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グローバルウィーク・ダイジェスト2019-1日目(10/28実施分)
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お知らせ

2019/12/12

グローバルウィーク・ダイジェスト2019-1日目(10/28実施分)

順天高等学校では、10月28日(月)~11月1日(金)までのうちの5日間(28日、29日、30日、31日、1日日)に「Global Week 2019」を開催しました。Global Weekは、「立場を超えて互いに学びあう一週間」のスローガンのもと、研究者や実業家等の話題提供者がご自分の専門を紹介し、高校生とともに語り合う催しです。本年は78組の大学教員やNPO職員、社会人、保護者、大学院生、大学生、高校生などが話題を持ち寄り、延べ1400名あまりの参加者と共有しました。参加するトピックは生徒が主体的に選び、学校側では人数調整を行いませんでした。一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。今回は10月28日(月)に行われた1日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。

◆トピックコード101
「社会で役立つ発想力の鍛え方」
KIT虎ノ門大学院 教授 三谷宏治 先生
参加生徒数 20名 報告者名 金子哲也

 

トピック内容
社会で役立つ発想力の鍛え方
・ポストイットを使った発想法が最近では多く、一見有効的に見えるが、これは、発散(ブレインストーミング)と収束(グルーピング)によるものであり、アイデアが丸まるばかりで実際には役に立たないことも多い。「発見」と「探究」による社会で役立つ発想法を数々の実例や演習を通じて紹介。
・目の錯覚を応用し、実際の大きさや長さと自分が感じる大きさや長さの違いを実感させ、どのようにしたら実際の大きさや長さを正確に測れるか、様々なアイデアをグループごとに考えさせた。
・自分の平均の読書量(と時間)を推定し、それを 2 倍にするアイデア(とその理由)を 10 個考えて、それをポストイット 10 枚に書いてくる課題が出ており、グループごとに各自のアイデアを披露し発表した。

生徒の感想
・座って考えているだけでなく、実際に自分で動き出すことが重要だと再認識できた。
・固定概念に囚われないことが大切だとわかりました。
・机の上であれこれと考えるよりは、実際に現場へ行ってみてきたほうがよいということを知りました。
・見ているだけでなく動いて考えることが大切だとよくわかりました。また、身近なところにいろいろな工夫があることがわかりました。
・発想の重要性がよくわかりました。

◆トピックコード 102   
「The man who wrote the first English/English study dictionary /最初の英・英学習辞典を作った人」
杏林大学 国際交流センター長 Paul Snowden 先生

参加生徒数 9名 報告者名 Bernard Boytim

 

トピック内容
In this lecture, Paul Snowden introduces us to the fascinating world of English/English dictionaries. The first dictionary mentioned in the lecture was the one published in 1755 by Samuel Johnson. Dr. Johnson realized the great need to have an English/English dictionary for British people. Before that time there were only English/German or English/French dictionaries and so on. Johnson’s Dictionary is considered one of the most influential dictionaries in the history of the English language.
The second dictionary introduced was developed in the 20th century by a man who wrote the first English/English study dictionary. He graduated from London University about a 100 years ago and got a job to teach English in another country. He realized that a dictionary for non-native speakers of English was necessary. He worked on the dictionary throughout the 1920s, 30s and 40s while teaching in Oita, Japan. In 1941, Albert Sydney Hornby (known to his friends as ‘ASH’) published a simplified English/English study dictionary with easy definitions. He later showed his manuscript to Oxford University Press. His dictionary was not only useful for his Japanese students but for all non-native students in the world. His dictionary is the predecessor of the Oxford Advanced Learner’s Dictionary which is the world’s bestselling dictionary with over 35 million copies sold. Yet most students of English as a foreign language are unaware of its roots in Japan.
The students enjoyed making comparisons between the complex and subjective definitions of the older Johnson’s Dictionary and the easier to understand definitions of A.S. Hornby’s definitions.
生徒の感想
The student responses to Paul Snowden’s lecture were varied and quite intriguing. One student who assumed that all dictionaries are all alike was surprised to find out the many differences between the different dictionaries. He discovered a vast difference between Johnson’s Dictionary and A.S. Hornby’s one. Another student thought it was cool learning about the different shaped symbols for letters such as S that was used in the Johnson’s Dictionary in 1755. Most of the students were astonished to learn that the Oxford Advanced Learners Dictionary was developed right here in Japan. One student not so keen on his English studies mentioned that he had no interest in English/English dictionaries but after hearing Paul Snowden’s lecture has become more curious of the world of dictionaries. Lastly, students were intrigued by the timing of A.S. Hornby’s Dictionary being published on the eve of World War II.

◆トピックコード 103 
「アンケート調査の方法と結果の見方」
横浜市立大学 学術院(国際総合科学群)、教授 土屋隆裕 先生
参加生徒数 12名 報告者名 藤井 健太

 

トピック内容
アンケート調査の方法と結果の見方とうテーマで、アンケート調査作成の際のレイアウトにおける留意点を主にご教授いただいた。現在、紙面だけではなくweb上でのアンケートなど多くの媒体でアンケート調査は行われているが、日本ではアンケート調査とそのレイアウトについての研究はあまりなされておらず、多くの新たな気づきのある授業であった。例えば、紙面などの文字媒体を使ったアンケートでは初頭効果と呼ばれるものがあり、最初の選択肢が多く選ばれる傾向がある。また複数選択と強制選択のアンケートを比較すると、強制選択のほうが回答者の負担が高いものの正確性が高いようである。このような効果を考慮に入れてアンケートを設計しなければ、その結果を読み解く際に誤解をしてしまう可能性がある。その他にもレイアウトでは1行は8~12㎝くらいの長さにしなければならないなど、無自覚でアンケートを作成した私としては大きな学びになった。研修旅行でアンケートをする機会が多い生徒にとって大切な授業であった。

生徒の感想
・アンケートの質問の仕方次第や、選択肢の書き方で結果のパーセントに影響があったりするのがおもしろかった。
・確実性のあるアンケート調査のやり方を学べた
・今まで自分が見た様々なデータで正しいアンケートの取り方ではなかったかもしれないということがわかった。
・”自分が研究をする上でアンケートをとる時、どうすればより正確な数値が計れるのかなど、普段は全く意識していなかったことに対して意識を向けられたこと。

◆トピックコード 104 
「伝わるプレゼンテーション:スライドショーの組み立て方」 
北里大学 一般教育部,准教授 野島 高彦 先生
参加生徒数 21 名 報告者名 種村 毅

 

トピック内容
「伝わるプレゼンテーション:スライドショーの組み立て方」
「パワポ」や「プレゼン」は、いまや中学生にとってもなじみのあるものになっている。しかし、大人も含めて、「伝わるスライドショー」を作ることのできる人はいったいどれほどいるのだろうか。文字で埋め尽くされたスライドや、不必要なアニメーション・画像で飾られたスライドが、いかに多いことか。この講義では、スライドショーを効果的に組み立てるための10の秘訣をわかりやすく実演。

生徒の感想
パワーポイントを使う機会は今までに何度かあったが、野島先生の授業を受けて、これまでの自分のスライドショーの作り方は単なる自己満足になっていたということを痛感した。無駄なアニメーションやフォント飾り、色分け、枠飾り等はすべて不要。長い文章を映し出すのは聴衆に対して失礼。スライドづくりの極意は、「一スライド一情報」、「白地に黒文字ゴシック体」、「文字情報はできるだけカット」「トーク力も大事」、「色だけに頼るのはだめ」…。早速授業で実践したい。

◆トピックコード 105
「役に立つ研究、役に立たない研究」
東邦大学 薬学部・教授 伊関 峰生 先生
参加生徒数10名 報告者名 和田光 

 

トピック内容
役に立つ研究、役に立たない研究というテーマに基づいて講義をしていただいた。まずは顕微鏡の歴史について学び、そこからレーウェンフックの顕微鏡を使って実際にミドリムシがどう動くのかの研究を行った。2人1組になり先生が持参した顕微鏡とキッドをお借りし、赤い光が当たるとどうなるのか、青い光が当たるとどうなるのかなど生徒は自分たちで考えながら一生懸命取り組んでいた。また、光の強さによって集まり方が違うなど1つの実験から得るものは多かった。その後、様々な細胞についての研究結果の話を聞き、最後に研究の意義についてお互いに意見を言い合った。どれも間違いはなく、やはり研究を通して発見することがあり、そこから役に立つ研究もあるので不思議なことは研究する必要があるというまとめで本日の講義が終わった。理系の生徒がほとんどで興味を持ちながら意欲的に取り組めたことは良かった。

生徒の感想
・一見役に立たないような研究でも、他の研究の役に立つということ
・”最初から役に立たないと決めつけてはいけないと学んだ。自分が知りたいと思ったものに対して研究している最中にもしかしたら、役に立つ発見がみつかるかもしれないと思った。また、伊関先生の研究で、PACaを細胞に導入すると、細胞の働きを光で人工的にコントロールできるというのを知れたというのも最大の収穫だと思います。”
・”大学の教授が持っている、研究というものに対する印象を共有できたことが一番の収穫であった。研究者目線での意見というのが、自分にとって刺激的なものだった。

◆トピックコード 106 
「心理・行動のデータ分析―統計学と人工知能」
法政大学 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科、教授 木村 琢磨 先生
参加生徒数 25人 報告者名 松本 遼

 

トピック内容
「心理・行動のデータ分析―統計学と人工知能」
 インターネットにあった一つの記事をもとに、データ分析の際に生じた誤解が、誤った政策・施策の導入につながるということを具体的に話してくださった。
「国連の調査によると、日本人は寛容さが低い。すれ違う人と肩が当たったりするといら立つ人が多いのもそれが原因だろう。ではどうすればいいのか。日本人の寛容さを高めるために、すれ違う人と肩が当たった場合にはきちんと「すみません」が言える人になるよう道徳教育を充実させなければならない。」
私たち日本人の多くは権威に弱く、国連の調査となると信ぴょう性の高いデータなのだろう、と疑うことをしない。しかし、これが間違いだと木村氏は語る。国連が行った寛容さに対する調査は、肩が当たった時にいら立つか否かなどというような調査ではない。国民1人当たりGDPと慈善事業への寄付の相関から「日本人は一人当たりGDPが高いのに、慈善事業への寄付が少ない=寛容さが低い」という結果を導き出しているのであり、「肩が当たった時に許せるかどうか=寛容さが低い」ではないのだ。にもかかわらず、国は「すれ違う人と肩が当たった場合にはきちんと「すみません」が言える人になるよう道徳教育を充実させ」ようとする。国連の調査においての「寛容さ」を高めるためには、「一人一人が慈善事業にもっと寄付する」ようにしなければならないのに、まったくもって無意味な政策・施策を導入することになりかねないのだ。統計学的知見を持ち、データをきちんと分析しなければ、それに対する正しい対応はとれないということが分かった。

生徒の感想
・身近に構成されている情報に対する自分の考えや情報の正確さについての概念を考え直すことができた
・第一希望の大学の教授の講座が聞けてとてもうれしかったです。法政大学が求めている人材について理解が深められたので、理想に近づけるよう努力しようと改めて思いました。
・統計学が身の回りの生活にどのように活かされているのかわかった。

◆トピックコード 107 
「持続可能な多文化共生社会を考えよう!」
明治学院大学 教養教育センター教授 高桑 光徳 先生 / 金 銀珠 先生
参加生徒数  6名 報告者名 芦澤 美咲

 

トピック内容
テーマ『持続可能な多文化共生社会を考えよう!』
 在日コリアン4世である金先生の生い立ちやこれまでの経験で感じたことを聞かせていただいた。そして、多文化共生社会で生きていくためのヒントとして、次のようなことを生徒に伝えてくださった。
・「進路」は単なる職業選択のことではなく、自分が何のために、誰のために、どうしたいのか、を考えること。
・出身やルーツは関係なく、1人1人にそれぞれのよさがある。だからこそ、それらを知り、尊重し合うことが大切。
・「違っていること」を忌み嫌わないためにも、自分の知らないことを知ろうとすることは大切であり、その違いを尊重することもまた大切。
・良い意味で、常識を疑うことも必要。
金先生の話のあと、生徒たちは感想を書き、グループに分かれて感想の発表をし合った。

生徒の感想
・自分が普段から目や耳にする情報のみでの国に対しての勝手なイメージが、話を聞いてみると全然違ったことに驚き、少ない情報と無知、そこから生まれる偏見を自分が持ち続けていたことに気づけた。
・”偏見とか差別は自分の中でも薄いかなと思っていたが無意識にあったり、全然相手のことを知らないと言うことに気付いた。
・自分の中に偏見があったのがショックだった。”

◆トピックコード 108 
「マインドフルネスとヨガで脳トレ ~未来を切り開く力を育てよう~」
こどもヨガプロジェクトWAPPY 代表 石田 友美 先生
参加生徒数  18名 報告者名 平田 嘉納子

 

トピック内容
「マインドフルネスとヨガで脳トレ ~未来を切り開く力を育てよう~」
 未来を切り開く力とは? 他者の話に耳を傾ける柔軟性があり、必要なものを自分で選択し突き進んでいく力→自分を信じる力 = ブレない心 強い心 =心幹を鍛えるためにどのようなことを普段の生活の中で気を付けていくことが大切かを具体的に話していただきました。その後、今に意識を向ける呼吸法をおこないヨガのポーズを体験しました。
 体を強くするには、筋トレや走る運動をします。その時は自分がどれだけできるか?自分の体を知りそれを受け入れてやります。心を強くするのも自分の心を知りそれを受け入れることで強くなる。→マインドフルネス
 ヨガとマインドフルネスの関係
・マインドフルネスもヨガも基本は同じで心でハッピーを感じることを目指している。海外でも6000校の学校でマインドフルネスを取り入れている。日本でも取り入れられている学校も増えてきている。過去や未来ではなく、今に集中し呼吸法を意識するだけ変化がみられるようである。学習や試験や部活での失敗を引きずることなく切り替えて集中出来るようになるとのことで、思考のゴミであふれる心(脳)を整理して、心(脳)機能を高める事で心幹を強くすることが出来る。自分の人生の選択を自ら自信をもって切り開くことが出来るとのことで、順天でも学年やクラス対象に体育の時間やHRなどで取り入れることが出来たらと思いました。

生徒の感想
・過去や未来ではなく、もっと今に意識を向けることの大切さを感じました。呼吸を大切にしてマインドフルネスとヨガで脳トレしていきたいです。
・今に集中することによって、心が穏やかになったり頭をスッキリさせることができるということを知ったこと。
・悩んで頭がいっぱいになってしまうことが多いので、毎日今日習ったヨガを続けて落ち着けるようにしたいと思えたこと。

◆トピックコード 109 
「宇宙人は存在するのか~人類と宇宙について考察」
日本科学技術ジャーナリスト会議 理事 山本 威一郎 先生
参加生徒数  33名 報告者名 菅原 和彦

 

トピック内容
宇宙人は存在するのか、否か。広義の意味では我々地球上に住む地球人も宇宙人といえるので宇宙人は存在するといえよう。広大な宇宙のなかで、地球人のような生命体が生存できる可能性がある天体はどのくらいあるか考察をする。

生徒の感想
・宇宙には命あるものが生存可能なゾーンがあり、それはハビタブルゾーンと呼ばれている。私たちがよくイメージする宇宙人は、将来の進化(後退)した人間の姿とそっくりだった。その他にも宇宙という言葉の意味から、地球の誕生、時空の概念について教えて頂き、よく考えることが出来た。

◆トピックコード 110   
「トイレはまちづくりの特効薬~スマイルトイレゲームから学ぶSDGs ゴール 6~ 」
認定NPO法人日本ハビタット協会 プロジェクト担当 太田 祥歌 先生
参加生徒数  10名 報告者名 小見山 太郎

 

トピック内容
「トイレはまちづくりの特効薬」と題して、発展途上国におけるトイレ事情、トイレ環境が整っていないことでおきる問題点などについて学びました。その中でも、ケニアのトイレ事情について詳しく解説していただきました。トイレの衛生環境が悪いことで、病気が蔓延してしまうこと以外にも、子供たちが学校に行けなくなることもあるということ、女性が襲われる危険にさらされてしまうということなどを知りました。
後半は、日本ハビタット協会がケニアでおこなっている「スマイルトイレプロジェクト」についてより深く理解するために、すごろくを通して体験しながら学びました。トイレ建設がいかにコミュニティの発展に貢献するかについて楽しみながら考えを深めることができました。

生徒の感想
・SDGsについてのトピックだったのでSDGsについて前よりも詳しく学ぶことができました。将来どんなことをしたいかについて、考える機会になったので良かったです。
・スマイルトイレプロジェクトという取り組み自体を知ることができた。
・世界のトイレ事情を知るだけでなく、理解を深められたり、ワークショップの構成についてとても感心することができたりしたことが本日の収穫だったと思う。

◆トピックコード 111   
「会社の矛盾を考える:「アルバイト募集 高校生時給 1000円、大学生時給1150円」ってどう思う?」
中央大学 国際経営学部、准教授 木村 剛 先生
参加生徒数  23名 報告者名 丸山 邦夫

 

トピック内容
会社の矛盾を考える:「アルバイト募集 高校生時給 1000円、大学生時給1150円」ってどう思う?
・活発なディスカッションを通して、身近な問題から、モノの価値や、給与のありかたを考え、さらには、社会全体のなかでの、広い視野から俯瞰するように、視点を広げた。
・「成果主義」「年功序列」「生活の安定」「公共の福祉」などの題材を活用した。
・すべては、円錐のように、何事も見る角度によって、さまざまな考え方が生まれることを指摘。
まとめ
・ビジネスの多くは「正解」がない。・自分の意見を持つことが大事。・他人の意見に耳を傾けることはもっと大事。
・そうすることで自分の思考が深まる。・そして適切な(自分で納得のいく)意思決定を行える。

生徒の感想
・自分は結構目の前の幸せや目の前の問題にとらわれがちで、あんまり物事を長い目で見ることなかったけど、今回のセッションで今にとらわれず未来を考えて物事を決定すること、そして自分だけではなく周りのことをよく把握することが大切なんだなと思いました。
・”物事は様々な面から広い目で見ないと、偏った見解を持ってしまったり適切な判断を取れないことを理解出来た。また、自分で考え、主張をしっかりと持ちながら相手の意見をどんどん取り入れることが1番重要だとわかった。自分がどんなに正しいと思っても違う立場から考えることが大切。”

◆トピックコード 112 
「理解とは何か?―折り紙を通じて―」
早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科教授 石村 康生 先生
参加生徒数  14名 報告者名 小林 優子

 

トピック内容
ものごとを理解するとはどういうことか?理解を深めていく過程をミウラ折りという折り紙のパターンを作りながら考えていった。ミウラ折りは4つのひし形で1つのパターンとなり、二方面にいっぺんに開くため、ジャバラ折りより厚くなりにくく、角がやぶれにくいという特徴をもつ。そのため、地図をミウラ折りで折ると丈夫ですぐに開けるため利便性も大変よい。これを応用させて、人工衛星の太陽電池は広げたままではロケットの中に納まらないため、このミウラ折りが採用されている。動画にて実際にロケットから太陽電池が開く様子を動画にて見せて頂いた。ミウラ折りについて理解を深めたところで、ひし形から別の四角形にしたらどうなるのか、ミウラ折りでない折り方とは何か、折るとはどういうことか、たたむための条件とは何か、と多方面から考えた。それにより、物事を理解するには実体から離れて概念を考えることが大切であると学んだ。他にも数列を例にして数列とは何か、数列で表現できない物は何かなど考えた。ひし形を台形、三角形などに応用させた形のサンプルも実際に触れることができ、改めて固定概念にとらわれないことが新しい発想や理解につながることが実感できる貴重な機会となった。

生徒の感想
・日本発祥の三浦折りが人工衛星に使用されたことが分かった。
・物事を考えるときには多面的、多角的に、またほかのものと比較することが大切だと思った。
・理解とは、Aという集団があった時、その他の部分を考えることで、Aという集団がわかること。

◆トピックコード 113   
「あなたの知らない創薬の世界」
第一三共株式会社 研究開発本部 オンコロジー統括部 オンコロジー 第二研究所 第一グループ研究員 宗岡 聡 先生

参加生徒数  21名 報告者名 白井 恵美

 

トピック内容
創薬の世界を、創薬研究者の立場から、具体的にお話しいただいた。
医薬品は知的文化財であり、 新薬の登場で治療満足度は大きく向上する。しかし、新薬開発には莫大な費用がかかる。いわゆる「薬の種」と言われるものから合成していくわけだが、合成のポイントは、より強い・より良い・より少ない副作用にあり、それらの条件を満たし新薬として世に登場する薬の確率は、27000分の1という。
話題提供者自身が関わっている新薬研究プロセスのご説明や、ご自身の日ごろの生活ぶりなどもご紹介いただいた。また、創薬研究者になるための道筋なども具体的にアドバイスくださった。

生徒の感想
・医薬品を作るのにはたくさんのお金がかかり、数千人関わり、時間もかかるが、27000分の1の確率でしか販売とならない。そのくらい私たちのことを考えて研究している。
・自分の将来を決める上での大事な情報源となった。

◆トピックコード 114   
「持続可能な開発目標(SDGs)と日本に生きる私たち」
日本大学国際関係学部国際総合政策学科、助教 眞嶋 麻子 先生
参加生徒数  4名 報告者名 川口 純

 

トピック内容
眞嶋先生が「国際関係学」に興味を持った体験が紹介されたあと、世界人口、子供人口、小学校を卒業できる人数、5歳まで生きられない子供の数という4つの数字に関するクイズが出題されました。SDGsについて説明があり、その中で最も重要だと思うものを各生徒が挙げ、理由を発表しました。多くの生徒が「気候変動」に注目指定ました。プラスチックごみや食品ロスについての日本と世界の現状も紹介され、食品ロスをなくすために「今すぐに一人でもできること」、「友達や先生と一緒にできること」、「2030年までにすべきこと」について、各自の考えをシェアしました。SDGsについては途上国の問題だと思いがちですが、日本に住む自分たちにも関係があることだということに気づくことができました。時間を過ぎても多くの質問が出て、充実した時間となりました。

生徒の感想
・”日本の貧困について知れた。
・知らなかったので驚いたし、知識が広がり研究したいと思った。”

◆トピックコード 115 
「新学習指導要領におけるグローバル人材像~ 22 世紀まで生きる子供たちに必要な力とは ~」
文部科学省 初等中等教育局 視学官(併)初等中等教育局参事官(高等学校担当)付 高校改革推進室長 安彦 広斉 先生
参加生徒数  19名 報告者名 吉原 正寛

 

トピック内容
「新学習指導要領におけるグローバル人材像~22世紀まで生きる子供たちに必要な力とは」
 Society5.0(創造社会)にむけて、どのような子供たちを育てていくかというテーマに基づく講義であった。2011年に小学校に入った生徒が社会に出るころには、現在の仕事の65%が存在しておらず、今後10~20年で半数近くの仕事が自動化していく。また、データ量は2年ごとに倍増していく。まさに、IT人材が足りなくなるのである。現在の日本の教育における強みは、問題解決力が高く、基礎学力はOECDの中でもトップクラスである。しかし、表をもとに読解していく力やキーボードを打つ力は他国に比べると劣っている。また、生徒の自己肯定感や教員の自己効力感は極めて低い。
 そこで新学習指導要領では、社会に開かれた教育課程をうたい、「主体的な学び・対話的な学び・深い学び」を目標としている。その事例として想定しているのは、小学校で始まる「プログラミング学習」などである。また、中高では、ICTの整備をすることで情報活用能力を高めていくことを想定している。情報整理を他者と協働する中で、主体的な学びを実現しようとしている。ただ、果たしてこれらのことで、本当の人間力が養えるであろうか。

生徒の感想
・今まで、なぜ学習要領を変更したのか、2020年の入試が新制度になるのはなぜかなど分からないことがとても多かったですが、今回お話を聞いて、探求授業の大切さやなぜ日本にそれが必要なのかなどを学ぶことが出来ました。
・自分から教育を積極的に受けに行くことも大切だと思いました。
・新しいグローバル人材を育成するために、日本でのIT人材の育成をもっと活性化するべきだということを学べました。

◆トピックコード 116 
「フェイクニュースの時代を生きる」
立命館大学 グローバル教養学部 教授 金山 勉 先生
参加生徒数  15名 報告者名 小町 浩一

 

トピック内容
「フェイクニュースの時代を生きる」というテーマで講義が行われた。フェイクニュースとは何か?という定義面から始まり、なぜフェイクニュースが生まれるのかという背景面や、フェイクニュースの歴史、現状、功罪、対処など様々な観点からフェイクニュースに焦点を当てた。双方向的でコミュニカティブな進行で活気のある講義であった。参加者たちは、事前課題が与えられ、発表ができた。全員がしっかりと準備ができていた。現代を生きる私たちはフェイクニュースとどう向き合い、この時代をどう生きていくかというヒントになる講義であった。

生徒の感想
・今回はフェイクニュースについて教えていただいた。フェイクニュースについてもう少し詳しく知りそれを自分の生活にいかしたいと思った。また、プレゼンの仕方が上手だったので真似をできるように意識してみたいと思った。
・フェイクニュースは現代の誰もが情報を発信出来る時代では世の中に溢れているからその見極めが重要になってくるということ。
・フェイクニュースかどうかしっかり自分で判断する力が必要だと言うこと。

 

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