お知らせ

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学習院大学・元田教授による高2講演「異文化とどう向き合うのか~事前調査に向けて~」
4月25日(土)、この夏に海外や国内の研修旅行に行く高校2年生に対し、学習院大学法学部政治学科の元田結花教授から『異文化とどう向き合うのか?~実前調査に向けて~』という題で講演をしていただきました。
「世界の人口の約80%が途上国の人々」ということを意識して『開発学(development studies)』を研究領域にしている元田教授ご自身が、アメリカやカナダ、タイ、インドネシア、カンボジア、イギリス、ウガンダ、北海道の富良野などでの留学や研究生活をしておられて、豊富な海外体験に基づく講演となりました。
元田教授は、事前活動として ①現地で何を調べてくるのか、何を疑問に思っているのかを明らかにしておくこと ②現時点で分かっていることと分かっていないことの整理をしておくことが大切であると、『事前準備』の大切さを何度も強調されました。
そして、現地においては多くの対象の人たちに明確で適切な表現でインタビューを実施し、資料収集を積極的にすることで、日本で入手できない情報を集めて五感のすべてを通じて対象を『知る』機会を作り、さらなる探究に繋げていくようにと促されていました。
講演を通して、研修旅行はもちろん単なる物見遊山ではないこと。海外や国内の各フィールドに行くにあたってはしっかりとした事前準備を行い、それぞれの文化を理解してどう向き合うのかを考え、現地で積極的に行動することが必要だと認識した生徒が多かったようです。