。

 

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