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お知らせ

高2学習成果発表会で海外研修報告
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お知らせ

高2学習成果発表会で海外研修報告

11月9日(木)の学習成果発表会で、高校2年生は各コースごとに海外研修の報告を行いました。各コースともに特色のある発表で、自分たちが撮影した写真もたくさん使い、現地での活動を報告してくれました。その一部をご紹介いたします。

 

 ブリスベンコースは、大学での実験を紹介してくれました。ただ反応を見たり結果を求めたりするだけの実験ではない、犯罪科学実験が最も印象に残ったということでした。犯罪の捜査を想定し、シナリオをもとに実験を行って犯人を見つける、ストーリー仕立ての実験。何だか面白そうで、やってみたくなります。

次は、タイコースです。タイコースは、代表者2名がそれぞれの研究テーマを踏まえて、海外研修を通して学んだことを発表しました。2組の潟中さんは、「支援」によるミスマッチをなくすにはどうすればいいのかということについて、1組の荒谷さんは、デング熱対策について、それぞれ事前に準備した問いに対して非常に詳しく調査できたようす。現地調査の結果、今後さらに研究しなければならないこともあるようです。どのような論文が完成するのか楽しみです。

 

 台湾コースは、海外研修全体の流れを紹介してから、代表者が課題研究についての発表をしました。台湾研修旅行では、「民族」「文化」「歴史」について、現地の高校生や大学生との文化交流を通して深い学びが得られたようです。また、課題研究では「台湾の朝食」について調査し、台湾では朝食を外食で済ませるのが一般的だという事実を知り、文化の違いが浮き彫りになったようでした。

 シドニーコースは、非常にエンターテイメント性の高い発表をしてくれました。冒頭でコントを交えた演出をしたり、現地で見知ったことをクイズ形式で問いかけたり、上手に盛り上げて聴衆の心をばっちり掴んだプレゼンテーションでした。現地では、学校交流の際によさこいやけん玉、あやとりといった日本の文化を伝えることもできたそうです。この表現力ならば、きっと言語の壁を越えて伝えられたことでしょう。

 

 カナダコースは、カナダのビクトリアでの生活を報告してくれました。都会で暮らす生徒たちにとって、ビクトリアの壮大な自然の中での暮らしは新鮮だったようで、そこで毎日現地校に通い、ホストファミリーと長い時間を過ごしました。家族以外の人と、それも英語を使って生活するのは大変なことも多々あったようで、語学研修を有意義なものにするためにはどうすればいいのか、自分たちで調査や考察をしてまとめてくれました。語学研修を成功させるためには、語学力だけではなく、積極的にコミュニケーションを取ろうとする力が不可欠であるという結論を出し、これから海外研修に参加する後輩たちにとって貴重な内容だったことでしょう。

 最後はニュージーランドコースです。ニュージーランドコースも、毎日現地校で授業を受講しました。体育や家庭かといった実技の授業にも参加し、ニュージーランド独自の文化であるマオリの文化を学んだり、ファーム体験で羊の世話をしたり、たくさんのアクティビティを経験しました。また、現地の方々に日本の料理をふるまったグループもあったようで、異文化を学ぶだけでなく伝えることもできたようです。発表をしてくれたグループは、「日本とニュージーランドの食事マナー」という研究テーマで調査もしてきて、「食事マナー」における違いや文化を超えて共通する不快なふるまいについてもプレゼンテーションをしてくれました。日本は自分のマナーを気にする傾向があり、逆にニュージーランドでは他人のマナーを気にする傾向があるようです。

 高校2年生ともなると、プレゼンテーションの技術も上達し、スライド作りも皆工夫を凝らしていて上手でした。学んできたことをただ伝えるだけではなく、後輩たちにとって参考になる発表も多く、次年度以降の海外研修に活きるだろうと思います。

 

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