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グローバルウィーク・ダイジェスト2017-1日目(10/27実施分)
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お知らせ

2017/11/15

グローバルウィーク・ダイジェスト2017-1日目(10/27実施分)

順天高等学校のSGH活動の一部として、10月27日(金)~11月8日(火)までのうちの5日間(27日、1日、2日、7日、8日)に「Global Week 2017」を開催しました。この期間、平常授業を午後2時で打ち切り、国内外の大学の研究者や大学院生、大学生、企業や団体の職員、順天高校の卒業生や在校生が、順天高校生徒や(一部中3生)教職員と共有したい話題(トピックと呼んでいます)を持って集まり、これらの話題提供者と生徒教職員が、ともに正解のないグローバルな問題について学びあう機会を持ちました。参加するトピックは生徒が主体的に選び、学校側では人数調整を行いませんでした。一部のトピックは少人数になりましたが、その分、本来の目的である「話題提供者との個人的つながりを作る」贅沢な時間となりました。今回は10月27日(金)に行われた1日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。

◆明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科専任教授 長畑 誠先生
【私たちが暮らす《地域コミュニケーション》って何だろう?】参加生徒数16名
生徒の名前、学年、自分が住んでいるところと、その場所の自慢・好きな所を発表してトピック始まった。それぞれの場所にはコミュニティーがあり、協力して何かをやっているはずである。「地域の人々が一緒にやっていること(どんな人達が何をやっているか)」を、ブレーンストーミング方式で付箋を使って整理し、内容ごとにまとめて模造紙に出た意見を貼り、そこから分かったことを発表し合った。
 生徒の感想から:皆と話し合うことで、地域にいろいろなコミュニティがあることを理解し、地域の人との関わりがあるのはとても大切だし、羨ましいことだと理解した。また、自分の住んでいる場所が地域の人たちのおかげで、成り立っていることを改めて感じた。今後は、地域の活動に積極的に参加していこうと思った。

 

◆杏林大学 外国語学部、中国語学科 教授 宮首 弘子先生
【あなたの知らない中国の高校生生活】参加生徒数24名
現在日本の大学に留学中の中国出身大学生5人との交流会。交流が始まる前、それぞれの留学生からの発表。テーマは5つあった: 1)中国の大学に入るための入試制度; 2)中国の高校における学習課程; 3)中国の高校における学生生活; 4)中国風学生制服; 5)恋愛ア・ラ・シノワ。

入試が厳しい、学習がつらい、学生生活がスパルタである、制服が「ダサい」、生徒間の恋愛が厳禁されている、などが中国人留学生から報告された。少人数グループで行った交流が終わった後、実際に中国に行ってみたり中国人と話してみたりすることで、日本のメディアが描写している中国と違う中国と出会うことができる、と宮首教授がワークショップをまとめた。
 生徒の感想から:学生の生の声はネットの意見と違うこともありネットや自分の偏見が国を決めつちゃダメだということを感じた。また、自分が思っていた以上に中国の学生は勉強漬けの日々で遊べない人が多いというのが分かった。そして、自分が想像していたよりも[中国は]学歴主義だった。生徒も保護者も先生をすごく信頼していて、勉強をさせる環境を整えていることが分かった。

 

◆法政大学 法学部国際政治学科教授 菱田 雅晴先生
【日中相互のヘイトの構造:中国はヤバい?日本はウザい?】参加生徒数42名
日中関係は、日本にとって、日米関係に次ぐ重要な二国間関係である。にも関わらず、日中双方にあって、8~9割という大多数が相手国・相手国民に良好な感情を抱いてはいない。いわゆる嫌中、反日情緒が蔓延している状態にある。その一方で、両国関係を重要とみる意識は一貫して高い比率を示している。この世界でも稀な二国間関係、特異な隣国関係は、政治、領土、台湾、チベット、経済、安全保障等の問題に由来していると考えられるが、中でも二国間関係に存在する感情問題は非常に繊細で複雑な要因が絡んでおり解決が難しい。
「相思相憎」の関係でありながら、「相互依存」の関係でもある中国との今後の関係をどのように模索していくかを考えるトピックであった。
生徒の感想から1:日中間に存在する「相思相憎」の原因は思っていた以上にあることがわかった。また「お互いの国のことについてあまり知らない」という壁が大きく、その壁をなくすことが重要だと思った。反日・嫌中の感情はともに、ある年を境に大きくなっているが、その年に何があったのか知りたいと思った。シニア世代に比べて若者世代の方が中国に対する印象が良い、ということが救いである。

生徒の感想から2:日中間には、相互に嫌悪している(情緒としての対中嫌悪)のに、相互に依存している(理性認識としての対中重視)の併存、という不思議な関係がある、ということがわかった。そしてメディアの情報が世界の関係を悪化させている可能性がある。一方、日本と中国の「相思相憎」の関係は、接触理論によると、お互いの情勢を知ることで解決できるかもしれない。

 

◆Gakushuin University Faculty of Int. Social Sciences Ted O’Neill先生
【Studying Globalization and Business in English】参加生徒数14名
This topic was done in a way that integrated the English language, world economics, geography, along with mathematics. Students could learn about the whole process of how global business works. The international businesses covered in this topic were on T-shirts, coffee, and iPhones. They could also learn about the monetary roles retailers, manufacturers, distributors, cotton farmers, and workers played in these businesses and the breakdown of their economic numbers. This topic appealed both to students interested in English and in world business as well. The students were amazed learn about how money moves around the world today.
生徒の感想から:トピックは全て英語で行われましたが、オニール先生の英語はとても分かりやすく、最後まで楽しめるものでした。英語での授業ということ以外に、世界の経済的な仕組みについてのお話には驚くことが沢山ありました。衣服や携帯電話などに関わる産業のお話を聴きましたが、様々な業種の人たちの中で誰が一番稼ぎを手にし、誰が一番少ないかなど、普段意識しないような社会の真実を知ることができました。新たな気づきを得られる社会学の講義は、とても知的で、面白く、また真剣に考えないといけない問題だなと感じました。

 

◆麗澤大学  講師 内尾 太一先生
【『みなしご津波』とは何か?海の向こうからやってくる災害と地球社会】参加生徒数19名
東日本大震災を足掛かりとして、みなしご津波について学び、国際協力とは何か、そして国際社会は今後どうあるべきなのかを考えさせるトピックであった。みなしご津波とは遠隔地で起きた地震が原因で発生した津波の事である。東日本大震災においてもみなしご津波は発生しており、チリやその他の国にも少なからず被害を及ぼした。歴史に目を向ければ1960年、チリ南部バルディビア地震においてもみなしご津波は発生しており、日本の南三陸に大きな被害を及ぼしている。このことから東日本大震災を含めた災害をとらえ直し、災害というものは発生した国に限定したものではなく全世界的につながりうるのだ、という新たな視点を生徒たちは得ることができた。また、災害を災害のままで終わらせるのではなく、日本とチリの関係のようによりよい繋がりを構築する契機にすることもできるのだということも学んだ。海とは国と国とを隔てるものではなく、国と国をつなげるものである、という言葉が非常に心に残った。
生徒の感想から:1.災害に出会ったときに、自国の事だけではなく他国の事も気にかけるということは大切だと思った。また、そのことで得ることができる、つながりがあると言うことには大変驚いた。2.外国とのつながり方もさまざまで驚いた。互いに助け合って生きていかないといけないのは、人同士だけではなく、国同士も同じことなんだと思った。3. 視野を広げることによって、また別の色々な情報が得られて、自分の考えが広がると言うことがよく分かった。

 

◆東洋大学 国際学部国際地域学科 教授 藪長 千乃先生
【社会保障の国際比較】参加生徒数17名 
2010年、フィンランドが「生活の質」「経済競争力」「教育」「健康」「政治環境」の面から、世界のベストカントリー1位に選ばれた。フィンランドのみならず、北欧諸国は豊かさにおいて上位を占めている。その理由として「社会の作り」がうまくいっているのではないか?いう仮説から、このトピックは始まりました。
まず、社会保障の仕組みと所得の再分配の基礎的な仕組みを説明して頂きました。その上で、北欧諸国の公的社会支出が日本と比較して違っている点に気付かせてくれました。特に日本では福祉への支出が低く、その影響で少子化が進んでいるのではないかということです。また、北欧諸国では、年金や現役世代への支出が多いので、そのために「豊かさ」に繋がっているのではないかということを検証しました。
生徒の感想から:日本の事を知っていたけれど、外国の状況などは全く知らなかったので、出生率と現役社会の海外の関わりなどを知ることができたので良かった。 また、日本の少子高齢化の裏には、医療給付率の高さや現役世代の給付が少ないなどがあった。北欧の福祉は充実している。

 

◆埼玉大学 工学部3年 田中 雅美先生
【フィリピンにおけるインターン体験 セブ島マングローブ植林とマニラアジア開発銀行本部訪問】参加生徒数11名
埼玉大学の授業の一環である「Global Youth」プログラムに参加した学生による開発途上国インターン体験の発表。
話者は、本年3月にフィリピンのセブ島を訪れ、マングローブの植林活動を行っている。セブ島の海岸地域において、マングローブがどのような役割を果たしているのか、また、マングローブをどう守っているのかを紹介した。この活動は、日本企業の援助によって成り立っているが、植林活動の現状と問題点について本校生徒とともに考えた。また、首都マニラにある「アジア開発銀行」についてのトピックがあった。銀行の沿革と業務内容についての説明があった。日本政府や日本企業の金銭的円状について考えた。
 生徒の感想から:発展途上国とは貧しい国のことで、日本とは全くつながりがないと思っていたけれど、日本人の援助で、現地の人たちのために橋を建設したり、環境保護のためにマングローブを植林したりして協力していることがすごく大切なことと思いました。そして、海外のことにもっと興味を持ち知りたいと思った。また、途上国は貧しい国と思っていたけれども、実際には高層ビルが立ち並んでいたり、排気ガス等の環境問題が多くあることを知りました。まずは問題について知ることから始めたいと考えました。

 

◆立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 准教授 上原 優子先生
【NPO/NGO 社会的企業のミッションマネジメントと寄付】参加生徒数20名 
社会的な課題、例えば難民問題やホームレス問題などに取り組んでいるようなNPO/NGO、あるいは社会企業は、多く場合寄付に支えられて活動しています。このトピックでは、NPO/NGO、そして社会的企業がその組織活動の中で最も大切にすべきミッションと、そのミッションを中心とした組織運営、そして寄付の関係について学びます。
 今日の話の中でLIFE STRAWがどのような地域で使われているか、これがどのように使うのかを実物で生徒に示しました。また、「ブラックダイヤモンド」の映画の一部をみて金の取り扱い方を間違えるとどうなるかを生徒に投げかけていました。
生徒の感想から:提供する過程の段階をどのように踏んでいくかということです。ただ気持ちだけあってもお金の問題によって現実化されるまでの工夫が私たちに一番求められていることだと思いました。
また、ミッションの立て方が実際と異ならないようにするにも私たち自身の思考力が肝心になってくるということも改めて思いました。

   

◆順天高校2年 宮崎 蒼生先生・順天高校SGH支援員 カバリヤ マホ先生
【動物と人との結びつき~可愛い動物を救うには~】参加生徒数31名 
始めにカバリヤ・マホ氏から採卵鶏についての報告があり、ケージ飼いではなく日本においても平飼いの普及を進めていくべきとの報告がありました。その後好きな動物に関する愛護問題の事前課題の共有(15分間のディスカッション)をグループワークで行いました。
 ↳マホさんや宮崎さんがグループの中に入ってファシリテーションを行い、話し合いは盛り上がっていました。
その後、グループでの課題を共有し、グループごとに発表しました。宮崎さんからの世界の馬についての種類や基本データ・殺処分の紹介、その後トビタテ留学でカナダでの自己の体験を報告し、留学中にできなかったことや帰国後には知識を身に付けることの大切さを訴えていました。マホさんからは動物愛護及び管理に関する法律の報告があり、その問題点について解決策をディスカッション形式で話し合い、最後に宮崎さんが今日の生徒たちに動物のことについてもっと理解してほしいと切実に訴えました。

 

◆朝日新聞社 文化くらし報道部記者 斎藤 健一郎先生
【5アンペア生活をやってみた】参加生徒数29名
斎藤さんは、東日本大震災で被災したのを機に、電力会社の電気に頼らずに暮らしたいと身の回りにあふれる家電製品と決別して、5アンペア生活を始めてました。それから5年が経ちました。エアコンをやめ、電子レンジとさよならし、月の電気代は190円に。目指したのは、夏を涼しく、料理をおいしく、無理せず楽しい快適な暮らしです。そんなことが可能なのか。節電生活に意味があるのか。身近なところからエネルギーのこと、暮らしのことを考えたいというのが斎藤さんの思いです。・エネルギーを賢く使うためには、「適材適所」。今の時代の「普通」「常識」は必ずしもそうであるとは限らない。できないことから探すのではなく、できることから探す・・・。
生徒の感想から:昔から使われているもので、現在まで残っているものは、強くて省エネにつながるものである。掃除機があるのに、まだ箒が使われている理由がわかった。普段何気なく使っている家電がどのくらいのエネルギーを必要とするかがわかった。

 

 

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