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Eクラス フィリピン教育支援活動の報告
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お知らせ

Eクラス フィリピン教育支援活動の報告

Eクラス(英語選抜類型)には、2014年から18年にかけて指定されたSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の課題研究でできたフィリピンとの関係を活かして、引き続き現地の教育支援活動に取り組む生徒たちのグループがいます。今回、2022年度の活動を振り返って、代表生徒が報告します。

フィリピンの教育支援

メンバー:(英語選抜クラス) 佐藤綾香 ・笠原瑞希・喜多和奏・村上航・田村優衣・葭葉美月

フィリピン出身の先生から、開設まもない幼稚園は教材 も玩具も文房具もないという現状を知った。この幼稚園には遠くからも 園児が通い、学習意欲も高いのにフィリピン中心部の園との差は明らかで、教材の不足のため遊びの選択肢がない。だから、教材の支援は、子ども達の豊かな感性と表現力を伸ばすことにつながると考えて、活動を始めました。各クラスのHRと昨年の文化祭(11月2日・3日)で・不要になった絵本や文具の寄付を募り、50冊の絵本、500本以上の 筆記用具、折り紙、色鉛筆が寄贈されました。集めた日本語の絵本は翻訳作業をして、副担任の英語の先生がチェックしてから、本に英語の翻訳の部分を貼り付けた。フィリピン国民の9割がキリスト教のフィリピンではクリスマスが最も重要な行事なので集めた絵本や教材をクリスマスプレゼントとして送ることができた。

一般的な幼稚園(日本)

支援先の幼稚園

 

集まった文具

集まった絵本

 

絵本は英訳してクリスマスプレゼントに

<支援活動の発表で感じたこと>
文化祭での寄付の呼びかけを聞いていただいた来場者からは、高校生の私たちが国を超えて社会貢献をしているという姿勢への称賛や、この活動を広めてほしいという声もいただいた。私たちの活動に興味を示してくださる方々と、教材を必要としている子どもたちの架け橋のような役割を担っている、という実感が得られたことをうれしく思った。

文化祭での発表・寄付のお願い

<この活動を通しての感想>
子どもたちは遠くから幼稚園に通うほど学習意欲が高いにもかかわらず、教材の不足のため遊びの選択肢がないことに驚きました。その衝撃を昨日のことのように覚えています。不要になった絵本や文具の寄付が集まるのか不安に感じることや絵本を英語に翻訳することを大変に感じることもありましたが、私たちが送った絵本を子どもたちが手にしている姿を見て、この教育支援活動に携われたことを嬉しく思いました。-佐藤綾香

始めは自分たちが行っている活動が本当に子どもたちのためになっているか不安だったが、無事にフィリピンにプレゼントが着いたと聞いたとき凄く安心した。子どもたちが受け取ってくれた写真を見てものすごく達成感を得られた。また、文化祭でポスターを作って発表したとき沢山の人が興味を持ってくれて、国を超えて子どもたちにこんなにも協力しようとしてくれる人たちがたくさんいるんだと驚いたと同時に嬉しかった。-笠原瑞希

どうやったら読みやすいかなと思いながら翻訳するのはすごく大変だったけれど、本を貰ったという写真が送られてきた時はすごく嬉しかった。また、たくさんの人が絵本や文房具を寄付してくれた時に、こんなに協力してくれる人がいるんだと知り、嬉しかった。-田村優衣

わたしは、途中からの参加だったのでみんなと一緒に活動に貢献できるか不安でした。活動の中で、クリスマスプレゼントとして送った、みんなで一生懸命翻訳した本が、フィリピンの子供達の元に届いたと聞いたときは、すごく嬉しかったです。みんなと一緒に作業したこともあり、とても達成感を感じました。この活動に参加することで、色々と学べ他国の問題にも触れられ、とても良い経験ができたと思っています。文化祭の時は、私はまだこの活動に参加していなかったのですが、沢山の人達から寄付が集まったとみんなから聞いたときに、この活動に色々な人々が協力し、支え合い助け合う。素晴らしい活動だと思いました。そして、仲間との活動はとても楽しい時間でした。-葭葉美月

送った文具や絵本は無事に到着し、幼稚園で使われている写真が届きました。

 

 

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