Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
English Site

お知らせ

入試シーズンの到来 ( 2 / 3  全校集会より )
順天中学校・高等学校 > お知らせ一覧 > 入試シーズンの到来 ( 2 / 3 全校集会より )

お知らせ

入試シーズンの到来 ( 2 / 3 全校集会より )

東京の私立学校

現在、高校3年生は大学入試のための自宅学習期間になっています。そして在校生の皆さんが経験してきた、中学入試や高校入試も連日行われる時期になっています。その中で、本校では入試補助を多くの生徒の皆さんがしてくれていますので、受験生も先生たちも助かっています。

東京には多くの高校や中学がありますが、都内の高校生の約6割は私立高校に、中学生の4人に1人は私立中学に通っています。中高校だけでなく大学を含めて、東京には随分と私立学校が多いのですが、実は、明治の初めに学校制度ができた頃から同じなのです。

その頃の中学校は現在の高校にあたるもので、よく旧制中学校などといわれます。小学校から中学校に進学する人は1割もいなかった時代ですが、今から118年前の明治32年、東京府の府立中学はわずか3校、私立中学は23校でした。その私立の1つが順天中学です。

しかも、東京の私立中学には全国からわざわざ上京して入学する者が多かったのです。旧制中学の生徒の一部は、その後に高等教育、今でいう大学へ進学するのですが、大学進学の際に求められる数学や英語を教える中学校が、東京に偏っていたというのがその事情です。

当時から、やはり大学進学が大学以下の学校の在り方を大きく左右していたようです。違うのは、当時は同世代の1%も大学に進まなかったのが、現在は半数以上の人が進みます。そして当時からとくに東京に、全国から学生が集まっていました。それは現在でも同じですね。 

 

大学入試が変わる

ところで、すでに度々お話ししている様に、大学入試が変わろうとしています。1868年の明治維新から数えて、今年は丁度明治150年ですが、その間、基本的に変わっていなかった大学入試の在り方を変えようしているということなのですから、皆さんにとっても学校にとっても大事です。

そこでもう一度確認すると、先ず3年後、現在の中学3年生の皆さんの大学入試から大きく変わります。その1つは記述式問題が増えるということです。正解がない、いろいろな考えができる問題は、答えを選ぶことはできないですから、記述式しかないのですね。

先日、高等部の皆さんは、記述式が導入されることになる共通テストのプレテストにチャレンジしました。国語の記述問題は、生徒会の規約に関することでしたが、まさに実生活で考えるような身近なテーマでした。手ごたえはどうだったでしょうか。

それから2つ目に、英語の外部検定の利用ですが、この3月末までには、どの検定がセンターに代わる共通テストで使われるか決まります。本校ではいろいろな検定に取り組んでいますから、どのような結果になってもあまり心配はありません。

 

多面的評価の入試

しかし、それだけではないのです。大学入試の仕組みとして、単にペーパー試験だけで決まったり、反対に面接だけで決まったりするのでなく、学力の3要素(知識力や思考力等、学ぶ意欲)について、多面的に受験生の資質や能力を見て決めることになっています。

この多面的総合的に評価する入試になるということが、最も大きな変化ではないでしょうか。欧米の諸外国では、そもそも大学ごとのペーパー試験だけで決めるような入試制度はありません。統一テストや英語力検定のスコア、先生が書いた調査書や推薦書、本人が書いたエッセイや、様々に活動したことを証明する書類などを提出して、さらに面接などもして時間をかけて審査するのです。

ですから、世界有数のハーバード大学の入学者を審査する部門では、「我が校にとって、だれがふさわしいかを決めることのできるテストなどは存在しない。つまり、単にペーパーテストの得点が高い順に合格させるようなことはない。最も大事なのは、その生徒が大学と社会に如何に貢献できるかということだ。」というのです。これは他の米国大学も同じです。

そこで実は、本校の今年の中学や高校入試では、一部に多面的入試を導入することになりました。中学では「マイプレゼンテーション」として、学校内外での活動などをアッピールしてもらうことにしています。また高校では、諸活動や英語検定などの実績を今まで以上に内申点に加点することにしています。

 

教育や入試の未来

いうまでもなく、本校がそのような多面的入試をするのは、日本の大学入試が変わるからです。大学サイドでは共同して、高校生の活動、たとえば課題研究などの成果をICTデバイスで保存し、WEB上で大学に提出するような「eポートフォリオ」のシステムがすでに開発されており、難関と言われる私立大学を始め、多くの大学で来年度から試験的運用が始まろうとしています。

そしてさらに、高大接続改革はそれで終わるわけではありません。実は本当の変化は、この3月末に発表される高校の次期学習指導要領によって始まります。学びの内容や方法、そして目標が大きく変わる新しい学びによる変化です。高校では4年後、現在の小学5年生が高校に進む年に始まります。

新しい学びを一言でいうと、「課題を解決するために何ができるようになるか」という、資質・能力を向上させる学びです。高校時代の3年間、あるいは中学時代からの6年間で、生きてはたらく力がどのように身についているかが、大学に進む時にも問われようとしているのです。

これからの社会は激変していくことは間違いありません。しかし社会がどのように変わっても、皆さん一人ひとりが活躍できる可能性を高めていく。それがこれからの教育や、入試の未来の姿です。そしてそれは、3年後に突然変わるのではなく、少しずつ着実に変化していきますので、新しい学びを、皆んなで楽しんで取り組んでいきましょう。

 

このページのトップへ