お知らせ
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筑波大学附属坂戸高等学校主催のSGH合同発表会に参加しました
11月10日、筑波大学文京校舎において、筑波大学附属坂戸高等学校が主催する「第5回高校生国際ESDシンポジウム・第2回全国SGH校生徒成果発表会」が開かれ、順天高等学校からは2年生が3名参加しました。
同発表会には全国のSGH校20校と、タイ、フィリピン、インドネシアから4校が発表者として参加、さらに、参観者として、北海道から沖縄までの20校の関係者が集まりました。
午前中のシンポジウムに続いて、午後はSGH校を中心としたポスターセッションが45分のコアタイム2部制で行われました。本校の3名の生徒のうち2名は、自分の研究をポスター発表しました。本校は、フィリピンのフィールドワークの成果を中心とした発表でしたので、主催者側の配慮で、フィリピン大学附属高等学校のポスターの隣で発表することになりました。
フィリピンの教育問題について発表した生徒は、「3T不足問題」(先生=Teachers, 教室=Teaching Rooms, 教科書=Textbookの不足)や、それに伴う学力不足、また、フィリピンで知った「先生の日」についてプレゼンテーションを行いました。高校生や教職員にとって、教育問題は関心がある話題で、たくさんの参観者が訪れ、人だかりになりました。質問も多く、予定時間を大幅に超過しての質疑応答が続きました。
生徒Wの感想:たくさんの学生・先生が来てくれてとても勉強になりました。45分の制限時間をオーバーしてしまいました。でも、用意していった英語の発表を一回はやりたかった。
2回目のコアタイムに発表した生徒は、フィリピンにおける多国籍企業のプランテーションを題材にしています。隣で発表していたフィリピン大学付属高校の生徒が聞きに来てくれて、英語でプレゼンテーションをしました。さらに、引率できていらっしゃったフィリピン大学の先生にも聞いていただき、助言を頂きました。
生徒Oの感想:45分の発表時間の中で4組の聴衆に話すことができた。4組中3組は英語での発表であったが、相手と会話するように発表することができた。自分から相手に意見を求めたりすることで、相手からも質問しやすい雰囲気を作ることができた。以前から改善を重ねてきたポスターだったので、内容が十分頭に入っており、英語でも臨機応変に対応できたと思う。
発表がなかった生徒は、午前中口頭発表をした外国の生徒や、順天高校生が抱えている研究テーマと関係がある展示を飛び回り、情報を収集するのに忙しく時を過ごしました。
生徒Nの感想:日本全国、海外から発表者が集まり、水や性教育に取り組む順天チームに役立ちそうなポスター発表を聞いて、人脈を築くことができた。
参加した3名の生徒がそれぞれ主体的に行動し、自ら設定した目的を達成したことが伝わってきます。今後の研究活動に、今日の経験を大いに活用してほしいものです。