お知らせ

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オンライン始業に向けてのエール( 2020/05/12 )
*COVID-19によるパンデミックが発生したため、3月2日から現在まで臨時休校状態が続いています。今後、緊急事態宣言が解除されましても、生徒が大勢集まるような催しは映像を通して行うことになりそうです。なによりすでに、新年度の学びもオンラインで始まりつつあります。今回は、オンライン特別授業開始に向けての挨拶を、5月10日に動画配信しましたので、その内容を一部補足・修正してご紹介します。
世界中の都市封鎖と休校
皆さんこんにちは、ご家庭でどのように過ごしているでしょうか。少し前の報道では、これまで、世界人口の3割ほどが都市封鎖となり、15億人以上子供たちが学校休校になっています。
そのような中で、感染症と戦っておられる医療現場の多くのみなさまに、心からの感謝を申し上げたいと思います。
さて、学校の休校ですが、大学などは休校とは言わなくなりました。ほとんどの大学で、対面授業でなくオンライン授業が始まりつつあるからです。留学先から帰国を余儀なくされた学生も、海外大学のオンライン授業を受けているそうです。
オンライン特別授業開始
そこで、本校でも、4月の間はオンラインによる課題配信や提出などが中心の学びでしたが、5月11日からは特別時間割のオンライン授業になります。
先生たちの工夫と協力により、様々な方策を試行しながら、特別授業をオンラインで配信できるように準備しています。もちろんオンラインで学ぶ生徒の皆さんも大変だと思いますが、基本的に繰り返し観ることもできますから、学習成果を成績の一部として評価しますのでしっかり取り組んでください。
一方、オンラインホームルームは、毎日リアルタイムの双方向で行いますから、その時間に必ず出席してください。1日の始まりの合図だと思って、各クラスでお互いを元気に励まし合いましょう。
*5月中のオンライン特別授業は、繰り返し観ることのできるオンデマンド方式が基本ですが、同じく5月から始まった高3の課外講座はライブ配信です。また6月以降、全面的な学校再開にならない際には、平常時間割でのオンライン授業を予定しています。
創意工夫と協力の学びを
ところで、学校は授業をするだけのところではありません。部活動や学校行事など、皆が集まるからこそできることも多いのです。助けあったり、励ましあったりして、学ぶことがたくさんあります。
それでも、現在の世界の情勢では、どの国の人も我慢する以外にありません。そのため、海外研修をはじめ多くの行事を中止し、延期せざるを得なくなりました。とくに、文化祭も困難な状況であることは大変残念です。
しかし、先生たちも考えています。みなさんどうでしょう、これまでと同じことはできないかもしれませんが、別な形で、皆さんの文化活動を発表できるような催しを考えてみませんか。
どんなに困難な状況でも、創意工夫をすることや、協力し合うことはできると信じています。実は、それこそ学校で一番学んでほしいことです。というのも、これからのAI社会で最も必要となる「創造性と社会性」の資質・能力を育むことに繋がることだからです。
オンライン始業に向けてのエール
伝統と革新を大切にするという、イギリスのイートンスクールでは、生徒たちのことをイートニアンと称しています。それに倣って、本校の生徒の皆さんはジュンテニアンです。そこでオンラインによる始業にあたり、エールを贈ります。「ガンバロウ、ジュンテニアン!」
先生たちも在宅勤務を基本としていますので、一部の先生だけが交代で学校に来ています。もし、オンライン授業などで困ったことがあったら、8時過ぎから3時まで、学校に電話でご相談ください。一緒に解決しましょう。
最後に、保護者の皆様、長期に渡るご協力を本当にありがとうございます。これからの授業のために、学校からお渡しする教材などは今週中に郵送または宅配で届くことと思います。
学校再開が1日も早く実現して、子供達が元気に学校で学べるようになることを心から願っています。ありがとうございました。今度はリアルで、あるいはオンラインで、またお会いしましょう。