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グローバルウィーク・ダイジェスト5日目(11/7実施分)
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お知らせ

2016/11/12

グローバルウィーク・ダイジェスト5日目(11/7実施分)

順天高等学校のSGH活動の一部として、11月1日(火)~11月8日(火)までのうちの6日間(1日、2日、3日、4日、7日、8日)に「Global Week」を開催します。この期間のうち、平日の5日間は平常授業を午後2時で打ち切り、国内外の大学の研究者や大学院生、大学生、企業や団体の職員と、順天高校(一部中3生)、教職員がともに、正解のないグローバルな問題について学びあう講座/ワークショップを開催しています。今回は11月7日(月)に行われた5日目のダイジェストをご報告致します。

東京大学  佐藤 裕視先生
【現代における紛争と平和-平和維持活動の変遷】
現代における紛争と平和をテーマに、前半は平和維持活動の概要とその歴史的変遷についての講義が中心であった。後半は、前半の知識をもとにするケーススタディとして、仮想の国家における民族対立解消の和平合意について考え討論する時間であった。前半では、国連平和維持活動をテーマに、平和活動の概念整理、実施の諸条件、活動主体、冷戦前、冷戦中、冷戦後の活動の変遷を概観した。後半のケーススタディでは、対立する二つの民族の主張をもとに、その二つの民族への調停案の基本方針と、PKO任務について具体的にアイディアを出すというものだった。

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横浜市立大学  太田 祥歌先生
【タイの国境の町から『無国籍』について考える】
・タイと隣接する国々との国境について考える…国際国境・地方国境・準国境とがあり、特に準国境とは法で定められていない伝統的に両国住民が越境する場所である。タイとラオスは川が国境として定められ、頻繁に住民が行き来して物の流通も盛んである。
・国籍とは人が特定の国の構成員である為の資格であり、「無国籍」とは国家から保護されず、様々な分野であたりまえの事ができない状況である。この無国籍者がタイ近郊においても多数存在する。
・タイ政府の取り組みとしては、法改正から条件を見直しつつ再検討している。その結果、2013年から2015年18000人が無国籍からタイ国籍を取得となった。
・私たちにできること…①暮らしを知る ②文化に触れる ③教える ということを学んだ講座であった。

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立教大学  山口 和範先生
【グローバル社会で求められる統計的思考力】
統計学についての概要を、中高生にも理解しやすいように工夫されていた。難しい数式などは一切出てこなく、統計的な考え方がどのような場面で、どのように機能していくかを具体的な例を通じて説明されていた。今回は文科省の幼稚園と保育園に通っていた生徒の学力調査のデータや、ある生徒のテストの成績に関する悩みの統計的アドバイスの2つが主であったが、レジュメには他の例などもあり時間があればまだまだ興味を引くような例はあったように思う。また、統計的な思考をするための実践として、ある文章(800字程度)の中にある「の」の文字が何個あるかということを生徒全員にカウントさせ、その数字から本当の数を推測するというグループワークも用意されていた。統計的な思考は文系や理系を問わずいろいろな分野で必要となっていく汎用性の高いツールであることが生徒にも理解できて、学ぶ意欲を向上させるきっかけになるような講義内容である。

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順天高校 東京大学大学院 新 江梨佳先生
【~自分の力×現地の力で可能性を広げよう~】
青年海外協力隊としてマラウィ共和国で働いた経験を中心に、海外に出ることの意義やその際に持っておくべき考えをグループワークや講話を通して生徒は知ることができた。まず、講師の大学卒業以降の経歴の話から、なぜ講師が海外で働くことを志したのかを紹介した。そして事前課題であった、各生徒が探してきたJICAの事業をグループで共有し、その後全体でJICAの事業の幅広さを確認した。今までの経験を活かして青年海外協力隊に参加できる機会もあることを知り、生徒はより意欲的に講師の話を聞いているようだった。プレゼンテーションの最後では、実際に現地での動画を見て、現地の生活スタイルを実感することができた。全体を通して、直接的に表題の内容が語られたわけではなかったが、青年海外協力隊の実際の様子や、そのような活動及び海外の現場に出ていくことに対する学びができた。

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武蔵大学  マイケル・マグカミット先生
【フィリピンの日常生活と宗教】
「フィリピンの日常生活と宗教」と題する講義を受けた。講義は全て英語で行われた。講義は全部で4つの構成から成っている。一つ目は、フィリピンのGood PointsとNot So Good Pointsについて日常生活に見られる多くの例を示して頂きながら、興味深いお話をしていただいた。前者は、フレンドリーで楽観的な国民性で、美しい風景、面白い祭りの数々、そして食べ物が魅力。一方、後者は貧困や犯罪率の高さ、また交通事情の悪さ(渋滞や満員電車など)、あるいはしつけの無さからくる様々な問題(窃盗、ゴミの投げ捨てなど)が挙げられた。二つ目は、日本人になじみのない宗教の話。98%の国民がカトリック教徒であるとのこと。常に神と共にあるとの考えが深く、全ての出来事は神様から与えられた意味ある事柄だと捉える気質があるという。3番目は、以上の事柄を踏まえたQAセッション。生徒たちの何人かは宗教の話題や食べ物の話などについて質問をした。最後は、今日お伺いしたフィリピンに関する事柄にちなんだ英語の口頭ゲームを楽しんだ。生徒はとても楽しく参加した様子であった。

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