お知らせ
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Sクラス3年生2チームが筑波大学論文コンテストで最高賞「科学の芽賞」と「努力賞」を受賞
筑波大学主催の論文コンテストである科学の芽賞において、本校高校3年の内藤醍希君が第19回の最高賞である「科学の芽賞」に選ばれました。また、高校3年の崔湘若さん、佐々木臨果さん、千葉祐奈さんのグループが科学の芽「努力賞」を受賞しました。
科学の芽賞は、ノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎博士の功績を称え、それを若い世代に伝えるとともに、自然科学への関心と芽を育てることを目的としたものです。小学校、中学校、高等学校の3部門に分かれた同賞では、今年度高校部門に262篇の論文応募があり、そのうちの2篇が「科学の芽賞」に選ばれました。また3篇が「奨励賞」、19篇が「努力賞」を受賞しました。
内藤君の研究「日焼け止め成分ベンゾフェノンが淡水域生態系に及ぼしうる深刻な影響」に対して、審査員の方々からは「身近な物質と環境問題を関連付けたテーマがわかりやすい。ベンゾフェノンは淡水域に比較的高濃度で残留している一方、生態系への影響に関する報告がないため本作品は意義深い。参考文献数が多く、実験や解析も的確である。ベンゾフェノンが淡水域生態系の特に夏季の生産量を減少させているという考察、興味深くまた危機感を覚えた。環境中のベンゾフェノンの除去方法の開発は、今後に期待である。」と講評を頂きました。
この言葉を励みに、今後も科学の道を歩んでほしいと思います。
なお科学の芽賞受賞作品は『もっと知りたい!「科学の芽」の世界 PART10』に掲載予定です。