お知らせ
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高校2生SGH 高大連携による課題研究
高等部2年生GLAP-1はポスター発表を目指して課題研究を進めています。
5月28日(土) 高校2年生のSGHは、予定を変更してポスターセッションの準備をしました。今回は4つの大学から教職員や学生合計7人にお越し頂いて、研究の進め方や考え方、調査方法などについてアドバイスをいただきました。実際に論文を書いていくうえで必要な事や、自分たちに足りない視点、今後どのような点に注意して研究を進めればいいのかなど、生徒たちの疑問は尽きません。
今回ご指導いただいいたのは、東京外国語大学の小川教授(右写真右側)、埼玉大学の飯島教授(右写真左側)学習院大学の牧田教授(左写真右側)、杏林大学の赤嶺講師(左写真右側から2番目)、埼玉大学のグローバルユースプログラムでアメリカに留学して帰国したばかりの学生2名(左写真中央)、そして、学習院大学の学長室の職員で研究も手掛けていらっしゃる篠田氏(左写真左から2番目)です。自己紹介の後は、4つのグループに分かれてアドバイスをいただきます。
昨年から論文の書き方の指導もして下さっている東京外語大学の小川先生のグループの生徒たちは、これまでに調査した内容や研究の方向性を発表しました。まだ人前での発表になれておらず、緊張している様子でしたが、発表することによって考えがまとまってきたり、他のグループの発表に刺激を受けたりしているようです。小川先生によるタガログ語のミニ講座も行われ、発表で緊張していた生徒も楽しそうにタガログ語を学んでいました。
杏林大学の赤嶺先生のクラスでは、個人で研究をしている生徒や少人数のグループが多く、テーマが似ている者同士が話し合ったり、情報を交換し合ったりと、グループ内でのコミュニケーションが活発に行われていました。先生も丁寧に質問に答えてくださり、新たな課題を発見した生徒もいました。別会場で講演をされていた同大学の坂本外国語部長も途中から加わり、丁寧に相談に乗っていただきました。
学習院大学の牧田先生のグループでは、調べ足りないことをパソコンで調べながら質問に答えていただけたので、生徒の研究活動もだいぶ捗りました。また、パソコンだけでは調査だけでなく、インタビューやアンケート実施に向けた具体的な検討を始めるグループもありました。
埼玉大学の飯島先生のクラスでは、大学生2名も参加していただき、賑やかなで活発な活動になりました。生徒たちはフィリピン以外の国のことを知る貴重な機会を得て、一口に発展途上国といっても地域によって問題点も異なり、より広い視点で問題をとらえる必要があることなどを学びました。また、大学生とは留学の話や研究でつまずいたことなど、先輩ならではのお話が聞けました。
様々な専門分野の先生方のアドバイスは、狭くなりがちな生徒たちの視野を広げる大変有意義な時間になりました。