お知らせ

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Harvard Prize Book 2020-21を授与しました
Harvard Prize Bookは、高等部2年の優秀生徒で、国際的な問題に関心を持ち、ハーバード大学も含む海外大学進学も視野に入れている生徒に毎年3学期の終業式で授与されるものです。世界で約2000校の高校がこのプログラムに参加していますが、順天高等学校は2014-5年度から日本では7番目に参加した学校です。
今年度は5名の高等部2年生が過去の実績と将来の夢を掲げて挑戦し、選考に臨みました。その結果英語選抜類型の小川紗慧さんが受賞者に決まり、本日終業式で表彰しました。受賞者には2冊の本とハーバードクラブジャパンの会長からの手紙を渡しました。手紙の内容は次のリンクから見られます。
紗慧さんは、2019年(高1)に、トビタテ留学JAPANの選考に合格して、Projects Abroadの企画するカンボジア教育支援ボランティアツアーに参加、それ以来継続してカンボジア教育支援活動を続けています。
カンボジア教育支援に取り組むJCEs(Japan Cambodia Education Support)を主催し、筑波大学シンポジウム、チャーチル杯全日本高校英語弁論大会(東日本6位)などで主張を広く発信するほか、順天高校が主催するGlobal Weekに、大学の教員等と並んで話題提供者として参加し、90分のワークショップを運営しました。また、教育支援のためのクラウドファンディングを主催し、4日間で10万円の資金を集め、支援活動に役立てました。
将来は、途上国の教育学を学び海外留学もして知見を広めたいと考えています。
バトン部に所属し、関東大会で1位の成績を収めています。
受賞スピーチで、紗慧さんはチャレンジし続けることの大切さを生徒に訴えました。授賞式でのスピーチは中学生のために日本語で行いましたが、別に英語によるスピーチを録画して生徒に配信しています。英語版の受賞スピーチは下記のリンクでご覧いただけます。
例年は、ハーバード大学同窓会日本支部からプレゼンターを派遣していただいてプライズブックを授与していますが、感染症の影響で、今年は、受賞者に向けてのお祝いの言葉をビデオメッセージでいただきました。メッセージをくださったのは、以前からプレゼンターを務めてくださっているRachel Lengさんです。LengさんはDuke大学を卒業後ハーバード大学の大学院で学んでいます。2013年にはミスシンガポールのタイトルを獲得しています。現在は東京のビジネスコンサルティング兼メディア制作会社の取締役COOとして、企業執行とストラテジーを行う一方、国際的なスピーカーであり、複数の賞を受賞したエッセイストとしても活躍しています。
ビデオメッセージは次のリンクからご覧いただけます。
授賞式後、受賞者と4人の最終候補者が、今までの活動や将来の進路や夢についてLengさんにオンラインで報告し、励ましやアドバイスをいただきました。
Lengさんが、中国やシンガポール、アメリカで複数の大学で学んだ経験をお話しくださり、順天の生徒はアジアの学生がアメリカで学ぶ意味を知ることができました。なんとなく他人事のように思っていたアメリカの大学への進学が、少し現実味を帯びて感じられたのであったら何よりです。

受賞者と、最終選考に臨んだ候補者4人がオンラインインタビューを受けました