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グローバルウィーク・ダイジェスト2018-4日目(11/6実施分)①会場:順天高校
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お知らせ

2018/11/15

グローバルウィーク・ダイジェスト2018-4日目(11/6実施分)①会場:順天高校

順天高等学校のSGH活動の一部として、10月31日(水)~11月7日(水)までのうちの5日間(31日、1日、2日、6日、7日)に「Global Week 2018」を開催しました。この期間、平常授業を午後2時で打ち切り、国内外の大学の研究者や大学院生、大学生、企業や団体の職員、順天高校の卒業生や在校生が、順天高校生徒や(一部中3生)、他校の中学高校生(文京区の郁文館夢学園=郁文館中学校、郁文館高校、郁文館グローバル高校、の生徒)、教職員と共有したい話題(トピックと呼んでいます)を持って集まり、これらの話題提供者と生徒教職員が、ともに正解のないグローバルな問題について学びあう機会を持ちました。参加するトピックは生徒が主体的に選び、学校側では人数調整を行いませんでした。一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。今回は11月6日(火)に行われた4日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。(この日は、順天高校と郁文館高校の2会場で実施されました。)

【①会場:順天高校 6トピック】
◆トピックコード401 「越境する歌と環太平洋の近現代」
 東京女子大学 現代教養学部国際関係専攻講師 青木 深 先生
 参加生徒数9名 報告者名 三好 奈緒子

 

1. トピック内容
本講座では、「ジャパニーズルンバ」というひとつの歌から出発して、環太平洋の近現代を生きてきた人々の経験の一断面を切り取り、皆で一緒に考えました。戦後当時、「ジャパニーズルンバ」という歌が駐留米軍将兵の間で大流行し、またそれに伴い日本人にも親しまれていました。その「事実」から出発し、その歌が作られた時代背景や作曲・作詞者、詩の内容を吟味することによって、当時の文化的文脈に基づいた曲であったことが判明し、単なる「流行」以上のことが見えてきました。私たちの身近にある、私たちが親しんでいる音楽について掘り下げてみると、世界とこんなにも深くつながっているということが見えてくるのだ、ということを実感できる講座でした。

2.生徒の感想
・「ジャパニーズルンバ」という歌が時代や人の思惑によって様々に解釈され歌われていたのが面白いと思った。 曲などの創作物は色々な歴史背景のもとで成り立っていることにすごく興味を持った。外部から様々な刺激を受けることは大切だと思った。

 

◆トピックコード 402  「国際社会の変動と国連の対応」
 上智大学 総合グローバル学部教授 植木 安弘先生
 参加生徒数33名 報告者名 金子 哲也

 

1. トピック内容
メイントピック「国際社会の変動と国連の対応」
◎現代の脅威とは何か(人間の安全保障に関する脅威)
1.核の脅威
2.グローバルなテロの脅威
3.未解決の紛争や、人道法の組織的違反の問題(シリア、アフガニスタン、スーダン、イスラエル・パレスチナ等)
4.気候変動(地球温暖化、自然災害、石油の枯渇⇒クリーンエネルギーへのシフト)
5.不平等(格差)の拡大
6.サイバーセキュリティー関連の脅威
7.人間の移動(移民問題・難民問題)
 昨年(2017年)9月19日の国連総会でのアントニオ・グテーレス国連事務総長の演説で語られた上記7つの世界的な脅威について、現状で何が起きているのかを解説していただくとともに、それらの諸問題に対する国連の対応について解説をいただいた。我々日本人にとっては、サイバーセキュリティーや地球温暖化や自然災害など身近に感じているものもあれば、テロリズムや核の問題、紛争問題や移民問題などメディアを通じてのみしか知ることのできないこともある。これらの国際問題が以下に複雑で対応が難しいものであるかを実際に国連で仕事をされてきた先生から生の声で聴くことで実感できたのではないかと思う。

2.生徒の感想
・今回の講義で国際情勢についての理解を深めることができたと思います。たくさんの課題が身近に隠れているということがわかりましたし、世界が直面している問題に、国際機関がそしてどのように対応していくかがわかりました。またこれから先は常に持続可能かどうかがテーマになっていくと思いました。
・私は、今回参加した上で自分が最も行きたい大学の教授の授業をうけることが出来たので、大学前にシュミレーションをすることが出来ました。その上で、大学では今現在自身が持っている視点よりも深く物事を見なければならないことがわかりました。

◆トピックコード 404 「電気電子工学は命を救えるか?―AEDの仕組みとカラダの電気―」
 東京電機大学 工学部電気電子工学科 教授 植野 彰規先生
 参加生徒数 24名 報告者名 山崎 碧

 

1. トピック内容
① ヒトのカラダと電気
雷や静電気でしか認識されていなかった電気だったが,カエルの干した脚の観察から生物の中にも流れていることが明らかになった。そこから研究は進んでいき,現在ではペースメーカー・人工網膜・人工視覚・人工内耳と様々な分野へ応用され利用されている。
② AEDのしくみ
AEDには,ヒトの心電図を読み取る役割と,除細動をする役割がある。心電図を読み取るためには1000分の1Vほどの微弱な電気を増幅する必要があり,除細動のためにはコンデンサーで2000Vもの大きな電圧を作り出す必要がある。
③ この研究分野の今後の発展
・絶縁物電極の開発…衣服をつけた上からでも心電図を測定できるようになった
⇒新生児の心臓をモニタリングする際に非常に重宝している。
⇒シーツの下に敷ける電極の開発により,在宅医療の充実が期待できる
⇒自動車の運転席に電極を付けられ,自動運転の実用化が現実味を帯びてくる
⇒心電図の測定結果に応じて機械の強度を調節できるようプログラムしておけば,電動アシスト自転車や介護用アシストスーツに応用できる
・水中で心電図を測定できる装置も開発中

2.生徒の感想
今まで電子工学についてはあまり具体的なイメージを持っていなかったが、人間と電気の関係を踏まえて教えていただき、電子工学と私たちの健康、生活に深く関わっていることがわかった。また、理学と工学の違いも知ることができ、将来を考えるという点においても役に立った。AEDについて知らないことが多かったが、仕組みを実際に見たり、触ったりして知ることができた。また、お医者さんでも治すことの難しい病気を機械で治すことができることに驚いた。電子電気学は普段使っている身近なものから医療まで幅広く、多くのことに役立っているのだとおもった。上野さんの、研究もとても面白い内容だった。絶縁体を通しても心拍数を測れるため赤ちゃんや高齢者にとって素晴らしいものだと思った。

◆トピックコード405 「モアイと考えるグローバル倫理」
 麗澤大学 助教/副センター長 内尾 太一
 参加生徒数 24名 報告者名 小寺博明

 

1. トピック内容
モアイと考えるグローバル倫理と題して、まずはイースター島についての全般的な知識の紹介から始まり、イースター島の謎(先住民がどこから来たのか・どうやって石を運んだのか)について触れられた。イースター島の位置を答えたり、モアイの運び方の案を出したりするなどの問いを通して生徒の興味を引き立てていた。次に、チリと日本では、互いの国で起こった大地震によって相手の国にも津波による大きな被害を出した関係があり、お互いに支えあう関係の中で特に南三陸町(旧志津川町)とイースター島の関係を繋げているものがモアイであるということに触れた。最後に現代におけるモアイは何を象徴するものであるのかについて伝えられた。イースター島の巨石文明の崩壊の背景として、モアイは環境破壊に関する倫理と搾取や虐待に対する倫理の2つのシンボルになっているという通常では抱えることがないジレンマを抱えているということと、近年では新たに観光の在り方についての課題を抱えることになったことに触れられた。

2.生徒の感想
モアイやイースター島について初めて知ることが多かった。言われてみれば、なぜ日本でモアイがこんなに有名なのか不思議に感じた。南三陸町ではモアイを使った町おこしをみんなで考えているということだったが、実際にやってみると難しかった。最後の話を聞いて、モアイは肩にいろいろなものを背負っているのだと感じ、応援していきたい気持ちになった。

◆トピックコード406 「スポーツをする上で怪我はつきものか?」
 帝京平成大学 現代ライフ学部経営マネージメント学科トレーナー・スポーツ経営コース講師 原田 長 先生
 参加生徒数 58名 報告者名 木村 三華

 
 

1. トピック内容
⑴ スポーツ障害予防の考え方を知る
怪我(スポーツ障害)には、外傷と障害がある。何故、怪我の予防が重要か(オリンピック選手の受傷例より)。
アスレチックトレーナの仕事内容
⑵ 傷害発生状況を知る(一般的なデータとの比較)
部活毎でとのような怪我が多いかを聴収。順天の傷害発生状況とアメリカのデータを部位と傷病名に分けて比較。どちらも全体的には、肉離れ、足関節の傷害が多いが、競技の特徴によっても異なってくる。重症度(高校女子は膝の靭帯損傷多く重症化しやすい)や発生状況(試合時多発)、受傷機転の比較・分析や米国の資料の表・グラフの見方と特徴の掴み方をご教示いただいた。
⑶ 傷害の原因・メカニズムを知る
どんな人が、どのように発生しているか。→内股の人、着地の時に股関節と膝を曲げないで着地(膝を曲げる力が弱い)、感覚が落ちている、筋肉全体の機能低下は怪我を発症しやすい。
⑷ 傷害予防プログラムを実践してみる
足関節捻挫の再発risk factorとして、内反捻挫の既往、腓骨筋反応時間、足関節周囲の筋機能低下、足関節の位置感覚低下、姿勢安定性/バランスの低下などがあり、筋出力や感覚・協調性のトレーニングを実践した。

2.生徒の感想
実際に憧れの職業についている方のお話を聞くことができ、とても収穫があった。進路についても相談に乗って頂けた。傷害はケア次第で防ぐことができるということ、障害の予防法を知ることができた。怪我はどれだけ早く治すかではなく、どれだけ予防できるかが重要で、怪我をしないためには体幹などの部分を強化することが大事だということを認識した。

◆トピックコード 407 「好きなことで国際協力」
 SeedA 順天高校卒業生(SGHコアメンバー) 阿蘇理子、井上鈴菜 先生
 参加生徒数10名 報告者名 川口純

 

1. トピック内容
まず「自分の好きなこと」を語るアイスブレイクを行いました。
その後、seedAの飛矢氏より、国際協力に関心を抱いたきっかけと現在の活動について語られました。高校の掲示板で見たポスターや現地の少女との出会い、そしてスポーツを通じての国際協力など、高校生にもイメージしやすいお話でした。
続いて本校卒業生の阿蘇さん、井上さんよりSGH活動のテーマだった「モリンガ」について話されました。「食べる」ことが好きで、フィリピンのスーパーフードに行きついたこと、活動を通じ、様々な刺激的な出会いがあったことが語られました。同じく卒業生の大塚莉子さんは「性教育」というテーマに行きつく過程と、日・英・タガログの3か国語で絵本を作ったことなど、実際の活動について語ってくださいました。卒業後も、この3名を含む当時のクラスメイトで国際協力について考えており、近々フィリピンに渡航する予定とのことでした。最後に、生徒たちはもう一度、自分の好きなものについて考え、それをどのように国際協力に役立てられるかを考え、発表しました。自分たちの身近なことが、実は国際協力に生かせるかもしれないという気付きを得た90分でした。

2.生徒の感想
・ 自分の好きなことをテーマに研究することで、深く研究をする意欲も湧くし、国際協力として海外へ行き、現地の人たちに教えることで楽しさを共有出来るから、自分は何が好きでそれは誰の役に立つことなのかを日常生活の中で意識して行きたいと思いました。
・ 自分の好きなことを突き詰めて人の役に立てることがあるのはとてもやりがいを感じられるし、素敵だと思ったので、私も好きなことから何か役に立てるような活動をしたいと思った。
・ 国際協力はどのような形でも良いということを知ることができ、国際協力が身近に感じた。
・ 自分の好きなことから国際協力ができるのだとわかったし、目標ができた

 

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