順天中学校・高等学校

本校の中等部の卒業生である澤田優蘭選手が　パリ　パラリンピック（走り幅跳び、ユニバーサルリレー）に出場することになりました。その壮行会が7/25に北区主催で開催されましたので、生徒達が参加し直接応援メッセージを伝え、寄せ書きの代わりに作成した応援動画をお渡しすることができました。
壮行会には澤田選手と澤田選手のガイドランナーである塩川氏、車いすラグビーの小川仁士選手も参加されており、それぞれの競技の見どころやパリに向けての意気込み等も聞くことができました。

澤田選手は、本校の中等部在学中に急速に視力が低下したため、高校からは盲学校に進学されました。ですが、その縁から卒業後も本校が力を入れている福祉活動の一環として、生徒に向けて講演や体験活動などに協力をいただいています。今年1月には、現中学３年生にワークショップを開催して頂きました。そこでは、アイマスクをした目の不自由な人役とガイド役に分かれて、『ペアの人に声を掛ける』、『椅子に案内をする』、『２つのお菓子の特徴を説明して選んでもらう』という体験をしました。生徒達は、目の不自由な方と接する時に気を付けること、声の掛け方、言葉を選び伝える大切さ、自分達の見ている世界だけが「当たり前」ではないことなどを学ぶ貴重な経験ができました。他にも、澤田選手を通して「パラスポーツ」、「パラリンピック」にも興味を持つきっかけにもなりました。

澤田選手は通算3度目のパラリンピックの出場となります。そこまでの道のりには、様々な困難があったと思います。ですが、あきらめずに努力し、出場の夢を実現させる姿に私達は勇気と感動をもらいました。パラリンピックの開催まで約1か月。ここから調整等もあり大変だと思いますが、学校を挙げて応援しています。日本の代表として出場する澤田選手、ガイドランナーの塩川氏と共にがんばってください！！