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グローバルウィーク・ダイジェスト2021 2日目(11/16実施分)
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2021/12/21

グローバルウィーク・ダイジェスト2021 2日目(11/16実施分)

2016年に、SGHの活動の一環として始まり、「立場を超えて互いに学びあう1週間」をスローガンに、それ以来毎年実施しているGlobal Week。昨年度は感染症の影響による休校期間があって、5日間連続の日程が取れず、変則的になってしまいましたが、今年度は以前通り11月15日(月)~11月19日(金)の1週間を通して実施しました。昨年やむを得ず始めたオンラインでのトピック(話題)も、遠隔地の方や、時間がタイトな方にもお話しいただける、有力な手段であることが実証されたので、今年も一部分のトピックで採用しています。

今回は11月16日(火)に行われた2日目のダイジェストを各トピックの運営担当者よりご報告致します。

◆トピックコード 201
 「実は使える数学【保護者企画】」
 お茶の水大学 理学部物理学科 教員 森川 雅博 先生 
 参加生徒数  生徒26名 報告者名 川本真一

 

1.トピック内容等
「実は使える数学」と題しているように、数学がどのように「使われているか」をテーマとした内容であった。話題提供者自身が物理学の中で数学を日々「使っている」立場からの視点で、高校の各教科と数学の関連を具体例を挙げて伝えるというものである。英語、倫理、家庭科など意外な科目との関わりについてのトピックに始まり、音楽の音階と対数の関係については、実際に音を鳴らして比較しながら、対数的に考えた場合とそうでない場合の違いを具体的に例示されていた。虚数単位iのi乗について触れるなど、一部高校で学ぶ範囲を超えての話題も出しながら、近い将来に出会う数学のトピックも織り交ぜ、参加した生徒の興味関心をくすぐる内容であった。

2.生徒の感想
・いろんな教科と数学を絡めての話しだった。
・一つ一つの教科を独立したものと考えず、色んな視点からその教科を見つめ、関係性を見いだせることに少し近づいた。
・数学はどの教科にも応用できて、無限に考えを導き出せる 。

◆トピックコード 202
 「虐殺はなぜ起きるのかージェノサイドの要因を考える」
 東京大学大学院総合文化研究科 助教 重松尚 先生

 参加生徒数 46 名  報告者名 田中秀長

 

1.トピック内容等
まず、ジェノサイドの定義を丁寧に解説。「大量~」と訳している日本のメディアに異論をとなえることで、より定義を明確に説明。次に、「スタンフォード監獄実験」と「ミルグラム実験」から、人間の特性を考えさせ、人を傷つける、人に対して攻撃するに至る心理状況を生徒達に問い、人が徐々に精神から、人としての感覚がずれ、遂に、実験中の全員が感覚を麻痺させてしまう状況を論じあった。そして、ジェノサイドの実例である、主にユダヤ人虐殺を中心(実際にはポーランド人他、同性愛者などもこの的となった)とした、「ホロコースト」について説明された。

特に印象的であったのが、実は、ヒトラーは具体的な指示は出しておらず、ヒトラーの望むであろうことと部下が拡大解釈し、実行に至ったという経緯は納得したくないが、人間の破壊本能を解いたフロイトの説を裏付けるものである。また、絶滅収容所の末端で活動している者は、単に作業として、淡々と行動し、ジグムント・バウマン曰く、近代の官僚主義(縦系統の指示で動き、そこには、行動の感情的良し悪しがない)が原因の1つであるという説に大いに納得せざるを得ないものを感じた。

2.生徒の感想
・初めは友達が参加すると言っていたものの中で面白そうかなと思っただけで正直すごく興味があったわけではなかったのですが、お話を聞いていて色々な側面から一つのことを見ていくのは楽しそうで自分でも調べてみたいと興味が湧いたのがいちばんの収穫です。調べてみたいと思い、参考資料を見るとおおまかな内容やそのなかで特に読みやすいものも書かれているのがありがたかったです。

◆トピックコード 203
「国際協力ってどんなことをするの?」
 昭和女子大学 国際学部 国際学科 准教授 米倉雪子 先生

 参加生徒数 11 名  報告者名 藤本正隆

 

1.トピック内容等
 今回は、国際協力について、「国際協力ってどんなことをするの?」 をテーマに、カンボジア農村で「ゆたかで幸福なコミュニティ活動」への協力について 講義が行われた。また、どのような国際協力がカンボジアの人々にとって本当に役立つかについて議論した。現地の人々が持続的に問題を解決することが必要であること。特に、現地の地域の人が主体になること、民主的な手続きにのっとること。、地域の良さ(資源・人・他)を活かすことが重要であることにふれた。

カンボジアではさまざまな農作物を栽培できるのに、農家の収入はなぜ少ないのだろうか? 良い栽培方法を知らないこと、水・資金不足に加えて、市場の野菜、農産物の多くは中国やベトナムからなどの安い輸入品で、地元農家の収入につながらないことが理由である。若者は出稼ぎに行き、農村には少ない、基礎教育を受ける機会が限られ、工場労働者の半分が小学校に通ったことがないか、卒業していない、といった解決が待たれる問題が多い。

農家が抱える問題の解決策はどのようなものだろうか。カンボジア政府が農家を支援する農業政策、また農業研修、技能研修、貿易政策、インフラの整備などが必要である。

ヤン・セン・コマ博士は1997年NGO・CEDAを創設し、海外から支援も得て、農家に 有機農業技術を指導した。現在、個人として技術指導を続け、日本の市民も協力。コマさんは政府の政策を変えるため、政策提言を行ない、民主化も目指し、草の根民主党を創設した。

結論として、カンボジア政府の政策変革と、NGOなど国際的な支援、また現地の地域の民主化が大事な取り組みだと言える。

(生徒の様子・発言)講義に対して真面目に真剣に参加していた。質問に対しても積極的に意見を述べていた。生徒からは、カンボジア政府の対応の遅さ、悪さについて改善すべきとの意見が出た。国民、農民においては多くの支援を受けて、自立できる工夫や努力の必要性を述べた。

2.生徒の感想
・国際協力とは何か。ただ寄付することだけが良いことではないということが分かった。
・自分自身の善意と相手のニーズがあってこそ成り立つことが分かった。
・カンボジア政府は機能していなく、都市と農村の貧困が広がっている。
・日本は恵まれていて、今の生活に感謝をしなければいけない。
・ニーズに合わせて支援をするべき。
・カンボジアなどの発展途上国において、効率が良く合理的な地域開発の方法を知れたこと。

◆トピックコード 204
「新しいクスリはどのように創られるのか(創薬化学について)」
 東邦大学 薬学部 准教授 氷川英正 先生

 参加生徒数 28 名 報告者名 堀内進

 

1.トピック内容等
薬は酵素などのタンパク質に結びついて、その働きを調節するものである。酵素に基質が結びついて、酵素が加水分解する際にできた物質により症状が出るのである。したがって、薬が酵素に結び付けば、酵素が働かずに症状が出ない。アンジオテンシン変換酵素の仕組みを説明した後に、創薬デザインの演習をした。

2.生徒の感想
自分が好きなアミノ基とカルボキシ基の結合が薬剤の開発に関わっていると今回のグローバルウィークで学習することができて興味が湧きました。生物と化学の融合で薬ができている話をたくさん聞けてとても良かったです!!!自分の将来学びたいことについても視野を広げて探してみようと思いました。

◆トピックコード 205    
「生命科学を変えた発見・発明、ものの見方・考え方」
 東京薬科大学 生命科学部 教授 井上英史 先生
 参加生徒数 14名   報告者名 平田嘉納子

 

1.トピック内容等
事前課題で「生命科学に大きな影響を与えた発明・発見、ものの見方・考え方」を調べてくることになっていて、生徒が提出した内容からの導入でした。GPS機能、コロナウイルスワクチン,RNAワクチン、免疫機能,PCR、クローン技術,再生医療、ゲノム編集、遺伝子組み換えなどがあげられました。生徒から提出された項目について共通点などを踏まえて解説をして頂きました。さらに、DNA二重らせんの発見より、生命科学は大きな発展を続けており、顕微鏡の発明・微生物の発見、病原微生物の発見、緑色蛍光たんぱく質の発見・応用、などなど、生命科学の領域に大きな影響を与えた発明・発見・ものの見方・考え方の変化が数多くあり私たちの日々の生活においてもその成果が欠かすことのできないものになっていることが伝えられました。

 最後に、生徒に向けての学びの目標として、アンテナの感度を高め、引き出しを増やし、それらを使いこなす。それらを健全かつ継続的に行うために頭と心を育てることが大切である。理系文系で分けて学習することはあまり良くない、あらゆる学びのチャンスを生かすべきであると締めくくられました。

2.生徒の感想
・オンラインが終わった直後の感想は、
女子生徒は「わかりやすく楽しかった」、男子生徒は「もっと深いところを話して欲しかった」という傾向でした。

◆トピックコード 206
「ドイツとサステナビリティ― ライフスタイル・文化・ことば」
 杏林大学 外国語学部  専任講師 田中 洋 先生

 参加生徒数 15名   報告者名 種村 毅

 

1. トピック内容等
 近代国家としてのドイツが成立するまでの簡単な歴史、ドイツで行われている環境対策、ドイツの有名な物事(クリスマスバザール、HARIBOの意味、ゲーテ…など)を紹介したうえで、受講生たちがもっているドイツのイメージについて意見を出し合って共有した。その上で、日本とドイツの比較を行った。

〈生徒の様子〉15分間程度の話し合いの場では、それぞれがよく発言していた。「ドイツに行ってみたい」「かわいい」などの発言があった。終了後は質問をする生徒の姿も見られた。

2.生徒の感想
・ドイツのことはほとんど知らなかったが、日本語化しているドイツ語があったり(「アルバイト」「カルテ」など)、HARIBOの名前の由来を知ることができたりして、ドイツに行ってみたいと思った。

◆トピックコード 207
「不確実な状況における人間の選択特性」
 東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 教授 朝倉暁生 先生

 参加生徒数 31名  報告者名 矢口雄翔

 

1. トピック内容等
  朝倉先生が用意してくださった数々の確率の問題例に対して、生徒たち1人1人が、自分ならどう見積もるか、どう行動するかを考えることを通して、その答えは単純な確率や期待値には依らないということを理解していきました。
 はじめの感染症の検査の例は、時事的に興味深い内容であり、事前課題にもなっていたモンティ・ホール問題やナンバーズの数字選択の例も、人間の行動に非合理さが伴うことがわかり、おもしろく聴くことができました。
 さらに、利益や損失に期待値が絡むとき、人間は期待値よりも状況を重んじるという例は非常に分かり易く、生徒たちの、なるほどという顔も多く見られました。これがノーベル経済学賞を受賞した研究結果だということも、このトピックに集まった生徒たちの関心を強く引いていたように感じました。
 今回のお話では、人間は非合理的な判断をするということへの理解が中心にありましたが、最後に、人間が直感的に判断する性向は、生存戦略として幾多の危機を乗り越えてきた人間のDNAに刷り込まれているのではないか、という投げ掛けをされ、この話題の深さに一層の興味を惹かれながらの終演となりました。

2.生徒の感想
・固定概念にとらわれやすいが意外なこともあり、確率に深く興味を持つことができた。
・実際の確率と主観的な確率が異なるため、確率を伴うリスク情報は正しく伝わりにくい。
・人間は常に合理的な行動をとれる訳ではないので、そういう人間の特性を理解しながらそれを日常生活やビジネスに繋げていくことが大切だと学んだ。
・例えばがん保険にはあまりお金をかけないのに対し火災保険には多くお金をかけるように起こる確率が高いものほど低く見積もられ、起こる確率が低いほど高く見積もられる。確率に伴うリスク状況は必ずしも受け手に正しく伝わるとは限らないこと。”

◆トピックコード 208
 「多様性について(LGBTQ)」
  NPO法人東京レインボープライド(共同代表理事)
  株式会社ニューキャンバス(代表取締役) 杉山文野 先生

 参加生徒数 23名  報告者名 松本遼

 

1. トピック内容等
前半は自己紹介を軸にLGBTQについての紹介、後半はLGBTQを知ることで当事者だけでなく、社会がどう変わっていくのかについてお話をしてくださった。センシティブな内容ではあったが、時には面白い自身の体験談やわかりやすい喩えを交え、飽きることのない60分の講演が終了した。生徒たちも時には声を上げて笑ったり、時には真剣にうなずきながら杉山先生のお話に耳を傾けていた。残り30分は質疑応答で、生徒からも積極的に質問が寄せられた。「どういう言動がLGBTQ当事者の友達を傷つけてしまう可能性があるのか?」「制服の在り方についてどう思うか?」「外国のLGBTQの意識は日本とどう違ったか?」「手術の時に何が怖かったか?」など色々な質問に対し、一つ一つ杉山さんがご丁寧に答えてくださった。時間終了後も複数名の生徒が個人的に質問をしていて、最終的には16:50の終了となった。非常に為になる時間を過ごすことができた。

2.生徒の感想
・性を男と女の箱に入れて区別するような社会ではなく、「多様性」というものを自分の中で考える良い機会になった。
・今まで、大半の人が歩むような人生をレールに例えて、その上をどのように進もうかろか、どのようにスピードを出していこうかとばかり考えていたけれど、いくらでも立ち止まって良いし、いつでも戻ってきていいという自分にとって安心していられるような場所を見つけられた気がした。

◆トピックコード 209    
「科学的根拠に基づいた スポーツ傷害(けが)の予防」
 帝京平成大学 講師 原田 長  先生 
 参加生徒数 37名 報告者名 増田三華

 

1. トピック内容等
[1]アスリートを支えるATとPTの職域、サポート範囲の違い
[2]スポーツ傷害(外傷・障害)予防の考え方を知る
   トリプルH(Heart,Head,Heat)、EAPとは?
[3]傷害発生状況を知る
   国内では傷害を解析したデータが少ないため、米国の高校のデータを確認し、本校のデータを比較した。
[4]傷害の原因・メカニズムを知る
   学年/性別、体育/部活の比較など、集団や部位、状況別に解析し、障害が起こる要因(=発生機転)を順天の5年間の傷病発生状況を用いて分析した。部位と傷病の種類、状況から分析すると、各部位の傷害について、どのような方法でアプローチをすればリスクが減るかが見えてくる。ケガを予防するために有効な分析と出力方法を知ることができた。
[5]傷害予防プログラムの実践
  発生件数の多い/重症度の高い障害を予防するための、筋出力、姿勢保持・バランスを強化するエクササイズを実施した。
  ・左右の足関節のバランス能力チェック→筋出力トレーニング→踏ん張る能力の前後比較
  ・筋出力の調整をするペアトレーニングと、セルフトレーニング

大学の学生さんに来校いただき、大学や海外留学などについての進路相談に対し、情報や助言を頂いた。

※生徒の様子:組織のセンサーや足関節の筋出力調整の演習も積極的に取り組み、身体感覚を通して実感できたようであった。原田先生に本校のケガの状況を分析の上、わかりやすくご提示いただき、より身近なこととして認識できたように思う。

2.生徒の感想
・スポーツにおいてどの怪我が多いのかわかりました。捻挫の予防について実践できたのでよかったです。
・自分は捻挫しやすいとわかった。部活のときは気をつけてプレーしようと思う
・私の将来の夢はスポーツトレーナーなので、スポーツに関するトレーナーのことや、理学療法士のことを聞けてすごくためになりました。また自分から大学生に話を聞き、大学の雰囲気を聞くことや大学生の進路などをしっかりと聞くことができてとてもよかったです!

◆トピックコード 210
 「Can Japan reach the 2030 goal of having 30% of women in a management role?」
   杏林大学 外国語学部 教授
坂本ロビン 先生
 参加生徒数 5名  報告者名  JUDE, Ryan

 

1. トピック内容等
日本では女性の管理職が少なすぎるという問題があります。坂本先生はまず、皆さんの幼稚園の頃になりたかった職業について聞いて、その夢の重要性を説明しました。今の日本の女性は、将来直面するかもしれない障害を越えるために、仕事を好きになることが重要です。男性に比べて女性は自分の成績に自信がないことや、社会では成功した女性が嫌われること(名前以外で履歴書が同じという調査では、圧倒的に男性的な名前の候補者が好まれた)など、社会が生み出した現象が取り上げられました。続いて坂本先生は、自信をつけ、夢を実現するために正しい選択と優先順位をつけることの大切さを改めて強調し、仕事のモチベーションを高めるためには、「かっこいい」と思えるロールモデルが大切だと話しました。また、ウーマノミクスの先駆者であるキャシー・松井氏の著書『女性社員の育て方、教えます』を紹介し、女性が仕事をあきらめずに働き続けることを奨励しました。

ワークショップが英語で行われていたにもかかわらず、参加者は、坂本先生と話す機会が多く、グラフを見ながら、その説明に聞き入っていました。最初に全員が自己紹介をした後、ワークショップの様々な場面で一人ずつ質問に答えたり、坂本先生とディスカッションをしたりしました。最後には参加者からの質問もあり、すべてが終了しました。

2.生徒の感想
・夢をつかむためには必ずできると信じること。
・It was a very good insight into struggles for women in the workplace and how to pursue your dreams. Getting advice on setting goals and making wise decisions in our lives.
・日本は全然平等ではないなと思った。

◆トピックコード 211
 「「ものつくりはおもしろい」~身近な分子の模型を組み立てよう~」
  東京農業大学 食料環境経済学科 消費行動研究室、助教 松島芳隆 先生

  参加生徒数 20名  報告者名 奥沢怜央

 

1. トピック内容等
身近な物質や青酸カリ・フグ毒の説明をプロローグとして、化学物質の説明を行った。天然由来の物質、人工的に作り出した物質の紹介。藍染めの藍成分や殺虫剤、医薬品と有機化学の関係性。事前課題で生徒が提出した、人工甘味料のアセスルファムK、アスパルテーム、イソフラボン、イチゴの香料やトマトの色素「リコペン」・尿素の紹介。高校化学分野の中の有機化学の学習に近い。

分子模型を用いて、メタンやプロパンを模型で作成。ブタンとイソブタンの関係(異性体)説明。ビールの成分、エタノールを模型で作成。有機物は原子の種類は少ないが、異性体があるので種類が多くなる。アラニンの分子模型を用いた光学異性体の説明。各生徒が模型を用いて活動したので、反応も良く、興味深く受講していた。

その後、農芸化学分野の複雑な物質(ジベレリンやビタミン、除虫菊や農薬・香料やフェロモンなど)の紹介を行った。大学の化学分野の内容であったが、生徒たちは一生懸命受講していた。

2.生徒の感想
・物質の構造式に興味があるので、ぜひ理系に進み、有機化学を積極的に勉強したい。鏡像異性体について、d体とl体で大きく性質が変わることが面白かった。

◆トピックコード 212    
 「その薬、ちゃんと正しく使えていますか?-医薬品の適正使用について考えてみよう-」
 日本薬科大学 薬学部 准教授
栗田拓朗 先生
 参加生徒数 19名  報告者名  小川奈緒子

 

1. トピック内容等
・医薬品の不正使用とは
・医薬品を購入する際に医療関係者に相談をするか
・健康情報を得るときにどのような手段を利用するか
・医薬品副作用被害救済制度について

※生徒の発言内容等:医薬品を購入するときにドラッグストアで購入するか、それとも医療機関で処方してもらうかという質問に対し、アレルギーを持っていると薬が合う合わないの自己判断ができないという観点から医療機関で処方してもらうという回答があった。一方ドラッグストアで購入したという生徒は、医薬品を購入することをそこまで大事だとは思っておらず、特に誰かに相談するということはなく購入するという。

健康情報を得る手段としてどのようなものを用いるかという質問に対し、インターネットと回答した生徒が過半数であった。今問題視されているのは医薬品の不正使用のほか、医薬品について相談するにあたって医療関係者に聞くのではなく、家族や友人、ネットを利用し本当か嘘かわからない情報を得てそれを信じている人が多いということであった。実際に生徒の中でも医薬品を購入するときに医療関係者に相談をすることはないという意見が過半数であったが、手軽に医療関係者とつながることができるルーツが開発されればそれを利用するという意見が多かった。

※生徒の様子:静かに話を聞いており、先生の質問に対しては当てられたら答えるといった様子だった。

2.生徒の感想
・正しくない薬の使い方をした場合にからだに悪影響を及ぼしても補償は適用されないということから、ネットにある情報に簡単に騙されないようにしようと思ったこと。
・薬を間違った方法で使用した場合に起こり得る症状や正しい薬の使用方法、また薬物乱用の定義など細かいことをたくさん知ることができた。
・将来なりたい職業に近い職業の方のお話を聞くことができて良かったです。将来私たちの世代が白衣をきることになったとき耳を傾けたりすることが必要になっていくのではないかと思いました。薬のことだけでなく、仕事のことまで聞けて勉強になりました。
・普段ドラッグストアでシャッターがかかっている棚が現れる時がありますが、その時は薬剤師が休憩中やその日に働いていない場合ということを聞いて、そうなんだと納得しました。

◆トピックコード 213
 「福田理軒」
 学校法人順天学園 理事長 
渡辺孝藏 先生
 参加生徒数 10名  報告者名  海老原賢宏

 

1. トピック内容等
暦と福田理軒先生との関係を、理軒館と体育館の展示写真を参考にしながら解説していただいた。天保の飢饉という困難な状況下においても、学ぶ意思や欲求を持ち続け、10代で塾を立ち上げた業績の経緯を、パワーポイントとレジュメにて詳細に説明された。その足跡の偉大さに、教員・生徒とも改めて感銘を受けた。保護者の方も、ペリー来航の際の黒船計測のエピソードや、明治政府に請われ仕官した事実、そして、理軒先生と子息の活躍などに対して、深く知ることができたとおっしゃっていた。天文学・数学に対して並々ならぬ努力を続けた創立者であり、その姿を浮き彫りにすべく『順天一九〇年史』を書かれている理事長先生の姿勢に、生徒たちも学問に携わる身として啓発され、今後の過ごし方にも影響を受けたようである。この点においても非常に楽しみだと感じる講義であった。次年度にも継続するテーマ内容であり、報告者自身も暦に対する研鑽を積みたいと考える。

2.生徒の感想
・暦と福田理軒先生の関係性が分かってよかった。天保の飢饉という大変な状況のなかで、若い福田理軒先生が塾を作ろうとした熱意を知れて、尊敬の念が沸いてきた。そんな学校で学んでいることを誇らしく感じた。

◆トピックコード 214
 「難民について学び、高校生ができる難民支援を考えるワークショップ」
 AAR Japan(難民を助ける会) 

 参加生徒数 13名 報告者名  藤井健太

 

1. トピック内容等
内容は前半、難民についての一般的な情報と、現場でしか知ることのできない難民支援の実情に関する講義が行われた。後半はその知識を利用して、英語クラスの生徒たちがファシリテーターとなり、ザンビアを例としてワークショップを行った。難民になりきって、その状況を想像しニーズを考えていくワークショップから始まり、そこから自分たち高校生ができることで難民支援にアプローチできないかを模索していった。そのアイデアに対して実務を行う立場から職員の方々にフィードバックをいただき、今後の活動へのヒントを得ることができた。

2.生徒の感想
・今回、ザンビアのアンゴラ元難民について知ることが出来ました。元難民の人々は居住地区を貰ったものの、何も無い未開拓地区で、もともと住んでた居住地のようなところではなく、その人たちは難民とはまた条件が違い、衛生面、衣食住のうちの住が極端に失われていたため、感染症が流行り、打開が難しいほどの医療レベルの欠如が見られました。その他にも未開拓地だからこそ教育レベル、学校などの施設が欠如してしまっていることを理解することが出来ました。
・これから私たちが行っていくことに今回の話題が必ず結びつくので、安易に支援をするのではなく、その支援地域のニーズに合うもの、やり方で進めていきたいと思いました。

 

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