順天中学校・高等学校

英語選抜類型の1年生と2年生のグループが、2015年からスーパーグローバルハイスクールの活動で連携していたフィリピンパンガシナン州のLa Saletteスクールとオンラインで交流しました。グループのメンバーの2年生が報告します。

私たち英語探究　日本国際文化交流グループは、5月から6月にかけてフィリピンにあるLa Salette High Schoolとオンラインで交流をしました。
日本国際文化交流グループは順天高校英語選抜クラスの1・2学年の生徒が所属するグループで、日本について海外へ情報を発信したり、海外の方々と交流を行ってきました。現在は、日本に興味を持ち、訪れる外国人の方が増えることを目標に活動をしています。

今回行った交流は英語選抜類型担任のデグラ・シェバ先生のご紹介もあり、実施することができました。私たちは3グループに分かれ、それぞれ「衣」「食」「住」のトピックに基づいて、授業を準備しました。それぞれ1時間ずつの授業で、日本在住高校生である私たちだからこそ出来る授業にこだわって作りました。どのトピックも近世に作り上げられた伝統文化のみならず、現代の『令和』に存在する日本特有の文化についても焦点を当てて紹介することができました。

オンラインで行う活動は、1・2学年共に初めてのこともあり、なかなか慣れませんでした。昨年度は自分達でビデオを作るのみだったので、実際にオンタイムで海外の方に対して説明したり会話する機会がなかったため、ところどころスムーズにいかない部分もありました。しかし、回数を重ねるうちにやり方やコツを掴み、受講者の生徒の皆さんと楽しく交流することができました。高校一年生の生徒も体験期間であるにもかかわらず、積極的に活動を手助けしてくれました。

この交流会を終えて私たちは共通して「楽しかった、もっと多くの国の人と関わりたい」という気持ちになりました。この国境を超えたグローバル交流会は、私たちの国同士の隔たりの意識を無くし、広い視野を持って世界を見るきっかけを作る貴重な経験だと感じました。今まで海外の人と繋がりを持ったことのなかった1年生も、この経験を経て国際交流に対する興味ややる気が芽生えました。今後の活動としては、主に日本に馴染みのない国との交流を重点に活動の幅を広げていく予定です。