お知らせ

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杏林大学 保健学部を訪問
3月29日(水)SGH フィリピンフィールドワークで、「コウノトリ学級(性教育)」を研究テーマにしている4名の生徒が、杏林大学 井の頭キャンパスを訪れ、保健学部の佐々木裕子先生にアドバイスをいただきました。
杏林大学では、健康分野での地域交流活動として、保護者が幼児に性教育を行う支援活動をしています。http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/society/area/
佐々木先生は、学生とともに幼稚園などに出向いて、「いのちのおはなし会」を行っています。活動に参加している大学生にも加わってもらい、おはなし会の様子を聞かせていただいたり、実際におなはし会で使う「胎児が成長する人形」を見せていただいたりしました。
フィリピンではストリートチルドレンの姿を多く見かけます。「コウノトリ学級」の調査活動の結果、フィリピンでは10代の早期出産が多く、また性教育も日本とは異なることがわかりました。そこで、オランダやアメリカの例を参考にオリジナル絵本を製作し、早期出産におけるリスクや性感染症の危険性を伝えていくプログラム(コウノトリ学級)を考えました。
佐々木先生には生徒が製作した絵本「16歳の母~こんなママでごめんね~」(言語は日本語・英語・フィリピン語)も読んでいただきました。「早期出産におけるリスクを伝えることは、命を大切にすることをつたえること」と佐々木先生。より良い絵本にするために現在も改良作業中で、この絵本を使った読み聞かせは,まだ実施していません。佐々木先生にいただいたアドバイスの視点を加えることで、実際の読み聞かせがより効果的なものになると実感しました。
佐々木先生、学生の皆さん、ありがとうございました。