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トビタテ留学JAPANのOGによる説明会
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お知らせ

2017/11/22

トビタテ留学JAPANのOGによる説明会

文部科学省が企画するトビタテ留学JAPAN、第4期生の募集が始まりました。応募しようとする生徒に向けた説明会を国際部で開催しようとしたところ、昨年までにトビタテ留学JAPANで留学した3人から、「それなら私たちにやらせてください」という申し出があったので、すべてお任せすることにしました。

そこで、今年度は順天高校から10名の合格者を出すことを目標に3人のエヴァンジェリストたちの取り組みが始まりました。

3人の準備の様子

先生たちは、3人の準備の具合は一切知らされていませんが、とにかくお任せして、終わった後で、必要な情報があれば補足するということにしました。

司会と全体説明は宮崎さん。先輩も後輩も隔たりなく使って、説明会を運営しています。

総合司会と主要な説明は第3期生のプロフェッショナルでカナダに留学した2年生の宮崎蒼生さんが担当。応募を考えている27名の中学3年生と高校1年生を前に、返済不要の奨学金だ、というキャッチコピーからはじめて、自分の応募を例に挙げてトビタテの魅力と、応募のコツをてきぱきと説明していきます。留学を通じて知り合った仲間の話や、自分の成長、書類で工夫したこと、面接のポイント「堂々と、たくさん、楽しんで話すこと」をほかの二人にも発言を求めながら伝えてくれます。

自分の「好き」を大切に、と語りかける柴田さん

柴田藍さんは第2期生のテイクオフでイギリスに留学し、パラリンピックの調査をした3年生。トビタテ留学JAPANがきっかけで自分がどのように変わり、どんなチャンスをつかんでいったか、またこれから大学で何をしたいかということについて語りかけました。3年生の先輩が後輩に語る言葉には大きな説得力がありました。「よく考えることがあるんです。もし、トビタテ留学に応募し、合格していなかったら、今の私と全然違う私だっただろうって。」留学をきっかけに、エッセイコンテストの文部科学大臣賞や、朝日新聞社の招きでの講演活動、アドミッションオフィスに交渉して掴み取った大学の合格などを達成した柴田さんの大きな励ましでした。

トビタテにチャレンジする中で、自分の夢を見つけられる、と語る取口さん

取口七晴さんは、順天高校入学直後に高校1年生向けのテイクオフ第3期に応募し合格した1年生。当初スピーチする予定はなかったようですが、言いたいことができました。「今の二人の話を聞くと、とても特徴的な「好きなこと」を持っていましたよね。私にはそんな特別な夢がないから、やっぱり無理かなって思った人もいるんじゃないですか。私は特別な夢はなかったけど、応募を決めました。応募を決めて、大変な申請準備をしていくうちに、やりたいことがわかってくるんです。準備は本当に大変だけど、やり始めると、やりたいことが見つかります。」

3人の連携はとても見事で、必要な情報はすべて伝わりました。私たち教員が追加すべきことは一つもありませんでした。教員が運営するより、何倍も素晴らしい説明会でした。会を運営した3人は、先輩の助けが少ない中、自分で道を切り開いたパイオニアです。そんな3人が、これからチャレンジする人に、いつでも相談に乗ると言ってくれています。先輩という大きな財産を活用して、難関を目指してほしいものです。

何よりも、3人の言葉の輝きは素晴らしく、留学したことの喜びがまぶしいほど伝わってきました。きっと3人のエヴァンジェリストの言葉は、後輩たちの胸に響き、今年は10名の合格者へとつながっていくと信じられるような催しでした。

 

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