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ネットで自信を可視化する?( 5/2 全校集会より)
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お知らせ

ネットで自信を可視化する?( 5/2 全校集会より)

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    •  強歩大会で自信をもつ

     

  •  今日の全校集会は、中3と高1は強歩大会、中1と中2、高2と高3の3つのグループに分かれての集まりとなりました。本校は中高一貫校ですから、基本的に全校集会はいつも中高一緒に実施しています。中等部の皆さんにとっては、少し難しいテーマが多いかもしれませんが、今日のテーマは「自信とスマホの関係性」です。さて、どうでしょう?

     先ずは、国立の教育調査機関が定期的に実施している、日本とアメリカ、中国、韓国の4カ国の高校生意識調査に関してです。最新の調査によると、日本の高校生が少しだけ自信(confidence)を持つようになったものの、依然として他の3カ国に比べ半分程度の結果でした。具体的には「私は価値がある人間だ」という人の割合は、他の国が8割以上なのに対して、日本の高校生は44.9%でした。

     また「体力には自信がある」という人は37.9%で約4割、韓国は約5割、中国は6割、アメリカは最も高く7割でした。「人と上手く協力できる」「辛いことがあっても乗り越えることができる」という割合は、いずれも7割程度でしたが、他の3カ国は全て8割以上でした。結局、日本の高校生はすべてで下回っていますが、中学生もおそらく同じでしょうか。

     そこで、本日行われる強歩大会、これは本校生全員が経験しますが、実は強歩大会は、体力も協力する力もしっかり養えるチャンスであることは間違いないですね。そして、震災などのいざという時、自宅に歩いて帰宅する場合に備えて20キロメートル以上をみんなで歩くのは、辛い時にも乗り越えるトレーニングにもなりますね。

  •  さらに誰もが認める「価値がある人間」とは、いざという時にみんなを助けられる人だと言えると思うのですが、価値がある人としての自信も、チャリティスポンサードウォークである「強歩大会」で高められるかもしれません。今日は頑張って欲しいですね。

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  •  ネットで自信を可視化する
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  •    ところで、日本の高校生の意識調査では、実はネット利用の時間との関係も調べています。日本の高校生にとってネット利用といえば、ほとんどの場合スマホだと思いますが、その利用時間が長い人ほど、体力を含めて先ほどの全てのことで、自分に自信がなく、自己肯定感が低いという結果も出ています。これは考えさせられますね。

     ただ、そうは言ってもスマホを長く見ているから自信がないのか、自信がないので何かとスマホを見ているのかはわかりません。つまりスマホと自信の間には、相関関係はあるが、因果関係はわからないというわけです。それでもくどいようですが、スマホを長く使用している人は自信がない傾向があることは気になります。自信を高める方策はないのでしょうか。

     もちろん、ネット利用というとき、必ずしもスマホというわけではありませんが、スマホがとりわけ震災などの非常時に役立つだけでなく、自分の普段の活動を記録したり、その記録を大学進学の際に活用するような、新しい利用法が広がろうとしています。このネットを使って自分の探究活動や振り返りを記録する方法「eポートフォリオ」が、とくに高1生から始まります。

     これは、自分が取り組んできた様々な活動やその成果を、自分で記録していくものですので、まずは自分が主体的にやらなければ、何も残りません。実際に行なっていても記録がないとやっていないことと同じになってしまうかもしれません。しかし、記録したり振り返りを蓄積していくと、それは自分の自信につながることを「見える化」、可視化することができるというメリットがある利用法ですね。少なくとも自信が低下することはなさそうです。

    •  スマホ利用の注意事項

     

  •  さて、スマホ利用が広がろうとしていますので、最後に、何に気をつけるべきか、お話しておきたいと思います。まずは皆さんが通学する際に、歩きスマホになることは本当に危険なので止めようということは何度も伝えている通りです。

     しかし、そういうことだけでなく、大学でも、学生たちに使い方やそのリスクについて、指導することが多くなっているそうです。例えばある大学の医学部で、手術をして摘出した患者さんの大腸の一部を、医学部の学生がスマホで写真に撮って、患者さんに断りもなくネットにコメントもつけて掲載してしまったそうなのです。ところが、それが問題になりました。コメントも少しふざけていたのかもしれませんが、結局、その医学生は医療の倫理に反するということで退学処分になったそうです。

     また、以前もお話ししたことがありますが、あるレストランで働いていたアルバイト学生が、お店の肉の入った冷蔵庫の中に身を隠している写真を掲載し、その記事がSNSで炎上してしまったそのお店は、お客さんが来なくなって潰れてしまいました。ついては、その損害を弁償しなければならなくなったのです。他の従業員もやめなければならなくなりましたので、最低でも3千万円、もしかすると1億円位ではないかということでした。

     ネットのSNSについては、軽く考えると大変なことになってしまいます。たった一枚の悪戯写真をネットに掲載しただけなのですが、一度掲載したものは、写真はもちろん文字情報であれ、それを世界中にばらまいていることで、ほぼ永久に消えないものだということを忘れないで下さい。ですから、その学生の将来は大変厳しいものとなり、どこの会社にも就職することは難しいかもしれません。

  •  そのほかにもどんなリスクがあるか、ぜひ皆さんにも考えてもらいたいと思います。今日は、自信の在り様から始まって、自信とネットの利用の関係、そしてとくにスマホ利用に当たって注意すべきことなどについてお話ししました。 

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