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2017 SGH第3回フィリピンフィールドワーク 報告3 
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お知らせ

2017/10/26

2017 SGH第3回フィリピンフィールドワーク 報告3 

 10月1日はマニラに移動する日です。朝はサンドイッチを作っていいただいて、パンガシナンのビーチーチで朝食をいただきました。

 午後はマニラ市内のスモーキーマウンテン跡地を訪問しました。ゴミ集積場の跡地は土をかぶせられ、30メートルほどの山になっています。地元の警備団の方に案内していただき、山の上にも登りました。そこにはありあわせのもので違法に小屋を建てて暮らしている人たちがいました。足元には埋まっているゴミが見えているのに、イモやバナナを食料として育てています。遠くには港や高層ビルが見えます。「あの港を通して商品が行き来している。私たちに日本の生活ともつながっているのです。」というCFFの石井丈志さんの説明を聞いて、ここの暮らしが私たちと無関係ではないのだと思い知らされました。

 夜は最後の訪問先である「ユニカセ(UNIQUEASE)」レストランで夕食をいただきながら、代表の中村八千代さんのお話を伺いました。ユニカセは、貧困下で成長した青少年に雇用の機会を提供し、路上生活や人身売買など様々な危険にさらされた子どもたちの数を減らすことを目的に作られました。中村さんは、ご自身がフィリピンの子どもたちと関わるこのになったきっかけから丁寧にお話してくださいました。スラムの子どもたちに「あなたの夢はなんですか?」と質問したら「大人になるまで生きること」という答えが返ってきました。このエピソードは、この1週間で体験してきたことと重なり、胸に刺さる言葉でした。

 最終日の朝は全員で振り返りをしました。参加したメンバーはこの8日間を通して、多くのことを学んできました。2年生は、フィールドワークを通して新たな課題を発見し、多くの宿題を持ち帰ることとなり、1年生は、カナダからの参加者と信頼関係を築くことができました。次年度以降も、連携してフィールドワークができることを期待しています。

(カナダからの参加者を囲んで記念撮影)

このフィールドワークの成果は、11月に行われる学習成果発表会等で報告される予定です。

 

 

 

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