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今年最大のことがら ( 12/21  第2学期終業式より)
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今年最大のことがら ( 12/21 第2学期終業式より)

今年最大のことがらは

 さて本校にとって、今年最大のことがらは何だったでしょうか、言うまでもなくこの180周年記念理軒館が完成したことでしょう。これは21世紀型の教育施設として、個人やグループで自由に使えるラーニングコモンズなどが整備されていますが、実は大学でもいまラーニングコモンズをどんどん創っています。大学での学び方が変わってきていることの表れでしょう。

 しかし、ラーニングコモンズの施設は、おそらくまだ3分の1程度の大学にあるだけかもしれません。グローバルウィークの際には、多くの大学等の先生もご覧になりましたが、とてもよい施設ですねと、感心していました。もちろん、施設環境が良いばかりでなく、生徒の皆さんが主体的に行動して活用していることに目を見張っていました。

 そしてまた理軒館だけでなく、創立者の「理軒伝」とでもいうべきドラマ映像も制作されて、生徒の皆さんには一番初めに鑑賞してもらいました。その後、このDVDは五か国語の翻訳キャプションがつけられ、学校のHPでも、少なくとも日英二言語でダイジェスト版を観られるように計画中です。

バナーをクリックすると、予告編を視聴できます。

スマホ・ケータイの利用

 ところで、そのドラマの中で演じていた鑓水君が、突然、スマホを取り出して理軒先生のことを調べ始めた場面では、各クラスで観ていた皆さんの間で相当にざわめきがあったのではないかと思います。

 現在本校では、このスマホやケータイは、原則として学校には持ち込まないことになっていますが、実際のところは必ずしもそうでもなく、3.11の東北大震災の時以来、万一の防災のために、中等部では一部の生徒が特別許可で持参して先生に預けています。

 また、高等部では実は、多くの皆さんが電源を切ってカバンに入れてあり、時に情報の授業時間や、グローバルウィーク、一部の海外研修や部活の連絡などの際に、スマホの利用法について学んだり、利用したりするようになってきています。

 そこでこの度、スマホ・ケータイを学校通学時に所持することについて、3学期に試行的に許可することにしました。この後のHRでそのお知らせを各クラスで配布しますが、校内ではこれまで通り、無断の使用は禁止ですので、取扱いには注意が必要です。

スマホ・ケータイの取扱い

 とくに中等部の皆さんは、ご家庭の方針で、持たなかったり持ってこなかったりしているものです。取り扱いが変わったからといって、もちろん新たに購入する必要はありません。中等部は事前に届け出たうえで、朝礼で先生に預けて終礼で返却しますが、放課後も無断使用は禁止です。万一無断に使用していた場合は一旦預かります。

 高等部の皆さんは、校内では、各自が電源を切ってカバンにしまってください。授業その他で担当の先生が許可した場合のみ使用できますが、校内での無断使用は禁止です。無断使用の場合は一旦預かります。中等部も高等部も校内での無断使用禁止ですから、これまでのように電源を切った状態で登校するとよいですね。

 先生たちが随分と議論をして心配をしているのは、とくに駅や通学路などでのマナー、とくに「歩きスマホ」です。これは自分だけでなく、他人に迷惑をかける事故につながるものですから、ついうっかりしないように十分に気を付けてください。当然ですが、交通機関内でのマナーなども、十分に守るようにしてください。

 3学期にこれらの状況を見て、場合によっては生徒会の皆さんなどにも話し合ってもらって、新年度に向けて、あらためてお知らせしていきます。新年度に迎える新入生が先輩を見てとまどったり、マナーが良くないと軽蔑されるようなことがないようにしていきましょう。

画面をクリックすると、「IUYL」のホームページをご覧になれます。

●カンボジアの孤児院兼英語学校に図書館を建設する,順天卒業の大学生プロジェクトにご協力をお願いします!

年末年始に際しての願い

 さて最後に、何と言っても高等部3年生は、この先にある入試に向かって必死に備えているところです。皆さんにも心から激励の気持ちを、2年生以下全員、そして先生たちから贈ります。すでに推薦やAOで決まった一部の人は、ここで気を抜くことなく、とりわけ大学に進んでからの学びをスムーズにできるように十分に準備をしてください。

 大学に進んだ後に、すぐに様々な活躍をしている先輩たちも増えてきました。先日、本校に訪ねてきてくれた数名の卒業生は、カンボジアの子供達のために図書館を作るプロジェクト「IUYL」を創り、その資金を集める運動をしています。その資金集めの方法はインターネットを用いたクラウドファンディングです。この年末までに何とかしようと必死に頑張っていますので、是非ホームページを見てください。

 誰でも、大変なことは避けたいと思うのが人情です。しかし、実は大変なことの中にこそ、やりがいや生きがい、達成感があるということを、この先輩たちは気づいたようです。ついこの前までの受験勉強以上に、社会活動にもやりがいを見出したようで、目をキラキラさせて熱く語ってくれました。

 そのことは、全国大会に出場する運動部の選手たちもそれを証明していますね。大変なことの中にしか、大きな達成感はないのです。誰もが、それぞれの未来に向かって、果敢に挑戦していく年末年始になりますように。メリークリスマス、そして良いお年を。

 

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