お知らせ

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高1生SGH シェバ先生によるワークショップ 「フィリピン文化を垣間見る」
5月27日(土)にSGH高1生はフィリピン出身のシェバ先生による「フィリピン文化を垣間見る」ワークショップを行いました。今回のワークショップをきっかけに、生徒達は個別研究テーマを決めていきます。今回はクラス単位で行ったので、生徒達も、臆することなく、自分の興味関心について、多くの質問をすることが出来たようです。以下はシェバ先生による英語によるレポートの和訳です。原文はこちらです。
SGH ワークショップ 「フィリピン文化を垣間見る」
順天高校は今年も全1年生対象のワークショップを行いました。SGH4年目の今年、グローバル社会に関するさらに深い知識と気づきを養います。今日はグローバル社会の一員であるフィリピンについて学びます。
研究とフィールドワークの対象であるフィリピンについて、まず学生たちはオリエンテ−ションを受けました。 今年は新1年生全員が5月27日と6月3日に行われるワークショップに参加します。すでに4クラスが受講を終了し、残りのクラスは6月3日に受講をする予定です。 ワークショップはそれぞれの教室で行われ、今回のQ&Aセッションはとても活発なものになっています。
ワークショップははずファクトクイズで始まりました。内容はフィリピンの地理、人口、歴史、言語、宗教、生活についてです。学生たちはフィリピンの年代別の人口について授業を受け、若い人の人口がとても高いことを学びました。日本とは対象的です。さらに80%のフィリピン人がカソリック教徒で、クリスマスが一年で最も重要なイベントであることを知りました。人種と文化のメルティングポットであり、自然が作った美しい列島からなるフィリピンは単なる観光地ではない、何か人々を魅了するものがあります。
輝く砂浜のビーチ、栄華な歴史の名残、美しい田舎の風景、雄大な山々と心温かな人々… フィリピンの独特な魅力はほかのどこにもないもので、人を寄せつけてやみません。
ポジティブな面もある一方で、貧富の差で苦しむ人々もたくさんいることも知りました。教育の機会がない、ストリートで苦しむ子供達などの問題で、4名に1名がフィリピンでは貧困以下という階層で苦しんでいるのが現実です。
フィリピンの人々は生活の辛さもあるのですが、ポジティブ思考で、力を失っている様子はありません。家族中心の生活では、家族さえいればどんな苦しみも乗り越えられるという気持ちを共通して持っています。フィリピン人の強さと肯定的な思考はクリスチャン信仰が元になっているのです。
ワークショップの最後には、世界の文化を知り、協力することの価値と人々とは皆公平であるべきということを学生に伝えました。
”すべてに取り組むことはできないが、私たちには何かできることがある”。