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”How we reflect and learn”( 8/31 第2学期始業式より)
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お知らせ

”How we reflect and learn”( 8/31 第2学期始業式より)

  • グローバルリンクでの挑戦
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  今日の始業式には高2生がいません。朝から英語の検定試験GTECを受けているためです。その高2生は、夏休み中に滞在したそれぞれの海外研修先で、英語力の必要性をあらためて感じたようですので、今日の英語の試験には力が入っているかもしれません。

 その高2生の理数選抜クラスの生徒の内、23名はシンガポールで開かれた「グローバルリンク」に参加しました。日本からは27校、180人が参加した様ですが、本校の生徒がいちばん多かったかもしれません。

 この略称GLSは、アジアの中高生が探究学習の成果を発表する国際コンテストで、科学と社会課題のテーマについての研究を英語で発表するというものです。本校の生徒は「大気汚染用のマスクの開発」や「ハチミツの抗菌効果」などのテーマを発表しました。

 読売新聞によると生徒自身が英語力の必要性を感じた様ですが、引率した名取先生の記事もありました。「研究で大切なのは、正しく評価してもらうためきちんと相手に伝える力と、世界を意識するなら英語で説明できる力だ」と先生が語っています。

 東京大学では、理系の学生全員に1年次に英語で科学実験をして、発表することが必修になっています。確かに、世界の科学論文の95%は英語で書かれているそうですから、科学の研究発表をするならば、英語でやる以外に考えられませんね。

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  • ポスターセッションの表現
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 ところで、このグローバルリンクを始め、課題研究の発表のコンテストでは、パソコンによる映像を用いて全体に説明する方法と、ポスターに研究内容をコンパクトにまとめて発表する方法があります。みなさんもよく知っている通りです。

 また、研究発表ではないのですが、この夏休みには高校の学校説明会が2回ありました。その際に生徒の皆さんが、理数クラスや英語クラス、海外研修などについてポスターやPCを用いて発表してくれました。来会者にとっては順天生と質疑もできて大変好評でした。

 実は、生徒の皆さんだけでなくて、先生たちも科学技術館で、東京の中学高校の合同説明会を開き、そこでポスターセッションによる説明をしました。ポスターなどを用いて短時間で説明したり、質疑をする方法というのは様々な機会に用いられる方法になりました。

 新しい学力要素の一つに、「思考力・判断力・表現力・その他」というのがあります。ポスターセッションやパワーポイントなどを用いた発表の力はまさに「表現力」です。中等部のサマースクールなどでも行いますね。今後も増えていくことと思います。みなさんも様々なところでチャレンジしてください。

  • 福島原発のフィールドから
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 さて、皆さんの夏休みの過ごし方はどの様だったでしょうか。海外は大変でも国内のどこかに出かけたりしたでしょうか。これらも広い意味でいうとフィールドワークですが。私の場合は、この3年連続で福島県の私立学校の先生たちの研修会に招かれて出かけています。

 今年は海沿いにあるいわき市で開かれましたので、少し足を伸ばして福島原発のあるところまで行ってみました。福島原発のフィールドと言っても、第一原発は原子炉がメルトダウンしてしまいましたから近づけません。壊れなかった第二原発付近でも多くの作業員の方が頑張っているなと実感しました。

 あの8年前の原発事故の時には、福島県だけでなく首都圏全体に放射能の危険が迫っていました。そのため多くの外国人が母国に帰ったりしたものでしたが、今ではその時以上に多くの外国人が来てくれています。安心できる状態になった一つの証だといえます。

 それにしても、震度6の地震の後にやってきた津波は、想定の3倍に当たる14〜15メートルであったため、低い地下に作られた非常時用の発電機などはすぐに浸水してしまったわけです。日本の大学の大学院生(修士)の4割は工学部、原子力研究者は1万人もいるというのに、基本的なことが見過ごされてしまった気がしてなりません。

 あの原発事故以来、中高生にはそれに替わるクリーンエネルギーに関心を持つ人が増えたように思います。本校でも今年卒業した鈴木くんが効果的な風車の研究をし、大学主催のコンテストで受賞したりしました。そして九州大学の工学部に進みました。志の高い研究者になることでしょう。

  • ”How we reflect and learn”
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 この原発事故の影響で、多くの学校が使えなくなり、新たにできた学校もあります。未来探究創造をキャッチフレーズに、この4月に新たに開校した「ふたば未来学園」もその一つです。これまでの仮校舎でなく、津波の心配が無い高台にできていました。

 この中高一貫校が育成をめざす資質・能力は、本校と同じ様に「ルーブリック」の一覧表としてまとまっています。そしてその最後の項目は「メタ認知」となっていて、ここでは「自分を変える力」だということなのです。

 詳しくいうと、「自分の言動や行動を俯瞰して見つめ直し、常に改善しようとする意識を持ち、次の行動に繋げることができる。(Metacognition “How we reflect and learn”)」とあります。この英語表現はとてもシンプルですが、明確な良い言葉ですね。

 「How we reflect and learn」(我々はいかに振り返り、学ぶか)、つまり自分を変えられるか。これは、原発事故の様なことを起こさないために社会全体で必要なことであるだけでなく、新学期を迎えた生徒のみなさん一人一人にも、そして私たち大人にも大いに必要なことでしょう。みなさん、一緒に振り返り、学んでいきましょう。

 

 

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