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グローバルウィーク・ダイジェスト2019-3日目(10/30実施分)
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お知らせ

2019/12/12

グローバルウィーク・ダイジェスト2019-3日目(10/30実施分)

順天高等学校では、10月28日(月)~11月1日(金)までのうちの5日間(28日、29日、30日、31日、1日日)に「Global Week 2019」を開催しました。Global Weekは、「立場を超えて互いに学びあう一週間」のスローガンのもと、研究者や実業家等の話題提供者がご自分の専門を紹介し、高校生とともに語り合う催しです。本年は78組の大学教員やNPO職員、社会人、保護者、大学院生、大学生、高校生などが話題を持ち寄り、延べ1400名あまりの参加者と共有しました。参加するトピックは生徒が主体的に選び、学校側では人数調整を行いませんでした。一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。今回は10月30日(水)に行われた3日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。

◆トピックコード301
経営コンサルタント入門講座

KIT虎ノ門大学院 教授 三谷宏治先生
参加生徒数 20名 報告者名 田中 公男

 

トピック内容
経営学とは成功と失敗の繰り返しであり、セブンカフェの例を用いて失敗や試行錯誤の連続の中から成功した歴史が紹介された。その後、ビジネスモデルの4側面である、ターゲット(誰に対して)、バリュー(どんな価値を)、ケイパビリティー(どうやって提供するのか)、収益モデル(採算はどうとるのか)が組み合わさってビジネスがなされ、一つでも欠けるとビジネスは成り立たないことを学んだ。また、三谷先生の書籍でもある「新しい経営学」の内容にも触れられた。次に三井・越後屋本店の店内の様子を描いた浮世絵を見て、ビジネスモデルとして今までと比べてどこが革新的であるかをグループで話し合い発表し、それぞれの革新的な点は4つの側面のどこに当たるかを考えた。さらに、価値(バリュー)については、交換価値と使用価値があること、使用価値には中核、実態、付帯価値の3段階があることをセロファンテープの例を用いて学んだ。最後にスターバックスのビジネスモデルを考えるなど、あっという間の90分であった。紙コップを用いて作業をする予定であったが、時間切れのため実施することができなかった。

生徒の感想
・経営とは幾つもの失敗を重ねて成功を生み出すものだということが分かった
・経営学がどんな分野で成り立っているか、経営のポイント、過去の成功例
・経営学というのは、マーケティングや、オペレーション、ファンディングなど、この各専門分野が集結したものであると分かりました
・成功するまでには失敗もたくさんあるがそれを生かしてより良いものにして行くことが大切だと知った。

◆トピックコード 302   
あなたはグローバル人材になりたいか - シンガポール人からみた日本のグローバル人材育成教育 -
昭和女子大学 人間社会学部 現代教養学科 准教授 シム・チュン・キャット 先生
参加生徒数 9名 報告者名 小見山 太郎

 

トピック内容
「あなたはグローバル人材になりたいか」と題して、そもそもグローバル人材とはどのような人なのか、どうすればなれるのか、なる必要性はあるのか、学校におけるグローバル教育とはどうあるべきかについて、グループにわかれて話し合いました。昭和女子大学の学生も各グループに入っていただき、中高生の意見と大学生の意見を交換しながら考えを深めました。「グローバル人材とはどのような人なのか」という問いに対しては、「地球のために行動できる人」、「オープンマインドな人」、などの意見もあれば、「他者を〇〇人ではなく、一人の人間として接することができる人」といった意見も出てきました。先生からも、日本人としてもアイデンティティも大切だが、「人間」としてのアイデンティティを大切にできる人になってほしいという言葉をもらいました。最後に先生は、「私はグローバル人材ですか」という問いを生徒に投げかけました。生徒からは「あなたはシム・チュン・キャットです。」という答えが返ってきました。教室には拍手がおこりました。

生徒の感想
・グローバル人材になるため今からどうしたらいいのか理解できて良い経験になった。

◆トピックコード 303 
光触媒の機能はなぜ発現するのか
東京理科大学 理工学部先端化学科 准教授 藤本 憲次郎 先生
参加生徒数 11名 報告者名 奥沢 怜央

 

トピック内容
 近年、光触媒を含む商品は、「環境浄化」や「エネルギー創生」の分野で注目されている。環境浄化では水・ガスの浄化やセルフクリーニング、エネルギー創生は人工光合成が期待されている。光触媒や酸化チタンが主流であったが、酸化タングステンWO3を用いて研究を進めているとのことであった。酸化タングステンを用いるのは、高い可視光応答性とより大きな酸化力が得られるからとのことだ。
最近は新幹線や飛行機の窓ガラス(これを調光ガラスという)に使われている。これは朝や夕方など、太陽光に応じて、窓ガラスの色が変わるという機能だ。車の排ガスのクリーン化など、環境浄化触媒としても期待されている。

生徒の感想
・光触媒は太陽光を使って人工光合成を行うことができる。ガラスが汚れたり曇ったりするのを防げる。
・日本国内屈指の理系大学である東京理科大学の教授の貴重な講座が聞けて、とても有意義な時間が過ごせたと思う。光触媒は、中学校の時に表面だけ聞いたことがあり、その構造や詳しい用途は知らなかったため、非常に興味深かった。

◆トピックコード 304 
スマートフォンを使った英語を使った生徒のやりとり
ジェイソン サマービル 杏林大学 ライティングセンター 特任講師 ジェイソン サマービル 先生
参加生徒数 13名 報告者名 大貫 裕之

 

トピック内容
スマートフォンが英語の授業で有効に活用できる例を参加者に実際に体験してもらいながら紹介を受けた。
以下が紹介された例である。
1) Discussionの議題一覧をQRコードで読み取ること、手元の端末で見ることができる。
2) Socrativeというプラットフォームを用いて、クイズに取り組むことができる。
3) Poll Everywhereというツールで各端末からのアンケート結果を集計して一覧でみることができる。
4) LINE callで実際に無料通話を行い、離れた場所で会話練習をすることができる。
スマートフォン一台あれば、生徒が能動的に課題に取り組んだり、フィードバックをリアルタイムで見たりすることが可能となる。英語の授業はもちろん、他教科においても十分活用できる可能性を感じた。
数年前とは異なり、スマートフォンの教室持ち込みや授業での利用が解禁されつつある。あくまでも生徒さんの適切な利用をコントロールできる環境で有効活用されるべきものである。生徒に節度をもってもらいながら、本校でも積極的な利用が期待される。

  • 生徒の感想
    ・自分の英語のコミュニケーション力をもっと上げたいと思えたこと。毎日英語を使っているわけではないので帰国生のようにすらすらと英語が出てこず自分の至らなさや悔しさを感じることが普段から多いので、できる範囲の努力をもっと行いたいと思った。
    ・積極的に英語を使って話すということが出来た。
    ・自分の好きな音楽を英語で説明したり、紹介されたのに対して感想を英語でいうことが出来た。

◆トピックコード 305
アメリカの大学でスポーツ科学を学ぶ ~その後のキャリア~
東京医科大学 病態生理学分野 助教 和田 英治 先生
参加生徒数 12名 報告者名 角田 進

 

トピック内容
〇留学に至るまでのいきさつと、帰国後、研究者としての道を歩むまで
 現在、東京医科大学において病態生理学(筋肉の核組織等)を研究している。
 アメリカ留学に至るまでの経緯について/帰国後、なぜ研究者に従事することになったのかについて
〇オレゴン州立大学(OSU)時代
 アメリカの大学で学んだ理由について
 スポーツやスポーツ科学の分野におけるアメリカの大学と日本の大学の違いについて
 留学前にできることについて
 アメリカの大学で学べるスポーツ科学と卒業後の就職について
 OSU・スポーツ科学専攻者のその後について
〇大学院時代
 留学経験を次のステップに活かすことの重要性について/恩師に出会うことの大切さについて
〇まとめ
 将来のスポーツ科学(他分野含む)で生き抜く力について

生徒の感想
・スポーツ科学を学び、社会に貢献するにあたっての選択肢や実状。そして特に若年者の将来の肉体の健康について、話題提供者の先生が考えてくださっていることに希望と期待を持てること。
・専門的であるとともに、あまりポピュラーではない職種であるため、なかなか会うことができないので実際に会って話すことができて、モチベーションが上がった。

◆トピックコード 306 
光技術による異分野融合研究
東京大学 大学院理学系研究科附属 フォトンサイエンス研究機構 准教授 井手口 拓郎 先生
参加生徒数 8名 報告者名 神林 絹枝

 

トピック内容
 (1) 科学者として生きること
  学生、企業人を経て、レーザー研究分野でノーベル賞を受賞された先生のもとで学ばれ、現在に至る経緯についてのお話がありました。さらに、研究室の様子や研究者としての生活を、映像でご説明くださり、アカデミックな世界に身を置くこととは実際にどのようなことか具体的に示してくださいました。
(2) 光(レーザー)の研究について
  ① 物理分野、天文学、化学、医学などに幅広く利用されている。
    具体例:車の自動運転、CD、PCのマウス、スマホ等の半導体、レーシック、歯の治療など
  ② レーザーの種類(連続波、パルス)について
  ③ 光のさらなる可能性について(最先端の研究について)
    具体例:高精度(138憶年たっても1秒もずれない)の時計、高速細胞計測(分光指紋など)

生徒の感想
・レーザーとは自分が思っていたよりも色々なところに使われている。
・光の技術はいろいろな面で活躍しているということ。
・最速の光は光で測るのみ。

◆トピックコード 307 
「災害」とは何か?「被災」とはどのようなことか?:「災害大国」日本で暮らすうえで、知っておきたいこと
一橋大学大学院 社会学研究科 博士後期課程 山﨑 真帆 先生
参加生徒数 17名 報告者名 レプシャー ニコラス

 

トピック内容
「災害」と「被災」とは、意外と定義しづらいものである。災害といえば、「地震」や「台風」、「津波」などがすぐ思い浮かぶが、そのような現象が起こると必ずしも災害に繋がるわけではない。先ず一つは、ある現象が災害になるには、人間社会への影響が及ぶことが条件である。その影響が出やすい場合といえば、社会における脆弱性のある場合である。例えば、貧しい地域と裕福な地域が同じ勢いで台風に襲われたとすれば、貧しい地域の方しか災害地にならないこともあり得る。従って、貧困等を撲滅することは防災の一つである。その他、今現在の日本の避難所等、災害による被害者への救済等は、全く不十分であることが分かった。特に避難所においては衛生問題、治安問題、そして一般的な運営上の問題も様々である。

生徒の感想
・被災した際に物は沢山貰えるが、お金はあまり貰えないため、十分に支援されているとは言えない。だから、その制度を変えていくべきだ。
・災害というものはどういうものがあって、どうやって対策すればいいのか、また避難所での生活の実体験や気をつけた方がいい事などを教わったことです。
・地震が来た時や、災害の時のするべき行動や、今回の災害の被害についても学べました。
・これからは「防災」でなく、「減災」。

◆トピックコード 308 
「尊厳」について語ろう
麗澤大学 外国語学部、助教 内尾 太一 先生
参加生徒数 6名 報告者名 種村 毅

 

トピック内容
一義的な定義を与えるのが難しい「尊厳」について、それがどんなものであるのかを辞書、哲学者、研究者、そして私たちの日常生活といったさまざまな視点から考察した。「殺処分される動物にも尊厳はあるのだろうか」、「第一希望の大学に合格できるかどうかというモノサシで人間の価値を決めようとする今の教育・社会の在り方、そして、それを受け入れてしまっている私たち自身の在り方は、人間の尊厳を傷つけるものになっているのではないだろうか」…。そうした生徒自身の問題提起をもとに、内尾先生が生徒一人ひとりの「尊厳」観に寄り添って講義を展開した。

生徒の感想
・今回のトピックを聞きに集まった人はたったの6人しかおらず、とても充実した話し合いになったと思いました。普段なら全く考えることのない、でもとても重要な「尊厳」というテーマについて様々な具体例から考えることができました。答えにたどり着くことはできず、これからも完全な答えにたどり着くことは不可能だと思いましたが、答えを常に探し続けるべきだと思いました。
・身の回りにある全てのものに尊厳がある。

◆トピックコード 309 
グローバルな視点から環境と産業のサステナビリティーを考える
東京農業大学生物産業学部 自然資源経営学科・教授 自然資源経営学科・准教授 黒瀧秀久 先生/ 菅原優 先生
参加生徒数 5名 報告者名 海老原 賢宏

 

トピック内容
 「グローバルな視点から環境と産業のサステナビリティを考える」
〇オホーツク管内興部町のノースプレインファームについて
 1988年、牛乳の直売・配達を開始。27本の配達から始まったとされる。その後、チーズやハンバーグなど、多くの製品を手掛けている。年間売上高約5億円。品質に応じた妥当な価格設定が好評を得ている。
〇SDGsに関連して
 山・川・海のつながり。自然環境は、国境を越えており、多様かつ複雑な関係性のもとで構成されている点を強調。今日の危機的な農林水産業の状況は、予断を許さないが、グローバルな視点からローカルな視点を持ちつつ、環境と産業の共生を考えていく必要がある。その一例として上記の事業なども再考されたい。」

生徒の感想
・今、日本にいる魚の数が劇的に減っていてそれを解決するためには、みんなが協力しなくてはいけないということ。

◆トピックコード 310   
企業のデザイン戦略とUX
千葉工業大学 創造工学部 デザイン科学科教授 赤澤智津子 先生
参加生徒数 22名 報告者名 栗原 好典

 

トピック内容
次の3項目についての講演であった。
1、 デザインとは
2、 戦略的なデザイン
3、 研究室の活動事例

1、 デザインの歴史的背景と役割の変化として、現在の製品は成熟しているものが多くそのものを良くしても売り上げは上がらない。そのため、ブランド力を上げその製品(企業)を好きにさせるために必要。
2、 その製品の単体でなくしくみを考えることが重要。たとえば、他企業とコラボすることや予想を裏切る驚きを提供することによって、マスコミを巻き込み宣伝効果を得るなど。金銭的利益だけでなく社会的利益を考えることによりブランドイメージが向上する。
3、地域と共同でデザインを創造している。(共通価値の創造)

生徒の感想
・これまで芸術系と考えられていたデザインの領域。近年は、企画・マーケティングなど販売戦略と結びついたクライアントへの提案が必須であり、文系の学生の活躍の場が広がっているということに気づいたことが大きな収穫です。
・デザインが持つ影響力とその効率的な利用法について学ぶことができました。普段目にするデザインというのはどういう意味を持っているのか、デザインが商売とどう関係するのか、授業を通して知ることができました。

◆トピックコード 311   
基礎研究の医学への貢献 〜免疫学編
東京医科大学 免疫学分野 講師 若松 英 先生
参加生徒数 14名 報告者名 鹿島 知周

 

トピック内容
自己を外部から防衛するシステムである「免疫」が、がんの治療に効果的であることに注目が集まっている。本トピックでは、話題提供者が「免疫」について講義形式で解説後、「免疫」についての研究が実際の医療にどう応用されているのかを紹介していただいた。
免疫には、従来から体に備わっている自然免疫と、一度侵入した抗原に対して攻撃する獲得免疫が存在している。特に獲得免疫では特定の抗原に感染したことを記憶し、蓄えられた知識をもとにその抗原を排除しようとする機能が存在する。この機能を免疫記憶と呼び、ワクチンの接種に応用されている。
ここで「免疫はなぜ自己を攻撃しないのか?」という疑問が生徒に投げかけられた。これを説明するために免疫に関わっているT細胞を例にとると、T細胞は骨髄で誕生したのち、胸腺にて教育を受ける。胸腺にて教育を受けた際に、自分を攻撃するT細胞は殺される。そのような過酷な教育を受けた後にT細胞は体内で抗原を除去するようになる。また、体内に抗原が侵入したときにT細胞は活性化するが、それを抑制する働きを持つ分子(チェックポイント分子)もあり、チェックポイント分子の働きを阻害する物質(チェックポイント分子阻害剤)もすでに研究されている。チェックポイント分子阻害剤をがん患者に投与することで、T細胞は活性化した状態を保ち、異物であるがんを攻撃し続けることが可能となり、この方法はがんの免疫学的な治療法として期待されている。
このような深い基礎研究は医学に大きく貢献している。特に予防医学の分野や、がん治療の新たな治療法である免疫療法としての応用がなされており、今後も医学の発展に対してさらなる期待が寄せられる。

生徒の感想
・高校に入って研究者というワードをよく聞くようになったが、実際にどんな生活をしているのか、どんなステップを踏んだのか、生の声を聞くことができてためになった。
・自分は苦手な分野だから難しいかなと思っていたけど理系な話だけでなく、海外で暮らしたときの話や考え方の話とかもあって面白かった。
・テレビとかの実験などの話が詳しくなってたりして面白かった。
・免疫がわかると色々な医療に役立つということが分かったこと。

◆トピックコード 312 
SDGsと学びの本質 -僕が「とりあえずやってみる天才」になった瞬間とは-
聖学院中学校学生団体Sustainable Game 中学3年代表 山口由人 先生
参加生徒数 20名 報告者名 尾近 裕明

 

トピック内容
以下の構成のワークショップを聖学院中学校3年の山口さんが行いました。
1.簡単な自己紹介
 ドイツに11年間、SDGsに関係する様々な外部イベントの開催、学生団体Sustainable gameの代表 etc…
2.山口先生が今に至るまでに心がけてきたこと
 ・愛を持つこと   ・チャンスを逃さないこと   ・出会いを大切にすること
3.SDGsを使った、グループワーク
 前提条件
・4~5人としたグループを作る。(全5グループ)
・SDGsの一つのゴールをランダムで渡され、それとポテチを組み合わせたアイデアを考える。
グループ①( 1番 貧困をなくそう × ポテチ)
グループ②( 3番 すべての人に健康と福祉を × ポテチ)
グループ③( 2番 飢餓をなくそう × ポテチ)
グループ④( 6番 安全な水とトイレ × ポテチ)
グループ⑤( 5番 ジェンダー平等を実現しよう × ポテチ)
・最終的に3分のプレゼンを作り、それぞれのグループごとに発表する。

順天生は自分より年齢も下である山口さんの考えや経歴に圧倒されていました。あまり馴染みない人も多かったかもしれないが、SDGsの内容を体験的に考えることができたため、学び多き時間になったようです。このワークショップを出発点に、自らも行動を起こせる順天生が増えることを願うばかりです。

生徒の感想
・自分の考えと違う方向性の考えを学ぶことが出来て、自分でもできるだけ違う方向性の捉え方を提示したのだが、それ以上に密度の濃い回答などがあったので、それを真似たい。また、相手を納得させることや合理的な話に持っていくテクニックを学べた。
・中3が高校生たちにSDGsとは何かについて教える授業は、高校生にとってはものすごく刺激になるし、これからは年下のすごいやつがどんどん増えていくんだなあと感じた。
・同い年の人が社会に積極的に貢献しようとしている姿を見て刺激を受けたことです。

◆トピックコード 313   
みんなで考える無人島の開拓計画(ついでにテレビ番組の作り方も)
IVSテレビ制作(株) 第一制作部 担当部 「ザ!鉄腕DASH!!」ディレクター 齋藤 慎一 先生
参加生徒数 128名 報告者名 小林 光一

 

トピック内容
テレビ制作会社のプロデューサーの斎藤慎一さんからのお話であった。主に担当しているのは、日本テレビで日曜19時から放送されている「鉄腕ダッシュ」のチーフディレクターであるとのことで、主な講演内容は、「鉄腕ダッシュ」の裏話とテレビ番組の作り方についてであった。
 「鉄腕ダッシュ」の裏話は、実際に放映された映像を見ながら聞いた。名場面が生まれた理由としては、シュミレーション・準備を徹底的にすること、台本をあえてスカスカにすることであるという話が印象的であった。ガチガチの台本による番組というものも存在するようで、安定感はあるものの想像を超える可能性は低いとのことであった。あえて余白を残し、演者に適度な自由を与えることで「撮れ高のある映像」が撮影できる可能性が生まれるということである。
 テレビ番組の作り方については、「企画・立案」→「下見・シミュレーション」→「構成」→「ロケ」→「編集」という流れに沿っての説明であった。1つの放送分の映像を作るために2か月かかるという話をされており、Youtubeとテレビの決定的に違う部分の1つであるということであった。テレビの方がかける予算・関わるスタッフなど規模が圧倒的に違うということである。その他、プロデューサーとディレクターの違いや、カメラマン・ナレーター美術スタッフなどに求められるスキルなど具体的な話もあり、自分の向いている職業を皆考えていた。
 テレビ業界のようなクリエイティブな産業においては、人をまとめる力が大切であるというお話もあった。そのために、チームスポーツをやることをおすすめしていた。また、普段から想像力をもって行動すること、人を巻き込まなければならないので、普段からわかりやすく話をすることが重要であるとのことだった。

生徒の感想
・今はもう夢は決まっているが候補があるということを知り、一つに絞らなくていいことを知った。
・普段見られない職業の裏側を知れた気がした。将来就職活動で面接などを受ける際には何を言えば良いの、逆に言わない方が良いのかしっかり考えていきたい。
・普段聞くことのできないテレビの作られ方や、テレビのリアルを聞くことができた。また、人を楽しませるためのものづくりの方法のヒントも得ることができてよかった。

◆トピックコード 314   
グローバル社会で必要な力、英語力とは?
中央大学 国際情報学部 准教授 斎藤 裕紀恵 先生
参加生徒数 12名 報告者名 浅輪 旬

 

トピック内容
「グローバル社会で必要な力、英語力とは?」
斎藤先生が実際に大学の1年生に行っている授業を体験させていただくことができた。内容として難しさを感じる生徒もいたが、ペアワークや全体での意見交換等を経て生徒たちも学べることができた。トピックとしては大きく①グローバルリーダーより②グローバル時代に必要とされる力③グローバル時代における新しい学び方④グローバル時代における英語の役割⑤未来の英語教育、の5つにわかれたが、どれも斎藤先生の実体験や中央大学の学生のお話が含まれており、身近な内容として感じることができていた。特に生徒たちは、「 “Have you seen my cellphone?”に対する応答が、 “Yes, I have.” “No, I haven’t.” で十分であるか」と発問に興味を示していた。Yesにしても、Noにしても物足りなさや冷たさを感じるという意見が多く出た。文法的に正しいだけではなく、相手が求めている内容も考えて返答する必要性を生徒たちも学んでいた。

生徒の感想
・アウトプットする時間が多かったのでとても頭に知識が定着できました。
・グローバル社会に必要な英語力はただ単に文法に沿った英語力だけでは無いことがわかりました。
・これからどのような力が必要になってくるのか、どんな英語力をつければいいのかが分かった。
・今回の話を聞いて、英語をもっと勉強したいという思いが強くなった。

◆トピックコード 315 
トビタテで“好きなことリューガク”
順天高等学校 高等部1年(森川、小川)高等部2年(石田、齊藤、福原)トビタテ留学派遣4期生(石田)、5期生(それ以外)  石田瑞季、齊藤匠、福原ガブリエル美智子、森川瑠水、小川 紗慧
参加生徒数 17名 報告者名 森 依子

 

トピック内容
トビタテシステム全般について
応募書類の書き方、書類選考、面接選考、奨学金支給に関して
トビタテ生に必要な条件について 
文部科学省における事前、事後研修が必修であること。アンバサダー活動及びエヴァンジュリスト活動が必要であること。
2. トビタテ生の渡航先での活動の紹介と活動を通して感じたこと
カンボジア、ドイツ、フランス、アメリカでの出会いや活動、トビタテの活動前と活動後の変化について語った。
3. 留学あるある体験について
トビタテ生たちのいろいろな失敗談を伝えていた。
4. グループワーク
グループになって、「どこの国に留学したいか」「日本全体での留学生の数の減少に対する対策方法」
について話し合い、グループごとの意見を発表を行った。
5. 質疑応答の時間
参加生徒より「留学を通して日本に還元するとは」など多くの質問が出ていた。
参加生徒は留学について意識も高まり、知りたいことが聞けたので有意義な時間が持てたと思う。

生徒の感想
とびたての詳しい情報を聞くことができてよかったです。先輩方のアドバイスもたくさんいただけて良かったです。
学習成果発表会よりも細かいことが聞けて、特に中3の生徒が多く質問していたことがよかったと思う。
トビタテについて前よりも知れた。
トビタテの応募方法やお金のことなどが知れてよかったです。

◆トピックコード 316 
命を救うということ、脳を守るということ
松赤十字病院 脳神経外科 医師 石川 桃 先生
参加生徒数 22名 報告者名 名取 慶

 

トピック内容
1. 脳の特徴と機能について
2. 脳卒中や脳梗塞や脳出血などの脳疾患について
3. MRIやCTなどを用いた画像診断方法
4. 脳神経外科医師の一週間の生活
上記の項目についてお話しいただきました。
脳疾患が生じる原因やその予防方法は日常生活に関連することで非常に参考になりました。
また、脳疾患の方のMRIの画像を実際に見せていただき、どこに影響が出るとどのような画像になるのか想像しやすくわかりやすく説明していただきました。

生徒の感想
・脳は体の中で一番大切な器官であり、脳の働きが弱ってしまうと、体に大きな衝撃が与えらることを実感しました。
・脳外科になることは、とても大きな責任を持つことを改めて理解しました。なんとなく行けるという考えがダメということを忘れていた。それを感じることができてとても嬉しかったです。
・脳外科医は大変な仕事だということかわかった。どんなに忙しくても毎日、勉強していてすごいなと思った。

 

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