Sクラスの2チームが高校環境化学賞 最優秀賞と優秀賞を受賞しました。
2024年7月3日、広島で行われた高校環境化学賞最終審査会にて、本校の高3理数選抜類型の内藤醍希君が最優秀賞を受賞し、同じく高3理数選抜類型の崔湘若さん、佐々木臨果さん、千葉祐奈さんのグループが優秀賞を受賞しました。
高校環境化学賞は、高校生の環境保全につながる研究活動を表彰するもので、まず研究論文による審査が行われます。最終審査会には全国から上位8チームが招待され、ポスタープレゼンテーションで最終的な順位が決まります。崔湘若さん、佐々木臨果さん、千葉祐奈さんのグループの「アルギン酸カルシウムゲルを用いた植物の栽培」が優秀賞に選ばれ、内藤君の「日焼け止め成分ベンゾフェノンが淡水域生態系に及ぼしうる深刻な影響」が最優秀賞に選ばれました。どちらの研究もデータを複数回取って統計解析を行っている点が「科学的に検証されている」と高く評価していただきました。最優秀賞の論文は環境化学会の学会誌「環境化学」に掲載していただけるとのことで、非常に名誉なことです。
最終審査会は第3回環境化学物質合同大会という研究者が集まる学会の中で行われ、学会に参加している研究者の方々が多くポスターを見に来てくださり、たくさんの質問やアドバイスをいただきました。普段の研究発表会は高校生が多く集まって行われるため、質問も高校生からが主ですが、今回は研究者からの鋭い質問や的確なアドバイスがあり、生徒たちは感動していました。賞をいただいたことはもちろん嬉しいことですが、こうして研究に対するアドバイスをいただき、後輩たちの次の研究に活かせることが何よりありがたく思います。
印刷屋さんで印刷したピカピカのポスターで発表する生徒たちは、最初はかなり緊張していましたが、次第に研究者の方々の温かい助言に感動していました。貴重な機会を与えてくださった環境化学物質合同大会の関係者の皆様に深く感謝いたします。